じじぃの「カメの驚くべき生態・ヒョウモンガメの交尾!地球ドラマチック」

セックスの最中に亀の声 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=g1aCnVIm-nU
中米コスタリカの海岸に集まったカメ

カメの精子の寿命はどれくらいですか?
回答
ヒトの精子は射精後、3〜5日くらいしか卵管の中生きられないですが、何種かのカメのメスは、何年もの間、精子を生きたまま体内に貯蔵しておくことができるようです。
ダイヤモンドガメの実験によりますと、4年間にわたってメスがオスなしで受精卵を産み続けたのです。このような現象を遅滞受精と言います。
http://www6.plala.or.jp/kgway/toyo/page01.htm
地球ドラマチック 「カメ 3億年の進化の旅」 2016年2月20日 NHK Eテレ
【語り】渡辺徹 2015年スペイン製作
恐竜すら誕生していない時代から基本的な体の構造が変わらないカメ。
進化のレースをリードしてきた長距離ランナーだ。中には200年以上生きるものも。その生態は不思議に満ちている。産卵のときだけ同じ場所に同じタイミングで一斉に集まるヒメウミガメ。朽ちた木そっくりに擬態し忍者のように獲物に忍び寄るマタマタ。口の中の特殊部位を疑似餌にして魚を捕らえるワニガメ
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/183/2340425/index.html
2月20日 NHK Eテレ 地球ドラマチック 「カメ 3億年の進化の旅」 より
「ヒメウミガメ」が産卵のため中米コスタリカの浜辺に集まってきました。
自然界で最も壮大な光景の1つです。
海に生息するカメも、陸に生息するカメも生涯のほとんどを群れをつくらずに過ごします。
互いにコミュニケーションをとることも、一緒にものを食べることもありません。
繁殖のためのペアも一緒にいるのは交尾をする時だけです。
群れをつくらずに生きるカメが、なぜ産卵の時だけ同じ場所に同じタイミングで集まるのでしょうか。
これは極めて不思議な現象です。
カメが自分の生まれた場所に戻って産卵するのは本能的なものだと考えられています。
体のどこかに、生まれた場所が記録されているのでしょう。
しかし、なぜ同じ日に戻ってくるのかは分かっていません。
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カメは甲羅があってこそカメなのです。
甲羅は防禦用の楯になるだけではありません。ソーラーパネルのような役割も果たしています。
カメのような爬虫類は生命に関わる代謝機能を維持するため、血液や臓器の温度を上げる必要があります。そのため、日光浴は食事よりも大事な作業です。
日光浴をしなければ食事をとっても食べた物を消化することができないでしょう。光沢のある甲羅は太陽の熱を効率的に吸収します。
同じ爬虫類である恐竜が小惑星の衝突で滅びた時もカメは、日光を最大限に吸収することで生き延びることができたのかもしれません。
交尾には体勢を保つためのバランス力や柔軟性が必要です。しかし、カメの大きくて硬い甲羅はその妨げとなります。
そのため、カメにとっての交尾は非常に面倒な作業になっています。
また重い甲羅を背負っていると移動にも時間がかかり、交尾の相手を見つけるのに数週間から数ヵ月かかってしまう場合もあります。
そのため、オスはほぼ1年中チャンスさえあれば発情してメスと交尾することが可能です。
これは人間以外の動物では非常に珍しいケースです。
発情すると体力を消耗しストレスもたまるため、ほとんどの動物では発情期が限られているのです。
交尾の相手を見つけにくいもう1つの要因は、カメの目の見え方にあります。視力は良いものの目線が低く、植物が生い茂る地面の近くしか見えないため周囲を見回しても同じ種をなかなか見つけられないのです。
アフリカに生息する「ヒョウモンガメ」は多くのカメと同様、平地に暮らしています。
重い甲羅を背負って移動するには起伏が少ない土地の方が都合がいいからです。
しかし、草がうっそうと生い茂る平地では辺りを見回す高台もないため交尾の相手を見つけるのがますます困難になります。
カメは交尾において不利な状況にあるのです。
そのため、繁殖期のメスに出会うことができたオスは交尾するまで決して諦めません。片ときも離れずメスのあとを追い回します。
時には休息をとることもありますが、ほんの2、3分です。オスのメスに対する求愛は果てしなく続きます。
メスの気を引こうとオスが前に回り込みました。しかし、メスのつれない態度は変わりません。
すでに数時間追いかけてきましたが、まだ機は熟していないようです。
オスは嗅覚を駆使してメスを見つけましたが、運が良かったのも確かです。
もし、このメスを逃せば次の相手がいつ見つかるか分かりません。
諦めるわけにはいきませんが、問題はメスがまだ産卵の準備ができていないことです。しかし、オスの求愛がメスの産卵を誘発するかもしれません。
オスはメスのあとをどこまでも追いかけていきます。
6日後、最初に出会った場所から数キロ離れた所でメスはオスを受け入れ、ついに2匹は結ばれました。
交尾中のオスガメの鳴き声、
「クェーン、クェーン、クェーン」
ほぼ1年中繁殖可能なオスとは異なり、メスには産卵できない期間があります。
しかし、メスにはオスの精子を体内に蓄え、その後数年にわたって受精させる能力があるのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2/20、NHK Eテレ 地球ドラマチック 「カメ 3億年の進化の旅」を観た。
カメは生涯のほとんどを群れをつくらずに過ごす。
「群れをつくらずに生きるカメが、なぜ産卵の時だけ同じ場所に同じタイミングで集まるのでしょうか」
「ほぼ1年中繁殖可能なオスとは異なり、メスには産卵できない期間があります。しかし、メスにはオスの精子を体内に蓄え、その後数年にわたって受精させる能力があるのです」
カメも、ずいぶん変わった進化をしているもんです。