「一帯一路」構想
巨龍中国 一帯一路 〜“西へ” 14億人の奔流〜 (追加) 2017年10月14日 NHKスペシャル
かつて、東西の文明を結ぶ交易路として栄えたシルクロードが今、新たな形でよみがえろうとしている。中国が掲げる巨大な経済圏構想「一帯一路」。
陸と海の2つの貿易ルートでインフラを整備し、投資や貿易を活発化させてユーラシア大陸に巨大経済圏を作る、壮大な国家プロジェクトだ。その象徴が、中国政府の主導で整備されている、中国とヨーロッパを結ぶ大陸横断鉄道。
番組では、その沿線にある3つの“ホットスポット”に密着する。中国のエネルギーや食糧を支えるカザフスタン。中国製品の新たな市場となっているポーランド。そして、中国が急接近するEUの盟主ドイツ。「一帯一路」の旗印の下、西へ西へと進出していく中国人たちの姿から、ダイナミックに拡大していくシルクロード経済圏の実像に迫る。
ユーラシア大陸の中央部を貫く鉄道輸送のコストは海路の3分の1、航空便の8分の1だ。
ドイツ連邦統計庁のデータによると、昨年の同国最大の貿易相手国に中国が浮上した。前年、最大の貿易相手国だった米国は3位に転落した。
ドイツの産業用ロボット大手クーカは今年、広東省の大手家電メーカー、美的集団に45億ユーロで買収された。
ドイツでは今後も、中国企業による買収が増えるという警戒感が出ている。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171014
中国金融大動脈――AIIBと一帯一路 2015年4月16日 Yahoo!ニュース
14日のCCTVは「一帯一路建設は資金の融通性と切り離すことができない」として、「中国金融大動脈」というタイトルで、「一帯一路」という中国の国家戦略は、AIIBという国際金融融資組織があってこそ真の大動脈となり得ることを強調した。
一帯一路沿線上の主要国のうち、人民元決済を望んでいる国の割合は60%で、中でもイギリスでは86%の企業が人民元取引を望んでいるという。
さまざまな形における多くの金融機関の協力は、一帯一路の資金融通の橋梁となり、将来的にはAIIBの始動が、中国金融の大動脈となっていくであろうと、番組は結んでいる。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20150416-00044853/
プライムニュース 「中国元の国際戦略 巨大通貨の見る夢は… どうなる?円の存在感」 2015年10月22日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】山本有二(元内閣府特命担当相 自由民主党衆議院議員)、浜矩子(同志社大学大学院ビジネス研究科教授)、柯隆(富士通総研主席研究員)
今週、イギリスを訪問中の中国・習近平国家主席。ロンドンでの「人民元建て国債」の発行などが協議される見通しで、AIIB設立から繋がる中国の国際通貨戦略を、世界有数の金融センターが後押しする恰好となるのかが注目される。
直近のデータでは、国際的な決済通貨のシェアで既に日本円を抜いて、世界第4位に躍り出ている人民元。しかし、その価値を支えるため、今夏、実に27兆円にのぼる大規模介入が行われたとの推計を米当局が発表するなど、市場運用の不透明さも改めて指摘される。7%割れの背景、中国の経済統計に対する信憑性について聞く。
柯隆、「中国のマクロ経済統計の指標への信憑性を議論しないという前提で言うならば、第1四半期と第2四半期いずれも7%、成長率目標の7%と全く同じ数字だったのでまた7%の数字を出してしまったらマーケットがなめられる。6.9%の意味合いというのは少し減速していることを認めつつもコントロール可能な範囲だと国内外に安心してもらうという中国政府のメッセージだ」
中国統計、人民元切り下げに中国が介入した背景、27兆円買い支えたという情報について聞く。
柯隆、「名目GDPの伸び率が出てきて実質化しないといけない。物価の伸び率でどう調整するかというと、物価の上昇率の高い食品を抑えていけばCPI(消費者物価指数)が低くなる。不動産バブルが起きているので住居費も抑えられる」
中国において通貨危機が起きる可能性について聞く。
