じじぃの「未解決ファイル_271_空間と重力と次元」

2016重力波発見される 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7kKuc63HAsA
【宇宙】10次元の世界とは?数学で解説する宇宙の真理 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eH4OgVbtIJw

高次元世界に関わるひも
(essay-hyoron.com HPより)

無の向こうに広がる高次元世界
http://essay-hyoron.com/essay18.html
時空を超えて 「時間の正体は何なのか?」 (追加) 2017年2月3日 NHK Eテレ
【案内人】モーガン・フリーマン
「時間」は宇宙の歴史を考察する上で最も根源的な謎と考えられている。
その起源は、138億年前にビッグバンが起こった38万年後、「宇宙の晴れ上がり」が起こり、光が宇宙を自由に動けるようになった時という説がある。「光の速度は不変」なので、時間を図る尺度になるという考えに基づく。また、時間は連続せずに次々と発生しているという説、「熱」が時間を生じさせるという説もある。
量子物理学によれば空っぽの空間にもエネルギーのゆらぎが起こります。つまり無から有が生じる可能性があるという事です。例えばウランなどの放射性元素を考えて下さい。何も変化しないように見えますが、次の瞬間にも原子核が自ら崩壊し新たに放射線を出すかもしれません。
時空そのものにも同じような性質があるのではないかと考えています。空間に量子ゆらぎが存在する事は既に分かっています。
カリフォルニア大学の物理学者ハートム・ハフナーは「タイムリング」と呼ばれる実験を進めています。もし、タイムリングの実験が成功すれば空間だけでなく時間にも量子ゆらぎが存在する事が証明されるはずです。
http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-02-03/31/5026/1988014/
時空を超えて 「“時間”は存在するのか?」 2016年6月10日
【案内人】モーガン・フリーマン
時間とは何なのか?
この宇宙に実在するものなのか? あるいは、人間が作った幻想なのか? 科学最大の謎と言われる「時間」に、世界の研究者たちがさまざまな角度から迫る。
時間とは何なのだろう? どのように定義できるのだろう? 1日を数字で刻むもの。脳で構築しているもの。時間は実在せず、空間から推察されるという説、宇宙の光の速度の変化をはかることで、実在を証明できるという説もある。事故にあった時にスローモーションのように感じるのは、脳の働きによるものだと言われる。
空間が先か時間が先か。これは宇宙の大爆発誕生ビッグバンにまで遡る議論です。
ビッグバンによって宇宙が誕生して以来エントロピーは増大してきました。
母宇宙が子宇宙を生み、その子宇宙では時間は前に進むとします。
http://www4.nhk.or.jp/P3452/5/
超弦理論 ウィキペディアWikipedia) より
超弦理論(superstring theory)は、物理学の理論、仮説の1つ。
物質の基本的単位を、大きさが無限に小さな0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると考える弦理論に、超対称性という考えを加え、拡張したもの。超ひも理論、スーパーストリング理論とも呼ばれる。
宇宙の姿やその誕生のメカニズムを解き明かし、同時に原子、素粒子クォークといった微小な物のさらにその先の世界を説明する理論の候補として、世界の先端物理学で活発に研究されている理論である。この理論は現在、理論的な矛盾を除去することには成功しているが、なお不完全な点を指摘する専門家もおり、また実験により検証することが困難であろうとみなされているため、物理学の定説となるまでには至っていない。

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『大栗先生超弦理論入門』 大栗博司/著 ブルーバックス 2013年発行
空間は幻想である (一部抜粋しています)
  私たちは習慣によって、甘味があったり、苦みがあったり、
  熱かったり、冷たかったり、色があったりすると思うが、
  現実に存在するのは原子と真空だけである。
古代ギリシャの哲学者デモクリトスは、物質の味や温度や色は基本的な性質ではなく、ミクロな世界のより根元的な法則から導かれるものであると主張しました。これは、マクスウェルやボルツマンの温度の理解と本質的に同じものです。
デモクリトスの著作は、残念ながら、ほとんど残っていません。ここに引用した文は、彼が書き残したとされる「知性」と「感覚」の対話の「知性」の発言の部分です。これに対し、「感覚」は次のように答えています。
  「知性」君、そんなバカなことがあるものか。
  君は私を通じて証拠を集めるのに、私をないがしろにするというのか。
私たちの感覚が、味や温度や色を感じることができるのは確かなことです。しかし、これらは、分子や原子の集まりの中から現れてくる性質であり、私たちは習慣によってあるように感じているが、実は幻想にすぎない。デモクリトスが予言したように、ミクロな世界で「現実に存在するのは原子と真空だけ」なのです。
ウィッテンの「双対生のウェブ」に始まる第2次超弦理論革命は、空間そのものも、味や温度や色のように、何かより根元的なものから現れてくる性質であることを明らかにしました。色や温度が幻想であるのなら、私たちが生きているこの空間も単なる幻想なのでしょうか。
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ブラックホールの内部の様子は、事象の地平線に張りついた開いた弦を使って理解できる。しかも、開いた弦の中には重力子は含まれていない。この奇妙な事実から、新しい発想が生まれました。
ブラックホールの内部で起きていることは、その表面を見るだけですべて理解できる。
という考え方です。事象の地平線は映画のスクリーンのようなもので、そこに映し出された情報だけで、ブラックホールの内部のことをすべて説明できてしまうというものです。
ブラックホールの事象の地平線の内部の性質を、その表面に張りついた開いた弦だけで説明できるという事実。その対応関係を数学的にきちんとした形にしたのが、アルゼンチン出身理論物理学者フアン・マルダセナでした。彼は事象の地平線の近くで起きている現象から、本質的な内容を抜き出したのです。
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重力のホログラフィー原理を使って計算された粘性の値は、CERNLHCにおける最新の実験でも高い精度で検証されています。物理学は理論的な予言を実験で検証し、実験で見つかった新事実を理論的に説明することで進歩しますから、これは大きな前進といえます。
しかし、マルダセナの発見によってもまだ、空間について完全な理解に到達したわけではありません。空間が基本的なものではないことは明らかです。たとえば、10次元空間の超重力理論を、2次元空間の重力を含まない理論や、5次元空間の重力を含まない理論と関係づけることができることもわかっています。しかし、こうしたさまざまな理論の間の関係を束ねる統一原理は、いまだ解明されていません。
重力があったり、なかったりする理論が、ウェブのような関係で結びついているのですが、その中のどれか1つの理論が基本になっているとは考えられません。その背後には、なにかより根元的な理論があって、そこからこれらの理論のウェブが現れてくるのだと期待されるのですが、それが何なのかは、いまだにわかっていないのです。
本章の最初に、デモクリトスの言葉を引用しました。これを超弦理論にあてはめると、次のようになるでしょう。
  私たちは習慣によって、
  重力があったり、
  次元があったり、
  空間があったりすると思うが、
  現実に存在するのは……
この「……」にあてはめるべき言葉を私たちはまだ知りません。

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おバカな、じじぃの日記。
今月、アインシュタインが100年前に予言した「重力波」を初めて捉えたと、アメリカを中心とした国際共同研究グループが発表した。
この研究の成果は、ビッグバン解明の手掛かりとなるかもしれないという。
大栗博司著『大栗先生超弦理論入門』という本を読み返してみた。
重力や、次元や、空間が幻想であるかもしれない。根元的なものが隠されているらしい。
ビッグバンの直前に、何があったというのだろうか。