『日本人の勘違い: 「バカボンのパパ」の鼻の下に生えているのは、鼻毛ではない!!』 びっくりデータ情報部/編 KAWADE夢文庫 2014年発行
童謡「雪」で雪は「こんこん」降らない より
童謡「雪」(作者不詳)の歌いだしは、
「雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ」
しかし、これを大人になっても、
「雪やこんこん、霰やこんこん」
と歌っている人がひじょうに多い。
「こんこ」の正確な意味は不明だが、国語学者の大野晋氏によれば、「こんこ」はもとは「来む来む」(降れ降れ)という意味だったという。
だとすれば、「こんこ」を「こんこん」と勘違いするのはやむをえないというべきか。
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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、橋本陽介著『日本語の謎を解く』という本があった。
日本語の起源はわかるのか。
日本語の起源は結局のところよくわかりません。似ていると言われる朝鮮語も当たるところもあれば当らないところもある。国語学者の大野晋氏によればミャンマーの言語と日本語とは部分的に一致するところがかなりあるとのこと。
「りんご」は「リンゴ」と表記されることがあるが、「黒板」は「コクバン」と書くことはない。なぜか。
漢語(音読みで読む漢字)は原則漢字で書きますが、戦後は東洋漢字(のちの常用漢字)が制定されたため、それから漏れた語はしばしば平仮名や片仮名で表記されます。黒板は漢語ですし、「黒」も「板」もよく使う漢字ですから、普通は漢字で書きます。
ちょっと昔の本には、キリスト教のことを「耶蘇(やそ)教」と書いています。なんで「耶蘇」なんだろうと思っていたが、「耶蘇」は現代中国語では「イェスー」と発音するのだそうです。
「地」は「ち」なのに、「地震」は「じしん」と書くのはなぜか。一方で「縮む」は「ちぢむ」と書くのはなぜか。
「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の使い方が難しいですよね。
現代仮名遣いでは、原則として1つに統一することになったんだそうです。基本的に「じ」と「ず」に統一。
しかし、「鼻血」は「鼻」に「血(ち)」がついているから「はなぢ」ではないか、という反対意見があるんだそうです。
「耶蘇」が中国読みで「イェスー」とは、びっくりしちゃいました。
この本には書いていない言葉ですが、中国語に「宅男」、「宅女」というのがあるそうです。
日本語の「オタク」から来た言葉で、「ジャイ ナン」、「ジャイ ニュィ」と発音するそうです。
ネットで「オタク」をキーにして検索すると、英語では「ギーク」、「ナード」とか出てきますが、「otaku」でも通じるとか、書いていました。