柯隆、「中国は3兆、4兆ドルの外貨準備があると言われるが帳簿上はあるが金庫にはない。米国の国債を買っているだけ、ギリシャの国債を握っているだけで自由に使える金がない。支払いリスクが出た時に払えないので早く止めなくてはいけない」
山本有二、「人民銀行にあるお金を政府がトラックに入れて運んだりすることができる国なのか。チップの社会だとその分がアンダーグラウンドになる可能性がある。中国市民はアンダーグラウンドが大きいことによって豊かになっているのか、悲しいことになっているのか」
浜矩子、「闇から闇へという話。中国経済というのは地下経済、アンダーグラウンドエコノミーが相当に大きい。どうやって信憑性をもたせるか。闇の部分と表に出ている部分とをいかに収れんさせるかというところが今ものすごく問われてきている」
中国側の狙い、英国にインフラを輸出する時に人民元が国際化していなくてはいけない理由について聞く。
柯隆、「中国が1つ警戒しているのがTPPの包囲網があって、その前に中国はAIIBをつくった。もう1つは中国国内の経済が落ち込んでいるがために外需を拡大する」
中国はロンドンに対しての特別な思いについて聞く。
山本有二、「中国国債を発行する時に、外国に売る時に株とセットで売るという規制がかかっている。ロンドン市場で自由に誰が買ってもいいというマーケットに中国国債が出てくるのかという疑問がある」
柯隆、「中国は将来、人民元を国際化する時に資本輸出能力が必要。枠組みだけとりあえず作って人民元が外へ出ていけるようなインフラ道路だけ整備をして資本輸出能力を少しずつ高めていく」
国際的な決済通貨のシェア (%)
2013年8月:1位・米ドル(37.94)、2位・ユーロ(36.48)、3位・ポンド(8.19)、4位・円(2.34)、・・・12位・人民元(0.84)
2015年8月:1位・米ドル(44.82)、2位・ユーロ(27.20)、3位・ポンド(8.45)、4位・人民元(2.79)、5位・円(2.76)
人民元の位置をどう見るか。
AIIB、シルクロード構想などは人民元で決済するのが前提か。
柯隆、「今のところ人民元は基軸通貨になれない。人民元の国際貿易において決済通貨のウエイトを上げていく目的は、ドルが大きなウエイトを占めているのでドルが急変した時に為替リスクを負う。中国と国境を接しているロシアとかモンゴルとかベトナムなど国々が人民元で値段を決めて人民元の周辺国化を進める。もう1つは東南アジアなどで人民元の域内化を進める。AIIBはドル建てだが、将来は人民元にしたい。円は90年代ずっと外為審議会で国際化を議論したが国際化できなかった」
浜矩子、「国際決済通貨に占める数字が意味しているのは足の長さ。足の長さに伴う責任がある。人民元はようやく足が伸びてきた。当時西ドイツは西ドイツマルクが信用されていたが、責任をとらなかった。人民元がもっと足を伸ばしたいなら相応な責任を持たないといけない」
ODA、円借款などで東南アジアの国に支援しインフラが整ってテイクオフできる感じになった時にどういう経済協力、政策があればよかったのか。
山本有二、「知的財産、TPPで話があるように2国間協議で関税撤廃のような話があれば話は違っていたのではないか」
浜矩子、「なぜシェアが上がっていくのかは誰もが持ちたいと思う通貨で資産価値があると思ってもらうか。円もかつては信頼性があったがそのチャンスを生かせなかった」
柯隆、「人民元の国際化のメリットを享受したい気持ちがある。人民元は中国以外で流通しなければいけないので金融政策が取りにくくなる。米国が経験したダラーライゼーションを中国も経験することになるが中国はまだその準備ができていない。中国国内の金融制度改革、国有銀行民営化、国内金融市場整備が説明責任を果たしていかないと信任を得られない」
中国の国と地方の借金を合わせて2500兆円、GDPの228%が本当ならば中国の経済はどのような状態なのか。
柯隆、「十分には取り組んでいない。金利と為替レートは通貨の裏表だ。金利が十分に自由化されていない。中国の債務問題、中央政府の債務残高はそれほど大きくない。マッキンゼーが推計したのは国債というカテゴリーではなく公債」
浜矩子、「自然体で回っている状況で経済活動レベルではないところに現実の数字を押し上げようとしその分を地方に押し付ける。無理が限界に来ているので焦り、外に向かってのパフォーマンスを派手にする。失われていく信任を外面をよく見せることでつなごうとしている」
