じじぃの「緊急地震速報・地震予知に成功すればノーベル賞もの?雑学読本」

1999年11月 トルコ国北西部地震災害 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nIbQT7lUv5U
1999年のトルコ・イズミット地震 (hinet.bosai.go HPより)

トルコの地震予知の失敗
ドイツの多くの大学や研究所が共同してトルコの地震予知の研究に乗り出した。この計画には、トルコ側でもいくつかの研究機関が参加した。トルコは世界有数の地震国で、過去に地震を起こした地震断層の一部が、たまたま地表に出ていて、ドイツの地震学者にとってはかっこうの研究材料であった。
そのやり方はドイツらしく徹底したもので、およそ、地震予知のための観測として役立ちそうなものすべてを、断層のまわりに集中して調べあげようとするものだった。
http://shima3.fc2web.com/201204turkish-prediction.htm
海城地震 ウィキペディアWikipedia) より
海城地震(かいじょうじしん)は、中華人民共和国遼寧省海城市一帯で1975年2月4日19時36分に発生したマグニチュード7.3の地震である。
行政当局が事前に警報を出して住民を避難させており、避難が行われた地域では人的被害が軽微で済んだため、結果的に地震予知の数少ない成功例となったことで著名である。当初は予知成功例として予知の楽観的見方とともに伝えられたが、後にこの地震特有の顕著な前震が幸いしたと分析され、他の地震の予知に普遍的に適用できるものではないとされるようになった。

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『ついつい誰かに話したくなる雑学読本』 なるほど!探究倶楽部/編 王様文庫 2013年発行
どうして「緊急地震速報」は地震を予測できるのだろう? より
緊急地震速報とは、大きな地震が起こる前にテレビやラジオ、携帯電話などで、それを知らせてくれるシステムだ。地震は縦に揺れる小さな波(P波)と横に揺れる大きな波(S波)が同時に発生するが、P波は1秒間に5〜7km、S波は3〜4kmの速さで伝わる。そのスピードの差を利用したのが緊急地震速報だ。
P波を感知した瞬間に警報を出せば、大きな揺れのS波を事前に知らせることができるのだ。しかし、そのタイムラグはわずか数秒〜数十秒しかなく、震源地から近い場所では緊急地震速報が間に合わない場合が考えられる。しかし、その数秒が生きるのか死ぬかの分かれ目でもあるのだ。
携帯電話での緊急地震速報は各会社によって異なるガ、受診できるように設定する必要があるのがほとんどである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
地震は地球マントル内部の対流が原因で起こるとされている。
地震予知のもっとも有名な成功例は中国で起こった海城地震である。
この地域では地震の前兆現象として、家畜や野生動物の異常行動や井戸水などの異常噴出が観測された。
近く大地震が発生すると判断した中国政府により、100万人規模の住民避難が行われた。
1975年2月、マグニチュード7.3の大地震が起きたが、死者はほとんど出なかった。
トルコでは、ある規則に沿って震源地が移動する地震が発生していた。
震源地は少しずつ移動し、1967年にはマグニチュード7クラスの大地震が起きた。
次の震源地が分かれば、地震の前兆現象をキャッチし地震予知が可能となるかもしれない。
しかし、予想された1980年代には地震が発生せず、1999年8月にマグニチュード7.4の大地震が発生した。震源地は予想された観測地だった。
日本では、1923年(大正12年)9月にマグニチュード7.9の関東大地震(大震災)が起きた。
100年周期説というのがあるそうだ。