じじぃの「人の死にざま_1631_トマス・クーン(科学史家)」

The paradigm shift .mp4 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=o-IA0Y_MgyY
What is Gravity? - Newton vs. Einstein 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6MJ0lTEhoL8
数学ミステリー白熱教室 第4回(最終回)「数学と物理学 驚異のつながり」 20151204 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5Wlw5oX8KE8
アインシュタイン

数学ミステリー白熱教室 第4回「数学と物理学 驚異のつながり」 2015年12月4日 NHK Eテレ
【講師】エドワード・フレンケル(カリフォルニア大学バークレー校教授)
抽象的な数学を突き詰めれば、やがてこの宇宙の法則を次々と解明することに繋がるとも考えられるのだ。
それにしてもなぜ、抽象世界を描くはずの純粋数学が、現実を記述する物理学と深いつながりを持つのか。
今回、特に話をしたいのは、量子物理学とのつながりだ。
数学とは全く異なる、物理学の世界ともつながりがありうる。
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最後に伝えたい言葉がある。
アイザック・ニュートンの言葉だ。
 私は浜辺で遊ぶ子どものようだった。
 浜辺ですべすべした小石や美しい貝殻を拾って喜んでいた。
 しかし、私の目の前には真理の大海原が発見されることなく広がっていたのだ。
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/math/detail04.html
トーマス・クーン ウィキペディアWikipedia) より
トーマス・サミュエル・クーン(Thomas Samuel Kuhn、1922年7月18日 - 1996年6月17日)は、アメリカ合衆国科学史家。
通常は「トマス・クーン」と表記される。米国オハイオ州シンシナティ市のドイツ系ユダヤ人(ユダヤ系)移民の家庭に生まれる(もともとの姓はCohenという)。
ハーバード大学で物理学を専攻し博士学位を取得。大学院在学中に物理学史の講義を担当したことをきっかけに、科学史研究に転じた。1962年に発表された主著『科学革命の構造』で、科学の歴史がつねに累積的なものではなく、断続的に革命的変化すなわちパラダイムシフト」が生じると指摘した。

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『10代からの哲学図鑑』 マーカス ウィークス、スティーブン ロー/著 三省堂 2015年発行
科学によってすべての答えが出るわけではない (一部抜粋しています)
西洋哲学は、物理的宇宙についての問いとともに始まりました。宇宙は何からできているのか、どういう構造なのか、という問いです。哲学者たちは、周囲の世界を観察した結果に基づいて論理的思考力をはたらかせ、自然界についての解釈を洗練させていきました。こうした観察と推論のプロセスは、最初アリストテレスにより問いの手法として使われたものですが、それが「自然哲学」へと進化していき、今では科学と呼ばれています。16世紀には、コペルニクスの天動説やヴェサリウスの人体解剖学研究など、科学の飛躍的進歩が多数あって、宗教ではなく科学が、自然界についての知識の起源として定着しました。しかし、単に何か出来事を観察して、他の場合にも同じことが起きると結論するのではなく、確かな枠組みをつくること――実験によって新しい理論をテストする科学的手法が必要だと主張したのは、哲学者フランシス・ベーコンでした。
信頼のおける科学的手法を手にした当時の科学者たちは、次々と新しい発見をし、理論を提唱していきました。この時期は科学革命の時代と呼ばれることがあります。科学は、宇宙に内在する原理や物理、化学、生物学の法則をいくつも発見しました。新発見はそれまでより精巧な理論を生み、画期的な発見や理論は時として、思想をがらりと変えることになります――哲学者トマス・クーンの言う「パラダイムシフト」です。物理学がニュートン力学からアインシュタイン相対性理論へ移っていったように、科学は新たな転機の訪れとともに進歩していき、私たちにもたらされる科学的真理が、だんだん完全なものに近づいていきます。ただし、ポール・ファイヤアーベントによれば、パラダイムシフトが起こるたびに、もとになる概念も手法も刷新されるのですから、その真理を確証する永続的な枠組みは存在しません。