じじぃの「未解決ファイル_269_生物学的製剤(間接リウマチ)」

 クローン病潰瘍性大腸炎の比較
ヒュミラ®情報ネット
ヒュミラは、「関節リウマチ」「乾癬」「クローン病」「強直性脊椎炎」「若年性特発性関節炎」の治療に用いられる新しい薬剤です。
http://www.e-humira.jp/
「関節リウマチは治る」を可能にした生物学的製剤ってどんな薬? 健百
関節リウマチの治療を大きく変えた立役者が生物学的製剤です。痛みや腫れなどの炎症反応を起こすさまざまな物質(炎症性サイトカイン)が明らかになり、それを標的とした生物学的製剤が開発されました。生物が作り出すタンパク質を利用するという、最新のバイオテクノロジー(生物工学)を駆使して誕生した薬なので、生物学的製剤と呼ばれています。この薬剤が登場したことによって、炎症性サイトカインの働きを中和して強力に炎症を抑え込む治療が可能になったのです。
2003年に承認されたインフリキシマブ(商品名レミケード)を筆頭に、エタネルセプト(同エンブレル)、アダリムマブ(同ヒュミラ)、ゴリムマブ(同シンポニー)、トシリズマブ(同アクテムラ)、アバタセプト(同オレンシア)、セルトリズマブ ペゴル(同シムジア)の7つの生物学的製剤が登場しています。どの薬もこれまでの抗リウマチ薬と比べてとても高額ですが、有効性は高いです。関節破壊を抑えて修復する効果を示すのは、生物学的製剤だけの特徴です。メトトレキサート(MTX)で治療効果が不十分な場合には、速やかに生物学的製剤を開始することが勧められます。
http://kenko100.jp/articles/130415002254/
『ぜんぶわかる最先端医療』 菊地眞/監修 成美堂出版 2013年発行
生物学的製剤(間接リウマチ) (一部抜粋しています)
間接リウマチは免疫の異常により、免疫細胞が自分のからだを攻撃してしまう病気で、関節が変形・破壊して激しい痛みが起こります。
従来の治療では抗リウマチ薬と呼ばれる免疫細胞の増殖、活動を抑制する薬剤を使用しました。
2003年、関節の破壊に直接はたらくサイトカイン(免疫細胞がつくりだす)と呼ばれるたんぱく質の作用を阻害する薬として登場したのが生物学的製剤(注射薬)です。生物学的製剤自体も、細胞のつくりだすたんぱく質を利用してつくられています。授来の治療では思うような効果が出なかった人を対象に使われ始めました。
サイトカインには複数の種類がありますが、生物学的製剤は関節リウマチに深くかかわるTNFとIL-6(インターロイキン6)の2種類の生理活性物質をおもなターゲットとしています。
生物学的製剤もすべての人に効果があるわけではありませんが、関節の痛みや腫れが始まり、関節の変形を修復できる場合もあります。使用している間に徐々に薬が不要になってきている人も出てきています。
たんに対症療法でないことからも注目され、2013年5月現在、生物学的製剤は7種類になりました。
生物学的製剤は人間にとって本来必要な免疫までも抑えてしまうことがあるため、肺炎や結核などの感染症にかかりやすく、発疹や頭痛、吐きけなどの副作用が出る人もいます。
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生物学的製剤には、皮下注射と点滴があり、薬ごとに頻度や用量も異なります。薬によっては従来の薬であるメトトレキサートを使用することが必要になるなど、治療計画は患者さんの体質や、病態などによって大きく異なります。
また、生物学的製剤は費用が高価なため、健康保険を利用しても、治療費が年間8万円を優に超えることが多く、高額療養費制度を活用することになります。そのため長期間続く治療は経済的な負担が厳しいものといえます。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『ぜんぶわかる最先端医療』という本に「生物学的製剤(間接リウマチ)」が載っていた。
先日、佐倉にあるT病院に行ってきた。
2010年、「ヒュミラ」という生物学的製剤が日本で認可された。ヒュミラはインスリン注射のように皮下に注射する薬だ。ヒュミラはリウマチを抑えこむ薬剤として開発された薬なのだが、大腸の炎症も抑えてくれる。これを2週間単位で注射することで、大腸の炎症が止まり、劇的に症状は改善された。
先生、「どうですか、調子は?」
じじぃ、「ヒュミラを打つようになってから、出血が無くなりました。ヒュミラって高いんですね」
先生、「日本はいい国です。日本には国民皆保険制度がある。少しはこのことを考えてくれればと思います」
クローン病(炎症性腸疾患)は難病に指定されている。「ヒュミラ」を1年間続けると100万円ぐらいになる。それでも難病扱いされていることで、通院1回の費用は上限負担額5000円ですむ。
1年間の総自己負担額は4万円だ。(8回 x 5000円 = 4万円)
しかし、高額療養費制度を使うことで、少しは罪意識をもっている。