じじぃの「人類の進化と手指・細かい作業をする親指の構造!数字で知る人体」

Where Do Our Opposable Thumbs Come From? - HHMI BioInteractive Video 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lDSkmb4UTlo
 類人猿とヒトの手指の比較

この6つのおかげでヒトは進化した ハヤカワ・オンライン
著者 チップ・ウォルター 翻訳 梶山あゆみ  2007年発行
進化が生みだしてきた数々のユニークな生物。その最たるものが人間だ。特に際立つ特徴が次の6つ、大地をしっかり踏みしめる太い「足の親指」、自在に動かせる「手の親指」、複雑な音を作る「のど」、コミュニケーションに彩りを添える「笑い」と「涙」、愛をささやく「キス」だ。
祖先たちは、この6つの貴重なアイテムを求めて進化の道を駆け回り、ある者は舞台から姿を消し、あるいはまったく別の種へと変貌を遂げ、厳しい競争に打ち勝った者だけがホモ・サピエンスというゴールにたどりつくことができたのだ。 最新の遺伝学と脳科学を駆使し、ちょっとユニークな視点から描きあげる、波瀾万丈の人類進化物語
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/112566.html
『大雑学〈1〉 数字で知る人体』 日本推学研究会 毎日新聞社 2004年発行
手の指の骨は27個プラスアルファ より
人間の手はたくさんの小さな骨で構成されており、それらの骨が手に複雑な動きを可能にしている。手のつけ根(手首)には手根骨と呼ばれる8個の四角っぽい骨があり、それぞれに有頭骨、有鉤(ゆうこう)骨、三角骨などと名がつけられている。手の甲(手のひら)には細長い5個の骨があり、中手骨と呼ばれている。その先が5本の指となる。
指は、親指だけは2個の骨で、他の4つの指はそれぞれ3個の骨で構成されている。その3個の骨は手首に近いほうから基節骨、中節骨、末節骨と名づけられている。親指は中節骨がない。手首から指先までの骨の数を合計すると、手首8個、手の甲5個、指14個で、27個になる。
じつは手には、このほかにもまだ骨がある。関節の付近や靭帯のなかに、小さな丸い骨ができることがある。それは種子骨と呼ばれ、隣接する骨と関節を形づくり、滑車のような役目を果たしている。種子骨は手と足に存在し、手では親指と他の指に5個ほどあるが、親指以外は人によって、あったりなかったりする。

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どうでもいい、じじぃの日記。
最近読んだ、イアン タッターソル著『ヒトの起源を探して 言語能力と認知能力が現代人類を誕生させた』(2016年発行)に、こんなことが書かれていた。
「類人猿とヒトの手は見た目が似ているが、実はその構造が大きく異なる。類人猿の親指はそれ以外の指とくらべて短く、手は長くてその主軸が腕と1直線になっている。類人猿の手は細かい作業をするよりも力強く物をつかむための手だ。そしてそれは、ほとんどの時間を木々の枝によじ登って過ごす場合に必要な種類の手である。それとは対照的に、現生人類の手の主軸は手のひらを斜めに横切っており、親指が長く、それ以外に短くなった指のいずれに対しても正確に対向できる」
親指と他の指をくっつけることができる機能を対向(拇指対立)という。おサルさんにはできない機能らしい。
世界一、手先が器用な日本人。
でも、私はとても無器用な日本人なんです。
ちなみに、指紋は人間の他にチンパンジーやオランウータン、ゴリラなどの類人猿にもあるそうです。