じじぃの「ダ・ヴィンチ・コードはウソだらけの小説?歴史が後ずさりするとき」

The Da Vinci Code - Official Trailer 1 [2006] [720p HD] 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zMba3fckhuQ
Mystery Of Mona Lisa 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1gUpK9tx2RQ
DaVinci MonaLisa 画像
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8e/DaVinci_MonaLisa1b.jpg
昨日放送したダヴィンチ・コードは面白かったのですが、ストーリーが 難解で分から... 2009/5/17 Yahoo!知恵袋
あのストーリーはどこまでが真実なのですか?イエスの子孫であるという女性は創作上の人物ですよね?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1326279398

ダ・ヴィンチ・コード (映画) ウィキペディアWikipedia)より
ダ・ヴィンチ・コード』(The Da Vinci Code)は、2006年のアメリカ映画。ジャンルはミステリー映画、サスペンス映画。ダン・ブラウンの小説ダ・ヴィンチ・コードを原作とする。監督はロン・ハワード、主演はトム・ハンクス、他にオドレイ・トトゥジャン・レノなどフランス人有名俳優も出演する。
原作で著者は「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」と述べ、映画の製作者は「今世紀最大の話題作」だとしているが、当然フィクションである。イエスの婚姻関係および子供に関しての確たる証拠はなく、現在も研究は続いているものの、そもそも史的イエスの構築すら困難を極めるほどに史料が根本的に不足しているのであり、学術的かつ客観的結論を得るのはまず不可能であるのが現状である。
ローマ教会(カトリック教会)はイエス・キリストを冒涜したものだとして、ボイコットを呼びかけた。
【ストーリー】
ある夜、ルーヴル美術館の館内で銃弾を受けた男の遺体が見つかった。それは館長のジャック・ソニエールであったのだが、不思議なことにその身体はダ・ヴィンチによる「ウィトルウィウス的人体図」を模した形になって床に転がっていた。さらに奇妙なのは、その附合がソニエール自身の意思によって表されたものだということだった。つまり異様な絵姿は被害者が最後に残したメッセージであると考えられる。
●テレビ版:初回放送 2009年5月16日(土)フジテレビ

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『歴史が後ずさりするとき――熱い戦争とメディア』  ウンベルト・エーコ/著、リッカルド・アマデイ/訳 岩波書店 2013年発行
ダン・ブラウンを信じる (一部抜粋しています)
言うまでもないだろうが、『ダ・ヴィンチ・コード』は小説であって、だから好きなように想像話をつくりあげる権利がある。そのことは別としても、文章はとても上手で、一気に読み上げられる。また、著者は語っていることは史実だと最初に強調しているが、これは大した問題にはならない。周知の通り、プロの読者は語りにおけるこのような真実への呼びかけに慣れている。これはフィクションというゲームに帰属するゲームなのだ。しかし、ときどきしか本を読まない数多くの読者がこうした断言を鵜呑みにしていることに気づくと困ったことになる。それではまるで、シチリア人形劇に出てくる裏切り者ガーノ・ディ・マガンを見物人が罵っていたのと同じだ。
ダ・ヴィンチ・コード』のいわゆる「史実」を解体するのは、それほど長くなくても2つのことをはっきりと述べる記事(すぐれているものも発表されているのだ)があれば十分だ。1つはマグダラのマリアと結婚するイエス、彼のフランスへの旅メロヴィング卿やシオン修道会の創始、等々の話がどれも、オカルティズムの崇拝者向けに書かれた膨大な数の大作や小編(レンヌ=ル=シャトー事件に関するジュラール・ド・セードの本や、ベイジェント、リー、リンカーン共著の『レンヌ=ル=シャトーの謎 イエス血脈と聖杯』等々)中に何十年も前から流通しているくず、ガラクタに過ぎないことだ。
これらのさまざまな書物の内容がウソの連続だったことは、すでにかなり前から言われていて証明もされている。また、ベイジェント、リー、リンカーンダン・ブラウンを相手取って盗作の罪で告発することを予告したそうだ(あるいはすでに訴訟を開始したかもしれない)。何ということだ! かりに私が、実際の出来事を記述しながらナポレオンの伝記を書いたとして、同じ歴史的出来事を取り上げてナポレオンの別の伝記を書いた人がいた場合、その人を、たとえそれが小説風に書かれたものであっても、盗作で告発することなどできない。告発したら、それは私がかいたものが歴史的事実ではなく、オリジナルな作り話(あるいはフィクションや嘘と呼んでいいが)であると明言するのも同じことになる。
もう1つはっきり述べなければならないことは、ブラウンが本の中のいたるところで歴史的誤りをまきちらしていることだ。1つ例を挙げれば、イエスに関する情報(この情報を教会は意図的に隠したとブラウンは言っているが)を死海文書の中から探し出したとしていることだ。死海文書はイエスのことに触れておらず、イスラエルの内部問題、例えばエッエネ派などを取り上げているのだ。ブラウンは死海文書とナグ・ハマディとを混合しているようだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『歴史が後ずさりするとき――熱い戦争とメディア』という本を見ていたら、「ダ・ヴィンチ・コード」のことが書かれていた。
ダン・ブラウン著『ダ・ヴィンチ・コード』はキリスト教がらみのサスペンス小説で、大ベストセラーになった本だ。
「もう1つはっきり述べなければならないことは、ブラウンが本の中のいたるところで歴史的誤りをまきちらしていることだ」
この本を読んでいないが、あちこちにウソをちりばめた小説らしい。
この小説のおかげなのか、よくこの頃テレビに、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」が登場する。
モナ・リザ」の絵には謎が隠されているとか。
ところで、あの絵の顔、ダ・ヴィンチの本人の顔に似ていると思いませんか?