じじぃの「人の死にざま_818_野坂・参」

野坂参三 - あのひと検索 SPYSEE
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04 - 日共 六全協 - 1955 動画 YouTube
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がんばろう 動画 YouTube
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野坂参三 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
野坂参三は初代・日本共産党議長、コミンテルン共産主義インターナショナル)日本代表、日本共産党の第一書記を務め、名誉議長となる。衆議院議員(3期)・参議院議員(4期)。中国では岡野進と称した。ペンネームは野坂鉄嶺、野坂鉄など。
【最晩年の除名】
議員引退後には、1970年代から書きついで来た自叙伝『風雪のあゆみ』を完成(1989年、コミンテルン第7回大会のころまでのことを書いている)させ、1992年には生誕100年ということで、黒柳徹子との親交から「徹子の部屋」にも出演したり、NHK教育テレビジョンで特集が組まれたこともあった。
しかし、その直後の、『週刊文春』9-11月の連載が元となり、調査の結果、ソ連のスパイだったとして日本共産党名誉議長を解任され、その後中央委員会総会において除名処分が決定された(名誉議長解任時は高齢であることを配慮して党からの年金支給が続けられたが、除名処分に伴い打ち切られた)。その際、野坂は「残念ながら事実なので処分を認めざるを得ない」と述べた以外は、この件について公に語ることがなかった。これはソ連崩壊後、公文書が公開され、野坂が戦中に米国からコミンテルンのディミトロフに送った手紙が明らかになったことによる。野坂はソ連にいた日本人同志の山本懸蔵(1895-1939年)ら数名をNKVDに讒言密告し、山本はスターリンの大粛清の犠牲となったのである。
この発覚以前からかつての同志袴田里見らの、野坂をスパイと疑う声があるほか、ソ連と米国との二重スパイ説もあるが、真相は永久に不明のままとなった。参議院が弔詞を捧げることに対し、共産党は反対した。

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『知識人99人の死に方』 荒俣宏/監修 角川文庫 2000年発行
野坂参三(のざかさんぞう) (1892-1993) 101歳で死亡。(一部抜粋しています)
栄えある日本共産党名誉書記長の座から、唾棄(だき)すべき裏切り者へ。激動の20世紀を生き抜いた野坂参三の生涯は、文字どおり波乱万丈の100年だった。
山口県萩(はぎ)の商家に生まれた野坂は、両親の死後神戸の商業学校に入学。このとき社会主義思想の影響を受ける。慶応大学卒業後から本格的に労働組合運動に従事し、ヨーロッパ各国やロシアを訪問。大正11年に、結成されたばかりの日本共産党に入党した。非合法時代の昭和6年ソ連密入国し、戦後になって歓呼の声に迎えられて帰国。以降党の幹部として宮本顕治体制をサポートする。昭和57年には、長年の貢献により名誉議長に就任した。
しかし、平成4年8月に『週刊文春』が、野坂の血塗られた過去をスクープし、この老コミュニストは100歳にして”同志を売った卑劣漢”へと転落してしまう。戦前のモスクワ亡命時代に野坂は、同志山本懸蔵をスパイとしてコミンテルン共産主義インターナショナル)に密告し、山本は無実にもかかわらず処刑されてしまったというのだ。
慌てふためいた日本共産党も、さすがに「歴史的に決着済みの問題」とすることはできず、独自に調査を開始。その結果、野坂を同年9月名誉議長から解任し、12月には党を助命した。
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いくら党利原則が優先されるとはいえ、余命いくばくもない100歳の老人に対するこの仕打ちに世間は暗然とし、党内でも批判の声があがったと言われている。
その後野坂は田園調布の自宅に蟄居(ちっきょ)し、いっさい人と会わなくなった。密告事件以外にもさまざまな疑惑が浮上したが、野坂は沈黙を守った。
そして除名から1年足らずの平成5年11月、老衰のため自宅でひっそりと息をひきとる。本人の遺志で、遺体は大学病院に献体され、葬儀、告別式は行われなかった。弔問客もほとんどなく、不遇な晩年を物語るような最後だった。

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