【提言】 「かくあるべし・通貨と国際経済の秩序」
山本有二 「市民生活向上」
通貨も貿易もすべて市民生活が向上すると正常化されていく。中国が1つのマーケット、EUのようにアジアが協力するにも一人一人のアジア人が市民生活向上が条件になる。それがG20の意義ではないか」
浜矩子 「無極時代のささえ合い」
誰かがわれこそは基軸通貨であるとか極になれる時代ではない。突出した強さの無い物同士が支えあっていくのが今日の経済関係だ」
柯隆 「人民元経済圏」
本当ならアジア経済圏の形成だが、今の日中関係を考えとりあえず頑張ろうとしているのが人民元の経済圏の形成だ。東アジアを軸にして経済圏を形成していくと考えている」
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151022_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151022_1
インドネシア高速鉄道が中国案を採用、日本の新幹線は却下…海外の反応 2015/9/30
日本と中国が受注を競っていたインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画に関して、インドネシア政府は2015年9月29日、中国案を採用する旨を日本政府に伝えました。
http://wonderlaboratory.com/indonesia-railway-china/
未来世紀ジパング 「池上彰SP!知られざる注目国・第3弾 奇跡の復活 エチオピア」 2015年8月17日 テレビ東京
【司会】シェリー、秋元玲奈 【沸騰ナビゲーター】池上彰(ジャーナリスト) 【ゲスト】坂下千里子、パックン、鈴木ちなみ
急成長するエチオピアで、東アフリカ初となる高速道路や高速鉄道など大規模インフラ建設の攻勢をかけるのが中国。日本VS中国は新たな戦いに突入。日本が目指すべき未来を、池上彰が解き明かす。
●中国の世界戦略がここに・・・巨大インフラ投資の隠された戦略とは!?
アフリカの首都と呼ばれるエチオピア。その理由がアフリカ大陸54の国と地域が加盟するアフリカ連合本部だ。実は中国政府が本部ビル約150億円を、全額無償投資して建設したのだ。
エチオピアでは今、中国企業による巨大なインフラ建設が加速。全ての現場で目にしたのは投資先の中国の、アフリカ戦略の核となる金融機関「中国輸出入銀行」。
中国政府が100%出資している。実はニュースでも話題となっている中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)の先行モデルと言われ、エチオピアで広く展開。これまで批判を浴びてきた「現地に金も雇用も生まない」“中国式”が変貌していた。
中国が建設していたジブチの首都ジブチ市区間のレール敷設工事が今年6月に完成した。ジブチの港とエチオピアの首都アディスアベバを結ぶ全長766キロの国際鉄道のレール敷設工事が全面完成したのだ。
「中国の夢」の実現をめざし、軍事強国化を進めながら、「一帯一路(新シルクロード構想)」が着々と進んでいる。
中国の新たな世界戦略 一帯一路に、日本はどう挑むのか。
シェリー、「日本は中国に勝てるのでしょうか?」
池上彰、「中国がエチオピアでインフラを整備している。中国が日本のために造ってくれている、と逆転の発想をしたらどうか。道路ができたら自動車が必要になる。物流ネットワークを日本が作ればいい。日本が東南アジアでつくっているものを、海のシルクロードを使い、ここに持ってくればいい。中国が日本のためにインフラ整備してくれているという発想が、これからは必要」
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20150817/
池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル」 2015年5月2日 テレビ朝日
【ニュース解説】池上彰 【進行】宇賀なつみ 【ゲスト】片岡鶴太郎、北斗晶、室井佑月、塚地武雅、その他
今知っておくべきニュースを池上彰が基礎から解説します!
