じじぃの「擬態・ムラサキシャチホコを見つけてください!生命デザイン学入門」

Uropyia meticulodina  ムラサキシャチホコの隠蔽擬態 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MY-6G3zYYtk
ツノゼミ

ムラサキシャチホコ

ツノゼミは何故こんな特異な形状に進化しちゃったのか。 アトエクサ
ツノゼミ」はカメムシ目に属する蝉に近い存在。
鬼とかでイメージする角(ツノ)とは別次元の角を持つ、あまりにも特殊な形状をした昆虫です。
http://niyas.xsrv.jp/attoexa/2013/10/treehopper/
ムラサキシャチホコ
茶褐色と淡褐色に塗り分けられたシャチホコガ。
翅の模様は、色の濃淡によって陰影を表現し、まるで、枯葉が丸まっているように立体的に見える。
http://www.insects.jp/kon-gamurasakisyati.htm
Best mimicry ever Why Evolution Is True
It’s a moth from eastern Asia: Uropyia meticulodina - a fantastic dead-leaf mimic:
https://whyevolutionistrue.wordpress.com/2013/08/31/best-mimicry-ever/
『生命デザイン学入門』 小川(西秋)葉子・太田邦史/編著 岩波ジュニア新書 2016年発行
多様で移ろいつづける生物のかたち (一部抜粋しています)
ツノゼミという小さな虫がいます(図.画像参照)。種ごとにキノコやアリ、植物のトゲなどに似た装飾物(体の一部ですが)を背中にのせています。まるで昆虫の借り物競争のようです。よく生物は多様だといわれていますが、ここまで多様なかたちができてきた理由はいったい何なのかと考えてしまいます。
ツノゼミだけではありません。生物はおよそ人間の想像をこえた、バラエティ豊かなかたちをもっています。意味があるように見える形態もありますが、どう見ても意味不明は形状のものもあります。多彩な生物の姿を見ていると、とにかく多種であることが重要なのだと、自然が私たちに語りかけているように思えます。
生物のデザインぼ第一の特徴は、このように多様性です。それぞれの生物が与えられた環境の中で、長い年月せいいっぱい生きながらえてきた結果として、現在の生物の多様性が獲得されてきたのです。
本の森に生息するムラサキシャチホコというガがいます。このガの翅(はね)の模様は、まるで落ち葉がロールしたかのような、立体的な陰影になっています(図.画像参照)。このような模様のおかげで、枯れ葉の中にじっとしているムラサキシャチホコを見つけ出すことは、たいへん困難です。
このように、生物が別の物体や生物のかたちをまねることを「擬態」といいます。ところで、ムラサキシャチホコの擬態ですが、身を隠すためなら単純に枯れ葉色をしているだけでいいはずです。まるで舞台芸術の書割(かきわり)のような写実的なデザインは、個人的にはやりすぎな感じすらします。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『生命デザイン学入門』という本を見ていたら、「ムラサキシャチホコ」が載っていた。
「個人的にはやりすぎな感じすらします」
ある新興宗教の本に、「万物は人間の喜びのために造られているのである」
とか、書かれていた。
正直言って、びっくりもんです。