じじぃの「神話伝説_160_カルヴァン派(キリスト教・プロテスタント)」

Amazing Grace (1 of 3) The History and Theology of Calvinism 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oCtrOqYXekE
アメイジンググレイス 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uofG9z66LXg

ルター派カルヴァン派の違いって何ですか? 2011/5/14 Yahoo!知恵袋
回答
両方とも宗教改革の中で始まったキリスト教の派です。
ルターはドイツで、カルヴァン派はまず、スイスにツウィングリにより改革運動がおこり、彼の死後、フランス人のカルヴァンに引き継がれスイス国内で定着した。のち、この派の新教徒(プロテスタント=抗議する人たちの意)はイギリスではピューリタンスコットランドではプレズビテリアン、フランスではユグノーといわれた。たぶん、オランダではゴイセンだったと思う。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1262266512
宗教改革
スイスにおける宗教改革の中心がジャン・カルヴァンです。彼は1536年に『キリスト教綱要』を刊行しプロテスタントとしての立場を表明しました。その中で彼は神の絶対性、聖書中心主義、予定説などを説いています。またスイスのジュネーブキリスト教道徳に基づく理想としにしようと努めました。
http://www.saiton.net/ethics/kindai1.htm
聖書を語る (文春文庫) | 佐藤 優, 中村 うさぎ Amazon.co.jp
生まれた時から神様に選ばれていると疑わない他力本願のカルヴァン派佐藤優と、あくまでも努力で救われると信じる自力本願のバプテスト派・中村うさぎ
共に同志社大学出身、キリスト教徒の二人が「聖書」「村上春樹サリンジャー」「地震原発」をテーマに火花を散らす異色の対談集。伝統宗教は震災後の日本を救えるのか!?
http://www.amazon.co.jp/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%84%AA/dp/4167900181
『聖書を語る』 佐藤優中村うさぎ/著 文春文庫 2014年発行
第一章 聖書を語る より
佐藤 私が定義するのではなく、神学の立場からはそう見えるのです。うさぎさんを見ていて思うのは、バプティスト派(中村うさぎが洗礼を受けた宗派)というのは、自分の行動はすべて自己責任であるという傾向が強い。人生の選択は自分で行うんだという、自力に対する感覚がすごく強いんです。だから、行動にともなう結果について反省する。
中村 そりゃ、そうでしょ! 自分のやったことは、自分の責任じゃん! 当たり前じゃないの、それ?
佐藤 私の属するカルヴァン派は、その対極にあるんですよ。人間は生まれる前から、天国にあるノートに、選ばれる人救われる人の名前が載っている。この世でどんなに努力しようと、その結果は変わらないんです。
中村 何それ? そんなインチキくさいこと信じないよ。私は(笑)! 天国にノートなんて、ないから! 佐藤さんは、そんなこと、マジで信じてるの?
佐藤 信じていますよ。
中村 いやいや、ノートって、あなた……(笑)。つまりさぁ、そのノートに名前が書かれていない人は、どんなに真面目に生きたって天国に行けないってことでしょ? そりぁまた、ひどい話じゃないか! 救われる人が最初から決まってるんなら、そうじゃない人たいは何のために生まれてくるのよ?
佐藤 そんなことは神のみが知っている話で、人間に、その理由はわからないんです。
中村 だってさ、そんなの全然、フェアじゅあないじゃん! もし神がいるとしてですよ、私はあんまり神さまの存在を信じてないけど、それでもいるとしてですよ、その神はあらゆる人間に対してフェアであるべきじゃないの? だって、神は「審判者」でしょ? 審判がファアじゃなくてどうするよ?
佐藤 そう、神さまは人間の基準からするとファアじゃない。私の場合は、裁判所も神様も、もともとファアじゃないと刷り込まれている。だから、そのこと自体は何とも思わない。
中村 ホント? 何とも思わないわけないと思うんだけどな。だって、どんなに努力しても報われないんなら、努力はおろか、生きることそのものが無駄ってことじゃん! そんな無意味な人生、絶対に納得できるはずがないって……あっ、もしかして佐藤さんは、自分の名前は天国のノートに記載されてるって思っているんだねっ? 自分は選ばれてるって自信があるから、泰然としてられるんだ! そうでしょ!
佐藤 よくわからないけど、そう思い込むしかない。逮捕されて世にもひどい目に遭ったけど、最後は大丈夫だと。俺にはむかってくるというのは、きっと悪魔の手先で、こいつらが選ばれてないことは確かだ。こんなふうに思って獄中に座っているから、全然気にならないんです。
中村 俺は選ばれてるから大丈夫、俺の敵はみんな悪魔の手先だ、と。そりゃまた、ずいぶんと傲慢な考えじゃないか。
佐藤 いや、そう、傲慢そのものなんですよ。「この世で力を握っている悪魔の手先どもにどう対抗するか」ということばから考えているわけです。私は外務官僚に対しては、常に「裁きの神」ですからね。
      ・
中村 ふーん、すでに勝ち負けが決まっているのに、なぜ努力する必要があるのかな。
佐藤 いや、そういう風には考えない。努力するのは人間として当たり前のことで、努力したから成功するというような発想自体を人間尾思い上がりと考えます。
 カルヴァン派の特徴は、試練に対して強いことなんです。選ばれているに違いないから、目前の試練を乗り越えようとするわけですよ。競争にも強い、絶対にあきらめないから、欧米で資本主義がこんなに発達したのは、実は、カルヴァン派プロテスタントの主流だからでもあるんです。