【AIIBを分かりやすく解説 人民元の基軸通貨が狙い】
中国が主導し、今話が進められている、アジアインフラ投資銀行(AIIB)。
世界の国々は今、中国が起こすインフラ・バブルの波に乗ろうと、AIIBへの参加を表明している。取り残されたのは、強い拒否感を示すアメリカと、アメリカの顔色をうかがう日本。
途上国にとっては、スピードこそ最も大事なポイントで、早く完成させるためには、資金がのどから手が出るほど欲しいのが実情。
その先には、中国がドルに代わって「人民元」を基軸通貨にしたいという思惑が見え隠れする。
http://www.tv-asahi.co.jp/ikegami-news/
プライムニュース 「アジア・アフリカ会議 安倍演説の発信と反応 日中首脳の“会談”は」 2015年4月22日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】小野寺五典(自由民主党政務調査会長代理 元防衛相 衆議院議員)、天児慧(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
安倍首相は22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)で演説を行う。
「戦後70年」への想いを、どういった形で盛り込むのか。短時間の演説ではあるが、夏の“安倍談話”に向けての試金石として各国が注視している。
また、同じく会議に出席する中国の習近平国家主席との接触がどういう形・内容のものになるのかも予断を許さない。
小野寺、「中国はアジアやアフリカの独裁者が喜ぶものにどんとお金を出してきた。日本はその国の国民が豊かになるものに援助してきた」
天児、「中国がAIIBを設立したことで国際的金融機関で主導権を握りたいということはあるが、彼らは透明性という問題を非常に気にしている。それをつくるためには将来的に日本、アメリカを取り込みたいのだ」
提言 「国際社会に向けた日本の発信力を高める為に」
天児 「戦略的政経分離政策に踏み込め」
台湾もオーストラリアも中国とは政経分離でやっている。日本も政治にこだわらず経済で結びつきを強めるべきだ。
小野寺 「平和国家70年」
日本は戦後70年間、平和国家で貢献してきた。このことを戦略的に発信することだ。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150422_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150422_1
プライムニュース 「中国着々アジア投資銀 日米見送りと欧州思惑 IMF元幹部の評価は」 2015年4月14日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】加藤隆俊(元IMF副専務理事 国際金融情報センター理事長)、津上俊哉(現代中国研究家 津上工作室代表)
AIIB=アジアインフラ投資銀行設立への動きをめぐり、アジアの経済大国として振る舞いたいという欲望をあからさまにしている中国。しかし実体経済をめぐっては、いぜんバブル懸念を指摘する声が消えない。
プライムニュース前編では、韓国政府が、パク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして裁判が進められている、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の出国を禁止する措置をきょう解除したことを受けて、この問題を取り上げる。
加藤、「9月に行われる米中首脳会談で何が話し合われるかで、AIIBの内容も大きく変るかもしれない」
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150414_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150414_1
「一帯一路」構想に浮かれる中国 2015年3月20日 huffingtonpost
「一帯一路」とは、(1)中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる「シルクロード経済ベルト」(一帯)と、(2)中国沿岸部から東南アジア、インド、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「21世紀海上シルクロード」(一路)の二つの地域で、交通インフラ整備、貿易促進、資金の往来を促進していく構想である。夢のような構想だが、中国は「本気」であり、具体的な目標を高速鉄道の建設に置いている。
「一帯一路」を言い出したのは習近平・国家主席であり、彼の権力確立に伴って、この構想にも勢いがついてきた。
具体的には、(1)中国東北部からロシアを経由して欧州と結ぶ欧州アジア鉄道 (2)新疆から中央アジア諸国を横断してトルコにつながる中央アジア線 (3)中国南西部からインドシナ半島を縦貫する汎(はん)アジア線の3つの高速鉄道建設計画が策定された。
李克強首相は最近、外遊する度に、これらの高速鉄道計画を売り込んでおり、国内で「高速鉄道のセールスマン」と呼ばれている。昨年10月の訪露では一部路線の建設に関する覚書にもサインした。
http://www.huffingtonpost.jp/toshiya-tsugami/rapid-transit-in-china_b_6907586.html?
