じじぃの「フグ毒とその正体・養殖フグと天然フグはどこが違うのか?毒と薬の科学」

海外の反応 日本のふぐ毒を利用したプロジェクトが世界で話題に 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hfK0NAqOYI8
テトロドトキシンの化学構造式

テトロドトキシン ウィキペディアWikipedia)より
テトロドトキシン (tetrodotoxin, TTX) は化学式C11H17N3O8で表され、ビブリオ属やシュードモナス属などの一部の真正細菌によって生産されるアルカロイドである。
一般にフグの毒として知られるが、他にアカハライモリ、ツムギハゼ、ヒョウモンダコスベスベマンジュウガニなど幾つかの生物もこの毒をもっている。習慣性がないため鎮痛剤として医療に用いられる。語源はフグ科の学名 (Tetraodontidae) と毒 (toxin) の合成語である。
テトロドトキシンはトラフグやクサフグに代表されるフグ毒の成分で、もともと細菌が生産したものが、餌となるヒトデ類、貝類を通して生物濃縮され体内に蓄積されたものと考えられている。 フグやイモリなどの保有生物はTTXに対し高い耐性を持っているため、保有生物自身が中毒死することはない。

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『毒と薬の科学―毒から見た薬・薬から見た毒』 船山信次/著 朝倉書店 2007年発行
フグ毒とその正体 (一部抜粋しています)
魚類の毒として最も有名なのは、やはりフグ毒であろう。日本近海にはマフグ科のフグ類に限っても40種ほどが棲息しており、そのうちのかなりの種類が食品として供されている。日本人はどうやら有史以前からフグ類を食べていたらしいという証拠も発見されている。
明治時代になり、近代科学がわが国に導入されるとともに、フグの有毒成分の研究も行われるようになった。しかし、その研究は当初、薬理学的あるいは中毒学的研究がほとんどであり、化学的な研究は明治・大正期を通しても、田原良純による『河豚ノ中毒成分ニ就テ』(田原良純、薬学雑誌)・・・、数報に限られる。1909年の田原の論文には、それまでの研究報告がまとめられている。田原は、このフグ毒にマフグ科を示すラテン名であるTetraodontidaeにちなみ、、テトロドトキシン(Tetrodotoxin、TTX)と命名した。しかし、当時のフグ毒は後年になって、0.2%ときわめて低いことがわかった。
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TTXが何の脈絡ももたない動物種間に分布していることから、海産物の薬理研究者たちのあいだでは1983年ごろから、TTXは微生物に由来するのではないかという疑いがもたれはじめた。その根拠として、フグの毒含量に個体差がありすぎること。隔離した環境で卵から孵化させ養殖したフグには毒がないこと。そしてこの無毒な養殖フグ群に少数の天然フグを加えると、無毒なフグが有毒化する事実があげられている。少なくともフグ毒の起源はフグの体外にあると考えられるようになった。結局、TTXの生産者は、海藻に付着した細菌であると結論された。フグに含まれる毒のみならず、海藻のTTXの含量も大きく変動するのはそのためであるとわかった。現在は多種の細菌にTTX生産能が認められている。すなわち、フグ毒のTTXは、結局はStaphylococcusや、Pseudomonas、Vibrio類の細菌によって生産されたものがフグの臓器に蓄積された結果によることが明らかになっている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「毒と薬」に興味があって、フグ毒も調べてみた。
無毒の養殖フグの中に、毒を持つ天然種フグを入れると無毒のフグも毒性を持つことがあるそうだ。
最近では、フグ毒は腸内細菌の1つではないかと考えられている。
ヒョウモンダコ、イモリも同じ毒を持っているそうだ。
自分で調理してフグ中毒になる事件が起きている。ロシアンルーレットの様なスリルを味わえるそうです?
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