じじぃの「未解決ファイル_286_系外惑星探査計画(スターショット)」

<Breakthrough Starshot Animation (Clip) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wMkWGN1G6Kg
地球に一番近い系外惑星 プロキシマb

サイエンスZERO 「7つの地球を大発見!?“トラピスト1”惑星系」 (追加) 2017年5月28日 NHK Eテレ
【キャスター】南沢奈央竹内薫 【ゲスト】渡部潤一国立天文台 副台長)
今年2月、地球から40光年の距離にある恒星「トラピスト1」に、7つの惑星が存在することが発表され、大きな注目を集めている。
太陽系の外に存在する惑星“系外惑星”はこれまで4000以上の候補が見つかっているが、今回の発見が特別とされる理由は、地球と似たサイズで初めて詳しい観測が可能だからだ。また7つのうち3つは、水が液体の状態で存在しうる位置にあり、生命の存在の可能性もあるという。最新研究を伝える。
7つの惑星のうち、3つは表面に水が存在しており、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と言われる「ハビタブルゾーン」に存在する惑星であることも明らかになっています。
http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-06-03/31/19626/2136638/
サイエンスZERO 「発見!地球に一番近い系外惑星 “プロキシマb”」 2016年9月25日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫 【ゲスト】渡部潤一 (国立天文台 副台長)
8月下旬、新たな系外惑星「プロキシマb」が発見され、大きな注目を集めている。
太陽系外にある惑星「系外惑星」は、これまで3200ほど見つかっているが、プロキシマbが特別な理由が2つある。「地球の環境に似ていて、生命が存在している可能性がある」こと、そして、地球から4.2光年と、「最も地球に近い」こと。今年4月にホーキング博士らが発表した系外惑星探査計画「スターショット(Starshot)」で、史上初の“直接”探査される可能性が高い。プロキシマbに迫る!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp557.html

