じじぃの「科学・芸術_78_モナ・リザ(ダ・ヴィンチ・コード)」

TOP INCREIBLE MISTERIOS LA MONA LISA 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FMI0m2cEu0o
モナ・リザ

ダ・ヴィンチ・コードの謎〜名画に隠された暗号と聖杯伝説〜 超魔界帝国の逆襲
http://daimaohgun.web.fc2.com/mystery/file027.html
ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く 世界的ベストセラーの知的冒険ガイド』 サイモン・コックス/著、東本貢司/訳 PHP研究所 2004年発行
モナ・リザ》――自画像とすべてが一致 (一部抜粋しています)
パリ・ルーブル美術館所蔵の世界で最も有名な絵画、レオナルド・ダヴィンチの《モナ・リザ》。『ダ・ヴィンチ・コード』では、ジャック・ソニエールが残したもうひとつのヒントを探さんとするソフィーとラングドンが、この絵の前に導かれていく。ソニエールのヒントは、この絵を保護するプレキシガラスになぐり書きされていた。
およそ1503年から1506年の間に描かれ、1510年に若干の追筆を施された《モナ・リザ》は、紛れもなく”世界で最も有名な顔”のひとつだ。ただし、モデルが誰かということははっきりわかっていない。この絵がフランチェスコ・デル・ジョコンドというフィレンツェの絹職人のために描かれたことから、ほとんどの美術史家は、ジョコンドの妻リサ・グラルディーニの肖像であり、ジョコンドが1502年12月の第2子誕生を記念してこの肖像画を依頼したと推測している。しかしながら、それが本当なのかどうかの議論は、ほぼ500年経った今でも激しく続いている。
Mona」という言葉は実は「Monna」の縮約系であり、「Monna」は「Madonna」あるいは「Mia Donna」(My LadyあるいはMadamの意味)の縮約系である。「Mona Lisa」という英語の題名は、過去のどこかで発生したスペルミスによるものと思われる。フランス語では、《La Joconde(ラ・ジョコンド)》、イタリア語4では《La Gioconda(ラ・ジョコンダ)》と呼ばれ、その意味は「上機嫌な人」で、モデルとされる人物の名前のもじりにもなっている。
絵自体は、ある色調と別の色調を融合させて絵の具を混ぜてぼかす「スフマート」という技法を如何なく駆使したすばらしいものである。ダ・ヴィンチは《モナ・リザ》によってこの技法の巨匠となり、目を見張る正確さと美しさで両目と口の端をくっきりと描くことで、絵全体にほとんど夢をみているような雰囲気をもたらしている。
この絵の変わったところは人物に眉がないことだが、それは、過去のどこかの時点であまりにも熱心にこの傑作をクリーニングした結果なのか、あるいは、単にモデルが当時の流行に習って完全い眉を抜いていたためなのだろうか。
風変わりな研究者の中には、この絵が実は、女性として、あるいは、両性具有の姿で描かれた、ダ・ヴィンチ本人の自画像だと言う人もいる。確かに、この人物の髪を取り除いて考えてみると、奇妙なほど性の区別のつかない顔かたちが残りそうだ。この仮説は、ベル研究所リリアン・シュワルツ、および、ロンドンのモーズリー病院のディグビー・クエステッド博士が別々に試みた実験によって根拠を得た。ふたりは、《モナ・リザ》とそれより後に描かれた老人の姿をしたダ・ヴィンチの有名な自画像を、現代のコンピュータ技術を使って”モーフィング”を試みた結果、《モナ・リザ》がダ・ヴィンチの自画像としても解釈できることを示したのである。結果は驚くべきものだった。女性であるはずの《モナ・リザ》が鏡のように巨匠の顔に酷似しており、主な顔の輪郭だけでなく、鼻の先、唇、両目までもがすべて一致するのである。