じじぃの「未解決ファイル_272_脳死判定」

NHK Eテレ モーガン・フリーマン 時空を超えて バラ動画
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-69293.html
How We Die Now

蘇生科学があなたの死に方を変える/デイヴィッド・カサレット/今西 康子 hontoネットストア
溺れてから5時間後に息を吹きかえした女性、冬眠状態で3週間飲まず食わずで生きぬいた男性…。奇跡の生還を科学的に再現しようとする試みが近い将来、死をリセットする!?
人を蘇らせる驚異の生物学を解剖する。
http://honto.jp/netstore/pd-book_27703933.html
脳死判定 日本臓器移植ネットワーク
脳死後に臓器を提供する場合、法に定められた厳格な脳死判定を行い、脳死であることを確実に判定します。
深い昏睡、瞳孔の散大と固定、脳幹反射の消失、平坦な脳波、自発呼吸の停止の5項目を行い、6時間以上経過した後に同じ一連の検査(2回目)をすることで、状態が変化せず、不可逆的であることの確認をします。小児は脳のダメージに対する回復力が高いので、脳死判定は24時間空けて行います。
https://www.jotnw.or.jp/studying/4-3.html
僕はまだ生きている!─脳死判定 2015-9-13 “Miku”のブログ
2007年11月19日、アメリカ、オクラホマシティ。この日、一人の青年がバイク事故により、死亡宣告を受けた。彼の脳は取り返しのつかない損傷を負っていた。
だがこの時、恐ろしい事態が起きていた!
「ちょっと待って!僕はまだ死んでない!」なんと、彼はまだ生きていたのだ!
http://blog.goo.ne.jp/georgiarule/e/86067e5b1afbd4a696ed64f1d4bb4cba
2015年7月2日 NHKドキュメンタリー 時空を超えて 「死からよみがえることはできるか?」 より
【語り】モーガン・フリーマン (2012年 アメリカ製作)
クローン技術などを駆使すれば、近い将来、肉体を再生させることは可能になるかもしれない。しかし、故人の経験や記憶はどうなるのか? 心も再生できるのか? 脳をコピーし、心をコンピューターの中で再生できるという研究者もいる。それで“生きている”と言えるのか? 究極の答えとは!?
細胞の寿命が来ると調節遺伝子は、シグナルを発し細胞に自らを破壊する酵素を作らせます。
こうして毎日およそ500億の細胞が死んでいます。
例えば、心臓発作など重大な問題が起きると傷ついた細胞は周りの健康な細胞にも死ぬ時が来たことを知らせます。
知らせを受けると全身の細胞が次々と死にはじめ、人は死に至ります。
私たちの死は生物学的なプログラムによって制御されているんです。
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酸素は生命活動に欠かせないものです。ところが、その酸素が細胞を死に至らしめる引き金にもなっていたんです。
酸素を断った細胞に再び酸素を与えると、細胞が次々と死ぬ「死のシグナル」が発せられることが分かりました。
この反応は冷却することで抑えられることも分かりました。
ベッカーは死のシグナルがどこから発せられるのかが分かれば、冷却しなくても伝達を止められるかもしれないと考えました。
死のシグナルがどこから発せられるのかを解明しようとしました。
注目したのは細胞内の代謝経路です。
全ての経路は細胞の中にあるミトコンドリアにつながっています。ミトコンドリアは人体のほとんどの細胞に存在する小さな器官です。栄養や酸素を取り込み化学エネルギーに変えます。
1つのミトコンドリアが制御不能になると死のシグナルが発せられ連鎖反応的に広がります。
ベッカーたちは、ミトコンドリアに硫化物シアン化物一酸化炭素を作用させることで連鎖反応を防げると考えました。
これらの物質の適切な投与量を測定しようとしています。
患者に酸素を戻し始める時点でミトコンドリアに3つの物質を投与するのが理想的です。
これによっていわばミトコンドリアをリセットします。
死を引き起こすのではなく、通常どおりエネルギーを生産させるようにするのが目的です。
まだ実験的な段階ですが、死のシグナルを妨げる方法が見つかれば瀕死の人や死んだ直後の人を蘇生させることが可能になるかもしれません。
厳密に制御された条件の下では、死者をよみがえらせることは既に可能になっています。
では死者の肉体を新たに育てることができるとしたら? もしアインシュタインモーツァルトを生き返らせることができれば人類に大きな恩恵をもたらすでしょう。
亡くなった愛する人をよみがえらせることができれば、多くの人にとって意味があります。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3452/1988019/index.html
脳死 立花隆/著 中公文庫 1988年発行
脳死の死は本当に死んでいるのか (一部抜粋しています)
ともかく、神経細胞として信号伝達という機能は停止してしまっているが、細胞としては生きているという状態があることは確かである。
この眠れる森の美女が後に生き返れば問題はないのだが、眠ったままやがて死んでしまったときには、どの時点で眠りから死に移行したのかは、判定が難しい問題なのである。脳死とのかかわりでいえば、脳死判定が正しく眠りから死に移行した後でおこなわれるか、それとも眠りのうちにおこなわれるてしまうのか、判定が難しいということである。
このように、微小循環が残れば、判定がむずかしくなる。脳血流測定といっても、微小循環を充分にとらえきれないというのであれば、確かに脳血流測定も、それだけでは、脳死を説明する充分な方法とはなりえない。
しかし、そのような理由で、これを判定の1つの方法としてとり入れないというのもおかしな話である。それだけで脳死を判定するというのなら、その検査には絶対的な確実性が必要だろう。しかし、脳死判定に用いられている他のどの方法をとったところで、絶対確実な方法は何1つないのである。どれも充分条件ではないが、必要条件ではあるというポイントを見る方法ばかりなのである。そして、そうした方法とならべてみたところで、これは徳物に遜色ある方法ではないのである。遜色があるどころか、前に紹介した事例でもわかるように、他の方法ですでに脳死と判断されていても、脳血流があることによってまだ脳は死んでいなかったことが証明されることもあるくらい精度が高く方法なのである。
そして、ヨーロッパ諸国では、これを正式の判定基準にとり入れている諸国がかなりあるのである。さらに、現在では、よりすすんだ脳循環測定法として、放射性アイソトープや、陽電子放射体を用いるエミッションCTがある。

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どうでもいい、じじぃの日記。
脳死」について、いろいろ考えてみた。
「ともかく、神経細胞として信号伝達という機能は停止してしまっているが、細胞としては生きているという状態があることは確かである。この眠れる森の美女が後に生き返れば問題はないのだが、眠ったままやがて死んでしまったときには、どの時点で眠りから死に移行したのかは、判定が難しい問題なのである」
死んだ人間が生き返ったということは過去に一度もないのだとか。
脳内は、微妙なPH値に保たれていて、生死の境にこのPH値が酸性化するらしい。
この生死の鍵を握るのがミトコンドリアということだが、このミトコンドリアを包んでいる膜が破れれば、お終いということなのだろうか。
よくわからないが。