【紹介】死はこわくない (立花 隆) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zz2P_6GTXtE
野坂昭如
「火垂るの墓」作家の野坂昭如さん死去、85歳 2015年12月10日 東洋経済オンライン
「火垂るの墓」などの作品で知られる直木賞作家の野坂昭如さんが9日に亡くなったことがわかった。85歳だった。
野坂昭如さんは、9日午後9時過ぎ、東京・杉並区にある自宅で、意識がないのを妻が発見したという。野坂さんはその後、病院に搬送されたが、午後10時半頃、死亡が確認された。
野坂さんは1930年、鎌倉市に生まれ、1968年に「火垂るの墓」・「アメリカひじき」で1967年度(下半期)の直木賞を受賞した。また、「おもちゃのチャチャチャ」の作詞や参議院議員としての活動など幅広く活躍していたが、2003年に脳梗塞で倒れて以降は、妻が在宅介護をしていたという。
http://toyokeizai.net/articles/-/96171
心不全を起こした本人は就寝中ではあるけど、痛みや苦しみを感じているのでしょうか。 2009/12/25 Yahoo!知恵袋
回答
まず、心不全というのは、病名ではありません。
何らかの病気や原因によって心臓が正常に動かなくなる事を心不全といいます。それが急激に起きることを急性心不全と呼びます。
ですので、何の病気で心不全になったかによって、苦痛、救命率などは異なってきます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1234491367
野坂昭如さんの絶筆、「新潮45」1月号に掲載 新潮社
直木賞作家の野坂昭如さんが12月9日(水)に逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
「新潮45」に2007年4月号から連載していた「だまし庵日記」の原稿が絶筆となりました。亡くなった日に届いた最後の原稿を掲載した「新潮45」1月号は12月18日に発売されます。
http://www.shinchosha.co.jp/news/blog/2015/12/11.html
『新潮45』 2016年1月号
だまし庵日記 野坂昭如 (絶筆) (一部抜粋しています)
12月8日
ガラス越しに見える冬の庭。寒そうだ。
歩きもせず、終日寝てばかり。
師走を迎え、早や8日目。
12月8日と聞けば、ぼくなどはすぐさま昭和16年に結びつく。
日本軍によるハワイ真珠湾攻撃。この戦争の始まった年、ぼくは神戸成徳小学校5年生。8日の朝、校庭の鉄棒にぶら下がり前まわりをくり返していた。
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娘が来て、椅子に移してくれるのだが、実に手際が良く、安心してまかせられる。しかし、娘がこんなに力持ちだとは驚いた。
いや、いや、力だけでは重い物は上がらない。呼吸、タイミング、バランス、気合い、お互いの気持ちも入るだろう。とのかく落としてはならない、落ちない。娘とはいえ、有難い。
娘はパジャマを嫌う。
妻は、着替えのラクな、洗濯のきく衣類をそろえ着替えさせる。
娘は、そんな病人くさい姿で1日過ごしてはいけない、いつもよりお洒落にしろという意見。
オレはどっちでもいい。
12月9日
暮れというと思い出す。
毎年今頃になると、飲み屋へのツケ払いに奔走していた。
払うのは当たり前の話だが、1年まとまるとなると、一瞬、反省の気持ちが過らないでもない。意を決して街へ出掛けるのだが、支払ったついでに、つい一杯、一杯が……覚えちゃいない。
毎年同じことのくりかえし。
今のぼくには、何も変わることもない、つまり、面白くもおかしくもない明け暮れだ。小説のネタなど、考えなくもないが、いやいや、寝るのが一番。怠け癖を反省の気落ちもあるが、なるほど、こんな風にして年は移りゆくかと他人ごとのように思ったりしている。
秋のはじめに誤嚥性肺炎とやらに見舞われ、スッタモンダ。どうにか息を吹き返したらしい。あせらない、あせらないと妻が呪文のように唱えているが、ぼくはちっともあせっちゃいません。さて、もう少し寝るか。
この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう。
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どうでもいい、じじぃの日記。
作家の野坂昭如氏が、12月9日に亡くなった。心不全らしい。
天才の野坂昭如氏とじじぃの接点は何もない。
ただ昔、三島由紀夫が野坂昭如氏の作品を絶賛していたことを思い出した。
年を取ると、寝ることが楽しみになる。
「歩きもせず、終日寝てばかり」
寝ていて、夢を見ながら死んでいくのが一番いいのかもしれない。