じじぃの「増える難民と悩む世界・日本は異文化の人とどう付き合うか?プライムニュース」

Le Traite sur la Tolerance (Voltaire) - LE CODEX #2 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=v7Oqdb25hrE
シリア難民がドイツを目指す理由は?混乱する欧州 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cQZGp4QzeEE
水死したシリア難民の子ども

100分 de 名著 新春特番「平和論」 (追加) 2016年1月2日 NHK Eテレ
【司会】伊集院光武内陶子 【朗読】長塚京三 【ゲスト講師】斎藤環『人はなぜ戦争をするのか』(フロイト)、水野和夫『地中海』(ブローデル)、高橋源一郎『寛容論』(ヴォルテール)、田中優子『日本永代蔵』(井原西鶴
18世紀を代表する思想家、ヴォルテールが、フランスのトゥールーズで発生したえん罪事件を受けて出版した作品。当時のフランス社会を支配していたカトリック派の不寛容さについて、批判した。
2015年11月13日にパリ同時多発テロ事件が起きた。パリ在住のアントワーヌ・レイリスさんは妻を亡くした。3日後の16日、彼はFacebookにこう書き込んだ。
「あなたたちの願い通りに憎しみを抱いたりはしません」
250年前の南仏トゥールーズで起きた冤罪事件は、宗教上の狂信的な差別意識の絡んだ事件だった。当時としては、宗教上の狂信的な差別意識の絡んだ事件は特筆する程のものではないのだが、ヴォルテールが被告の名誉回復のために奔走しようと秘密委員会を設置した。理性に全幅の信頼を置いて世論を喚起したヴォルテール の、社会の狂信と偏見に対する思想闘争の軌跡が、著作『寛容論』(1763年)に記述されている。
テロ事件以降、ヴォルテールの著作『寛容論』が、ベストセラーになっている。
「Pray, and Think」(祈りながら、深く考える)が、寛容論の精神 (高橋源一郎)。
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/2016special/index.html
難民受け入れに踏み切ったメルケル首相の英断 Mi.16.Dez.2015 ドイツニュースダイジェスト
今ドイツに住む我々は、1989年のベルリンの壁崩壊にも匹敵する、歴史的な出来事を経験している。
メルケル首相は、ハンガリーで足止めを食っていたシリアやイラクなどからの難民を、ドイツに受け入れることを発表したのだ。今年この国では、少なくとも80万人の外国人が亡命を申請すると予想されている。戦後最高の数である。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan/7251-1010.html
アガペー ウィキペディアWikipedia)より
アガペーは、キリスト教における神学概念で、神の人間に対する「愛」を表す。神は無限の愛(アガペー)において人間を愛しているのであり、神が人間を愛することで、神は何かの利益を得る訳ではないので、「無償の愛」とされる。また、それは不変の愛なので、旧約聖書には、神の「不朽の愛」としてでてくる。新約聖書では、キリストの十字架での死において顕された愛として知られる。

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(本)ジャック・アタリ「21世紀の歴史」-「ノマド」よりも「トランスヒューマン」に注目
・トランスヒューマンな人々とは、愛他主義者で21世紀の歴史や同時代の人々の運命に関心をもち、人道支援や他社に対する理解に熱心であり、次世代によりよい世界を残そうとする。彼らは<超ノマド>の利己主義や海賊の破壊欲に我慢ならない。彼らは定住民の美徳(用心深さ、歓待の精神、長期的展望)とノマドの美徳(頑固さ、記憶力、直感力)を実践していく心積もりができている。
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/11767
プライムニュース 「曽野綾子氏が大胆提言 増える難民と悩む世界 日本に立ちはだかる壁」 2015年12月15日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】曽野綾子(作家)、藤巻秀樹(北海道教育大学教授)
5000人中11人。これは、2014年に日本において難民に認定された人数だ。先月来日した国連難民高等弁務官グテーレス氏は、日本の難民認定は少なすぎると指摘し、制度改善を要望した。
多くの分野で積極的な発言を続ける作家の曽野綾子氏が、これまで各国の難民を見てきた経験から訴える提言とは。難民の現状と真の問題点とは。
シリアからシリア周辺国へ逃れた難民は2011年〜2015年12月現在で約439万人に上っている。
フランス・パリで130人が犠牲になった同時テロ事件から1ヵ月が経ち、追悼に多くの人が訪れた。
フランス地方選挙では、移民排斥を訴えるルペンが率いる極右政党・国民戦線が全敗したものの過去最高の得票率を獲得。テロ事件を契機とした移民への警戒感を背景に支持を伸ばしたとみられている。
ドイツ政府は9月にシリア難民などの受け入れを表明。
最大で80万人、受け入れ費用として60億ユーロ(約8000億円)を拠出すると発表した。その後ドイツへの難民流入は増え続け、11月には約96万5000人に。
一方、日本への難民申請者数は去年は5000人と過去最高だったものの、認定数はわずか11人にすぎない。
こうした背景には一体何があるのか。
日本は難民受け入れを進めるべきなのか、難民とどう向き合うべきなのか。
反町理、「フランスもイギリスも移民を受け入れていて、どちらもテロがあった。移民政策が失敗したのではないか」
藤巻秀樹、「フランスは同化政策を進めている。多様な文化を尊重しましょうといっても、どこかで差別がある」
曽野綾子、「必ず失敗がある。完全に成功するということはありえない。それを体験しながら生きていくのが人生だ。とにかく生きていければいい。格差、差別が多少あっても、それを乗り越えていけば良い」
提言 「異文化の人とうまく付き合うために」
曽野綾子 「慈悲は人間の神に対する義務」
 慈悲は努力が伴うということ。神、仏、アッラーなど、人間を超えたものに対する義務です。やらなくてはいけない。それが救いだ。
藤巻秀樹 「共通点に目を向けよ」
 異文化という違いばかり目が行くが、人間は共通点のがはるかに多い。親子の情愛、夫婦の愛情、子を思う心は世界共通だ。異文化にも共通の価値観がある。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151215_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151215_1
じじぃの日記。
ドイツがシリア難民を大量に受け入れている理由は、メルケル首相の私的な道徳観と、ドイツがユダヤ人を排斥・虐殺した過去があるからだと言われている。
曽野綾子さんは、「慈悲は人間の神に対する義務」と言っていた。
キリスト教の教えに「無償の愛(アガペー)」というのがある。
西洋の哲学書(ほとんどダイジェスト版でだが)には、最後に「愛」という言葉が出てくることが多い。