じじぃの「未解決ファイル_274_人体冷凍保存」

Are We Ready For Suspended Animation? 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=dAIAB8oMuS0
アメリカアカガエル

世界ベスト・オブ・映像ショー 頂上リサーチ 「感動! 人体ミステリー」 2016年3月20日 フジテレビ
【司会】西内まりや的場浩司 【ゲスト】カンニング竹山三船美佳
コールドスリープ
人は死んでもよみがえることができるのか?という人類永遠の夢と謎に迫る!
現代の医療では完治の方法がない病に侵された2才の娘を、未来の医療の進化にかけて冷凍保存に踏み切った両親に遭遇。
冷凍保存をしているアメリカの施設を訪ね、その驚きの現実を目の当たりにする!
このことをきっかけに人間は冬眠できるのか!?という問題に直面。
http://www.fujitv.co.jp/cyoujyoresearch/
不思議な能力を持つ生物っていますか? 2015/6/18 Yahoo!知恵袋
回答
研究者によると、アラスカのアメリカアカガエル(Wood Frog)は数ヵ月間、-16度の環境下にいても生き延びることが出来たと発表しています。
アメリカアカガエルは水分の損失を防ぐためにグルコースと砂糖で自らを覆って身を守ります。しかし、この水分保持の能力は冷凍からの保護にも有用であることが判明、冬眠明けのカエルはその糖分のカバーが解凍液となって機能します。
一度凍っても、溶けると心臓の鼓動が開始して、動き出すようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12146873932
『蘇生科学があなたの死に方を変える』 デイヴィッド・カサレット/著、今西康子/訳 白揚社 2016年発行
不死を目指すクライオノーツたち――凍結保存という選択 (一部抜粋しています)
冷凍や氷漬けの話はファンタジーやSFの世界にちょくちょく登場する。それとよく似た人工冬眠のほうが、人間を生かしておけるので道具立てとしては使いやすいのだが、氷漬けのほうも負けてはいない。その例としてまず挙げられるのが、ジョン・カーペンター監督のホラー映画『遊星からの物体X』である。南極大陸で氷漬けになっていた謎の生物が10万年の眠りから目覚め、あらゆるものに触手を伸ばしてくるという話だ。そのほかにも、北極圏で飛行機事故に遭って氷漬けになっているところを助け出される『キャプテン・アメリカ』や、宇宙空間での冷凍睡眠中に危機に遭遇する『オースティン・パワーズ』など、氷漬けや冷凍をストーリーの中心に据えたSF作品は枚挙にいとまがない。
フィクションの世界でこれほどお馴染みになっていると、サスペンデッド・アニメーション(SA)会社の女性従業員ボールドウィンのように、それが現実の科学であることを人に納得させようとするとき、むしろ厄介な壁になってしまう。実際に講演を聞いて感じたのだが、人体凍結保存術(クライオニクス)にはどんな歴史があって、私たちの多くがそれをどんなふうに捉えているかということを、ボールドウィンは非常に強く意識していた。スピーチの随所で、SA社のやり方が法に遭った正当なものであることを伝えようとしていた。何度も繰り返し、SA社が行なう処置を、誰でも知っている医療処置と比べながら説明した。
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人体の凍結保存は技術的に非常に困難です。グレッグ・ファイという薬理学者はまず最初に釘を刺した。そして次々とスライドを映しながら、軽はずみに凍結保存などを望むと取り返しのつかない悲劇が待ち受けていることをほのめかした。そのスライドには、「脳の萎縮防止への取り組み」「脳の破裂防止」といったなんとも威勢のいい項目が並んでいる。
しかし結局のところ、人体の凍結保存という難題の核心部分にあるのは、凍結と解凍の物理学だとファイは言う。それがすべてであって、人体凍結保存術が克服しなくてはならない課題はまさにそれなのだと。彼は、世界的金融大崩壊や愛犬の非業の死を告げるのにふさわしい緊迫した口調で、眉間にしわを寄せながら言った。やっかいの種は――氷なのです、と。
でも、体内の水分を氷にせずに、体を極低温にまで下げることなどできるのだろうか?
ファイがこれから話してくれることの中に、その答えが見つかるかもしれない。
「ガラス化」という手法を用いれば、誰もが、たぶんいつかは、凍結保存の恩恵に浴せるようになるはずだと彼は言う。人体凍結保存術の世界でいう「ガラス化」とは、氷の結晶を作らないようにしながら、動物や人間を冷やして硬くすることである[ガラスは固体でも結晶にならず、液体のような不規則な分子構造を持つ。固体がこうした構造をとることをガラス化という]。これはそう簡単にできることではない。氷結晶に出くわすことなく、クニャクニャ状態からカチカチ状態に移行するのはとてつもなく難しい。
そのためにはまず、氷結晶の生成を阻止する方法を見つけることだ。それには、氷を何か他の液体で置き換えてやればいい。冷却しても、刃物のように先の尖った結晶を作ったりせず、イオン濃度の劇的な変化も起こさない液体。しかも、冷却時に膨脹して、三流ホラー映画のように体がはちきれたりしない液体。その答えのカギを握っているのが、氷晶防止剤(クライオプロテクタント)なのである。クライオプロテクタントを水に加えると、氷晶の生成を防いで、細胞を傷つけることなくガラス化させることができる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
デイヴィッド・カサレット著 『蘇生科学があなたの死に方を変える』という本に「人体の凍結保存」のことが書かれていた。
金魚とかカタツムリは液体窒素で冷凍した後、生き返らせることができる。
水は氷となった時に体積を増すので、冷凍にするとき細胞が壊れてしまうが、なんで生き返るのか不思議に思っていた。
単純に言えば、金魚とかカタツムリには天然の不凍液として働く物質を体内に持っているらしい。
アメリカ・フロリダに、サスペンデッド・アニメーション(SA)という会社がある。
アニメ映画を制作している会社ではなく、人間とかペットが死んだときに、遺体を運搬、冷凍保存措置を施す会社だ。
遺体の血液を「ガラス化」することで、長期安定保存が可能になるということだが、アメリカアカガエルができて人間に対してできないわけはない、ということらしい。