じじぃの「神話伝説_168_エヴァンゲリオン・塩の柱」

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死海 塩の柱livedoor.cft.blogimg.jp HPより)

エヴァンゲリオン用語・語源事典』 オカルト雑学探究倶楽部 学研パブリッシング 2012年発行
塩の柱 第拾弐話 (一部抜粋しています)
セカンドインパクト以降、南極の海に出現した謎の物体。また、同様の物体が、セントラルドグマの最下層、ターミナルドグマ内のL.C.L.の海にも見られる。気候の変化によるものとも想像されるが、単なる氷ではないようだ。
旧約聖書』の伝承では、神がソドムやゴモラなどの罪深い町を滅ぼすときに、人間が塩の柱となったとある。そして第拾弐話で、セカンドインパクト後の塩の柱だらけの南極を見たゲンドウは、「原罪の汚れなき、浄化された世界だ」と発言している。
つまり、セカンドインパクトは人類自身の贖罪を意味し、その贖罪を怠ると、神の使いである使徒が現れ、ソドムやゴモラのように人類を滅ぼす天罰が下るとのメッセージがここに込められている。塩の柱は人類の贖罪の証として象徴的に提示されたものと考えられる。
【もとになった言葉の意味】
旧約聖書』 「創世記」のエピソード。
神が硫黄の火で、ソドムとゴモラを焼き払ったとき、街に残してきた財産を気にかけたロトの妻が振り返ったため、神の怒りに触れ、塩の柱に変えられてしまった。
もとは神の寵愛を受け繁栄するユダヤ人たちであったが、ヨルダン川流域の低地に位置する5つの街のうちふたつ、ソドムとゴモラの街では神の禁じた物欲、肉欲がはびこり、特に「ソドミー」と呼ばれる男色、獣姦が横行していた。
神はソドムとゴモラの退廃にふたつの街を焼き払おうとする。しかしイスラエルの族長アブラハムは神と「10人でも正しい人がいれば、その人々のために街を滅ぼしはしない」と約束する。が、正しい人は10人に満たなかった。
一方、ソドムの街にはアブラハムの甥、ロトとその妻、家族が住んでいた。神は男性に姿を変えたふたりの天使をロトのもとに遣わしたところ、そこに暴漢が現れ、ふたりを差し出せと強要した。
ロトは娘ふたりを差し出すから、客人には手を出さないでくれと懇願するが、暴漢は無理矢理、乱暴な行いにおよぼうとする。男たちは男色に狂っていたのだ。天使たちは実態をあらわし、その者を打ち倒すと、「すぐにソドムから逃げ出すように」とロトとその家族に忠告する。ロトたちは天使の言葉に従い、着のみ着のままでソドムを逃げ足す。その際、ロトの妻は振り返ってしまい、塩の柱に変えられてしまったのだ。
エスは「地上の宝に心を惹かれるものの行く末」として警告している。ソドムとゴモラは現在では死海南部に没したと考えられている。