三浦綾子・光世 カセット−1 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zM355dbWAFI
パーキンソン病の原因 (a3-clinic.com HPより)
パーキンソン病と有名人 三浦綾子の場合
『氷点』などで知られる北海道出身の作家・三浦綾子さんも知人が先に気づいてくれたという。
三浦綾子さんが亡くなったのは99年でした。
生まれは山田風太郎さんと同じ1922年で、享年77歳でした。
死因は多臓器不全とのことです。脊椎カリエスをはじめ、多くの病気に悩まされた生涯で、70歳のときにパーキンソン病と診断されている。
http://parkinson007.com/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%97%85%E3%81%A8%E6%9C%89%E5%90%8D%E4%BA%BA%E3%80%80%E4%B8%89%E6%B5%A6%E7%B6%BE%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88-405
チョイス 「知っておきたい パーキンソン病」 2016年5月7日 NHK Eテレ
【司会】八嶋智人、大和田美帆 【専門家】村田美穂(国立精神・神経研究センター病院院長)
パーキンソン病の薬は主にふたつあります。
「L-ドパ」は脳内でドパミンに変化します。効き目が早く強いという特徴がありますが、ウェアリング・オフや不随意運動という現象がおきやすいです。
「ウェアリング・オフ現象」とは、病気の進行が進むと薬が効く時間が短くなってしまい、それまでと同じように飲んでいたのでは、効かない時間「オフ状態」が出てくることです。
http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/archives/2016/05/0507.html
ジェイムズ・パーキンソンの人と業績 診断と治療社 | 書籍詳細
ジェイムズ・パーキンソン(James Parkinson)は不思議な魅力の人である。
型破りの奇人の評もある一方、他方では謙虚かつ正義の士としての誉れをも兼ねる人物であった。
生前の写真はもちろん肖像画*も残っておらず、その墓石さえ今は見あたらないというパーキンソンではあるが、1755年から1824年にいたる全生涯をロンドンで過ごした一介の開業医兼薬剤師、専門的な化石学者でもあり、高い見識を備えた稀有の知識人であった。
パーキンソンが「振戦麻痺に関する論文」という66頁の小さな本を書いたのは1817年。すでに62歳の老境に達していた。
http://www.shindan.co.jp/books/index.php?menu=02&cd=122900&kbn=1
『脳はどこまでわかったか』 井原康夫/編 朝日新聞社 2005年発行
パーキンソン病のしくみ 【執筆】水野美邦 (一部抜粋しています)
パーキンソン病をはじめて見つけたのは、ジェイムズ・パーキンソンです。そのためにこの病気は、パーキンソン病と呼ばれるようになりました。パーキンソンは、1817年に『振戦麻痺に関する小論文』という小さな本を出版し、6人の患者さんの症状を克明に記載しています。今日の教科書に書いてあるパーキンソン病の症状はほとんど書かれているといっても言い過ぎではありません。パーキンソンはそれだけ鋭い洞察力を持っていたことになります。のちにこの病気がパーキンソン病と呼ばれるようになりました。興味深いのは、パーキンソンが報告した6人のうち、2人は「偶然、道で会った人」と記載されていることです。特徴的な姿勢や動作から、道で会っただけで、同じ病気だとわかったわけです。
その後、脳のどの部分の障害でこのような病気が起きるのかの研究がなされ、1921年、トゥレチアコフという研究者が、パーキンソン病患者は、脳の黒質の神経細胞に障害があり、黒質の神経細胞の中に「レビー小体」という特殊な構造物があることを明らかにしました。レビー小体というのは、1912年、病理学者のレビーが見つけた構造物で、神経細胞の中にあります(画像参照)。その後、黒質に障害のある病気はたくさん見つかりましたが、その中で、レビー小体が見られるものをパーキンソン病と定義しようとの意見は、かなりの専門家に支持されています。しかし、反対意見もあります。
パーキンソン病の治療に結びつく大きな発見は、1960年、オリー・ホルニケビッチによる「線条体ドパミン」の低下です。ホルニケビッチは、パーキンソン病の患者さんの脳を分析して、「線条体」のドパミンが著明に低下していることを発見しました。
線条体というのは、「尾状核」と「被殻」を合せていう場合に用いる呼び名で、大脳深部に位置しています。黒質の神経細胞は、細い線維を線条体に送っています。この線維を伝って黒質でつくられた「神経伝達物質」の「ドパミン」が線条体に運ばれ、ここに蓄えられます。黒質の神経細胞が働くと、線条体の終末からドパミンが放出され、それが線条体の神経細胞の活動を変化させて、スムーズな運動を可能にしています。つまり、ドパミンは、機械の油のようなもので、機械の本体がしっかりしていても、油が切れると機械がスムーズに働かないのと同じく、パーキンソン病では、ドパミンが減少するために、手足の麻痺がなくても、それらをスムーズに動かすことができなくて、いろいろな症状が出ることがわかりました。