9月25日 NHK Eテレ サイエンスZERO 「発見!地球に一番近い系外惑星 “プロキシマb”」 より
8月、宇宙の惑星探査の歴史を塗り替える大ニュースが飛び込んできました。
太陽系に最も近い恒星、その周りを回る地球に似た惑星が発見されたのです。
その名も、地球からの距離はわずか、しかもこの惑星には生命が存在できる環境があるといいます。
4光年という近さから今年ホーキング博士らが発表した系外惑星の探査計画スターショットの目的地としても注目を集めています。
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プロキシマは質量が太陽の10分の1しかありません。こうした小さな恒星は赤色矮星と呼ばれ温度が低いのが特徴です。
プロキシマの温度は太陽のおよそ半分。そのためプロキシマbは恒星との距離が近くても液体の水が存在できるのです。
大地があり水が存在しうるというプロキシマb。
そこには一体どんな光景が広がっているのでしょうか?研究チームが作った想像図です。
赤色矮星のプロキシマが赤く照らす大地。
地上には命を育む水が存在しているかもしれません。
南沢、「生命が存在するかもしれない。でもその水が存在するのがいろんな条件が重なって運よくって感じですよね」
竹内、「そうなんですよ」
南沢、「何か地球に似てるかも」
渡部、「大気があるのかっていうことを調べようとしてるんですけれど、そういった格好のサンプルが地球に一番近い所で見つかったっていうのが今回のニュースの大きな点ですよ」
アイボールアース
南沢、「目玉が出てきましたけど、どういうことですか」
竹内、「ある条件が重なると惑星がこの目玉のようになる。それではですね、どうしてアイボールアースというのか、こちらをご覧下さい」
渡部、「これはプロキシマbの表面温度をシミュレーションしたものなんです。すごい青い部分とまた赤くなって真っ赤な部分とあります。ちょっと目玉っぽく見えますね」
竹内、「どうしてこうなるかというとこちら。何かずっと同じ方向を見てる」
渡部、「実は、自分でぐるぐる回っている。そうすると半分は光が当たって昼半分は光が当たらない夜になる訳でこの当たってる方向がちょうど目玉のように見えるということでアイボールアースというふうに言われ始めているんです」
竹内、「でも何かそんな偏った環境だと生命が存在できるのかなって思っちゃいますけど」
渡部、「もし、大気がないと星の光が当たってる方はものすごく暑くなって当たらない所はものすごく寒くなるんですけど大気があるとですね」
南沢、「何かほかにも分かった特徴とかあるんですか」
渡部、「実は、このプロキシマ星そのものがちょっと変わった星で、太陽でも太陽フレアっていう爆発を起こすんですが、このフレアによって太陽の明るさが変わったりはしませんよ。目で見ている限り。ところが、この惑星の表面にそういうX線や紫外線がかなり強く当たっていると。そうすると、もしかしたらそういう爆発現象に対応できるような生命が生まれてるかもしれない。そういう意味では非常に面白いんですね」
南沢、「太陽よりも小さくて温度が低いっていうことでしたけど、どうして注目されてるんですか」
渡部、「実は、生命が生まれるような地球のような惑星っていうのは太陽のような星の周りでたくさんあるだろうというので今まで太陽型の恒星ばっかり注目してきたんです。ところが、こういう赤色矮星の周りで地球のようなものがあるとすれば、実は、その数はものすごく多いはずなんです。っていうのは太陽に比べて赤色矮星小さいんですけれど数は多いんです。10倍以上多いっていわれてるんです。もしかすると、その宇宙にある星の7割ぐらいがこの赤色矮星の可能性があるんです。そういう意味では宇宙の中ではメジャーかもしれないということですね」
プロキシマbへ向かう?! 驚きの探査計画
プロキシマbが発見される4ヵ月前の今年4月。驚くべき計画が発表されました。
スティーブン・ホーキング博士をはじめとした研究者が発案した系外惑星の探査計画。探査の目的地はまさにプロキシマbのあるケンタウルス座α星。
そこに無人探査機を送り込み直接調べようというのです。
最も近いとはいえその距離はおよそ、これまで最も遠くに到達したボイジャー1号ですら地球から200億kmしか離れていません。
課題となる推進力には光の力を使う計画が進められています。まずヨットのような帆を持つ小型の探査機を打ち上げます。
そして地上から強力な、実は、光の力で進む宇宙ヨットは日本が打ち上げたイカロスが世界で初めて成功しています。
この原理を使えば。そして8月。
プロキシマbの発見を伝える記者会見の場にスターショット計画の事務局長ピート・ワーデンさんの姿がありました。
南沢、「直接行って観測できたらいいですよね」
竹内、「ぜひ、カメラで写真撮って送ってほしいですよね。これが実物大ということなんですけれども」
南沢、「実物大ですか。思った以上に小さいですね」
渡部、「一辺が1mです。1mといってもほとんどはその帆なんですよ。それで探査機の本体は真ん中にちょこっと見えてるこのちっちゃな大体切手サイズなんですね」
南沢、「小さい!あそこにあるんですか? あれでカメラとかはどうするんですか」
渡部、「いやそこに押し込まれています。切手サイズに。とにかくカメラと通信装置をあそこに押し込んで1g以下に抑えたいって言っているんです。しかも光速の20%ぐらいのスピードが出る。地上からレーザー当てて加速するんですけど、その当てるのも近くにいる時はもう簡単に当たるんですけど遠く行っちゃうと本当にそこに当たるかどうかも分からないしそういった追跡の技術もで一旦加速したらもう軌道は変更できませんのでそういう問題もあってたくさん打つという話なんですけども。ですから、いろんな技術的な課題がやっぱりありますので一つ一つクリアしながら、実現に向けて努力すると思うんですけどね」
南沢、「実現できるとしたら何年後ぐらいですか」
渡部、「今の計画は20年で行くって言ってますので、40年」
竹内、「そしてうまくいって向こうで、44から45年か」
南沢、「70歳になってます」
竹内、「僕は100歳になっちゃうんですけど。もうちょっと早くしてもらえないですかね」
どうでもいい、じじぃの日記。
「僕は100歳になっちゃうんですけど。もうちょっと早くしてもらえないですかね」
今年生まれた人から、30歳前後までの人がうらやましい。