『文藝春秋』 2015年新年号
新世界地政学41 中国アジアモンロー主義への対応 船橋洋一 (一部抜粋しています)
中国はこのほど、急増するアジアのインフラ需要に応えるためのアジアインフラ投資銀行(AIIB)の準備会合を北京で開いた。ASEAN全加盟国を含む21ヵ国の財務省が参加し、基本合意に署名した。
アジア開発銀行(ADB)の試算によると、アジアが2020年までに必要とするインフラ需要は8兆ドルを超える。しかし、ADBは毎年100億ドルを貸し出すことができるかどうか、である。ADBの親銀行である世界銀行は、最大の出資国である米国の議会が増資に応じる気配はない。
中でもインドのモディ政権は、インフラ建設を国家戦略も要に据えている。ここではインフラ資金がいくらあっても足りない。インドがAIIBに加盟したのもうなずけるところである。
ところが、これまでのところ、米国、日本、韓国、オーストラリアは不参加を表明している。米国と日本はこの構想自体に反対しているのではない。現時点では、留保しているといった方がより正確である。
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結論を言えば、日米韓豪はそろってAIIBに加盟すべきである。ブレトンウッズ体制を近代化するような形で、この銀行の未来を中国と一緒になって形作っていくのが得策である。
戦わずして勝つ。孫子の兵法を日米ともにより深く研究し、モノにしなければならない。
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ワイドスクランブル 2015年4月1日 テレビ朝日
【司会】橋本大二郎、大下容子 【コメンテーター】遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)、川村晃司(テレビ朝日)、秦万里子(音楽家)
▽アジアインフラ投資銀行・47ヵ国参加表明・日本は見送り
中国で海外へ逃亡した腐敗官僚、いわゆる”キツネ”の摘発を本格的に始動する。
「キツネ狩り2014」では、海外逃亡していた経済犯罪者680人を逮捕したといい、13年の4.5倍に及ぶという。中国では、引き渡し条約を結んでいないアメリカ・カナダ・オーストラリアなどが逃亡しやすいという。
AIIB設立とキツネ狩りなど腐敗官僚の摘発には深い関係があった。
遠藤誉さんによると、AIIBへの投資のためには反腐敗運動が必要不可欠なのだという。
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どうでもいい、じじぃの日記。
4/1、テレビ朝日 『ワイド!スクランブル』を観た。
こんなことを言っていた。
【アジアインフラ投資銀行・47ヵ国参加表明・日本は見送り】
「一帯一路」構想・・・中国からヨーロッパのオランダまで、そして中国からアフリカまで陸海路で結び、かつてのシルクロード沿いに新しい経済圏を生み出そうとする習近平政権の看板政策を指す。
大下、「一帯一路構想の狙いは?」
遠藤、「交流や物流の流れに陸と海と空がある。その内の陸と海に関しては中国がしっかりと抑えていく。そのためには、国際金融で中国が中心にいるという、世界経済の覇者のような形で中国が存在している。最終的には中国共産党の一党支配体制が崩壊しない。そのためにすべてやっていると考えると理解しやすい」
橋本、「各国の鉄道や港湾を整備するために、中国が拠点としてのアジアインフラ投資銀行(AIIB)を立ち上げたのか?」
遠藤、「その通りだが、それと並行して中国自身が中国を中心として一帯一路という構想を持っていて、これを可能ならしめるためにAIIBがあり、中国に対して反中国にならない状況を作ることだ」
橋本、「一帯とは?」
遠藤、「中国を拠点として、ヨーロッパのオランダ・アムステルダムまで結ぶ新『シルクロード経済ベルト』を前から考えていた」
橋本、「ヨーロッパがこの構想に参加したことが大きいということか?」
遠藤、「まさに大きな意味を持っている」
橋本、「習近平さん、まさにニンマリということですか」