じじぃの「副腎とストレスホルモンの関係・闘争のテストステロン!ゾンビでわかる神経科学」

NHKスペシャル キラーストレス 第2回 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rD2lR-4StLQ
ライオンに襲われたら…

NHKスペシャル 「キラーストレス第2回 ストレスから脳を守れ 〜最新科学で迫る対処法〜」 2016年6月19日
【ゲスト】林修小島瑠璃子高須光聖放送作家)、古川聡(宇宙飛行士) 【専門家】熊野宏昭(早稲田大学教授)
子どもの頃に受けたストレスが強いほど、大人になって脳の扁桃体が大きくなる傾向があることがわかりました。
脳にあふれたストレスホルモン(コルチゾール)が原因となり、脳の海馬の神経細胞にダメージを与えていたのです。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160619
『ゾンビでわかる神経科学』 ティモシー・ヴァースタイネン、ブラッドリー・ヴォイテック/著 鬼澤忍/訳 太田出版 2016年発行
3つのF――(FIGHTING)、逃げる(FLIGHTING)、そして…… (一部抜粋しています)
話をわかりやすくするため、クローゼットに閉じ込められた場面に戻ることにしよう。追いかけてくる生ける屍にヒールの先端で反撃しようと決意する直前、あなたの脳には何が起こるだろうか? 追いつめられていると気づいたとき、脳はどうなるのだろうか?
ほんの一瞬のうちに、あなたの脳は扁桃核に乗っとられる。扁桃核はある根本的な問いを投げかける。それを的確に表現しているのが、いまは亡きロックボーカリストジョー・ストラマーのこんな言葉だ。「ここにとどまるべきか、いますぐ進むべきか?」
とどまる(闘争)にせよ進む(逃走)にせよ、エネルギーやリソースの後押しが必要なので、脳のほかの部位がその決断をくだす前に、扁桃核には副腎を刺激して覚醒を促す。このプロセスは、視床下部・下垂体・副腎系すなわちHPA系という領域の複雑なネットワークを通じて起こる。これらの部位が協働し、ストレスのかかる状況での身体反応をコントロールするのだ。
このストレス反応過程は連鎖反応的に進行する。まず、扁桃核視床下部に副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)というホルモンを分泌しはじめるよう指示する。
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副腎は何を分泌するのだろうか? いうまでもなく、アドレナリンだ。現在では、エピネフリンという、より専門的な名称で知られている。とくにストレスがかかったり刺激を受けたりする状況では感情が高ぶるものだが、その原因となるのがエピネフリンだ。要するに、エネルギーの後押しが必要な状況で、それを実現するわけだ。とはいえ、副腎がつくりだすのはエピネフリンだけではない。ストレスや攻撃性にかかわるその他の重要なホルモンも分泌する。たとえば、コルチコステロン(人間においてそれに相当するのがコルチゾール)やテストステロンのようなステロイド類だ。要するに、HPA系の最終段階でエピネフリンステロイドといった化学物質を血液中に注ぎ込み、覚醒状態を高め、消化酵素と免疫系をコントロールし、戦いに備えるのだ。
こう聞くと、生ける屍と戦う準備をするにはきわめて遠回りのやり方に思えるかもしれない。脳のある部位がほかの部位に指示を出し、その部位がまた血液中の化学物質を使ってはるか下方の腎臓に接する腺に指示を出す。しかし、このプロセスが稼働をはじめるまでにほんの数秒しかかからないうえ、その状態は数分間から数時間にわたって持続する。扁桃核はこうして、HPA系を通じてストレス反応システムを作動させることで、生き残るために「食うか食われるか」モードに入るよう身体に準備をさせる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
人間はライオンに襲われたとき、戦闘モードに入る。
「ここにとどまるべきか、いますぐ進むべきか?」
ゾンビもどきのじじぃは、「死んだふり」をするのでした。