心臓のつくりと血液の流れ【3D heart+2D heart animation】 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pBl0LQpBzJg
心臓はなぜ癌にならないのですか。 2009/12/26 Yahoo!知恵袋
回答
心臓も癌はありますよ。転移癌や粘膜腫、横紋筋腫あとは心外膜の腫瘍などです。
心臓が癌になりにくいのは、心臓の細胞がほとんど分裂しないからです(多少はするらしい)。
癌というのは、遺伝子が複製される際にDNAに傷がついた時に修復できず、そういった傷が蓄積することによって起こります。
なので、心臓のように分裂しない細胞は癌になりにくいんですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434513329
『心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか』 柿沼由彦/著 ブルーバックス 2015年発行
心臓の基礎知識 (一部抜粋しています)
「生物は心臓がなくても生きていけるか?」
もしこのように聞かれたら読者はなんと答えるだろうか。
――心臓がなければ、血液を体のすみずみまで運ぶことができなくなり、したがって酸素や栄養分を行き渡らせることができなくなる。と同時に、体のすみずみからの老廃物を含んだ血液を肺や腎臓に運び、浄化することができなくなる。だから結果として、生物は死んでしまう――。
おそらくは、そのような回答になるだろう。試験の答案としては、これで申し分ない。
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ところで、筆者はときどき「なぜ心臓はがんにならないのですか」と質問されることがある。
たしかに胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんなどはよく耳にするが、「心臓がん」という言葉は読者もほとんど聞かれたことがないであろう。なぜ心臓を構成する心筋細胞は、がんにならないのだろうか。
正確にいうならば、じつは心臓もがんになる。頻度は低いけれども、がんは発生するのである。ただし心臓においては「がん」とは呼ばず「腫瘍」という名前で呼ばれることが多い。がんとは、異常な細胞の塊である腫瘍を良性と悪性とに区別して、悪性のものを一般的にはそう呼んでいる。異常な細胞は、通常ならば生体の防御機構がはたらいて成長や増殖が抑えられるのだが、そのコントロールから逸脱して異常増殖した腫瘍が、増大したり転移したりして私たちの体を蝕み、生命を脅かすものをがんと呼んでいるのである。
厳密にいえば、心臓にも腫瘍は発生する。心臓における最も頻度の高い腫瘍は、心房に発生する粘液腫である。しかし、その場合はほとんど良性である。だからがんいなる可能性は非常に低い。心臓がんという言葉を耳にしないのは、そのほとんどが良性の腫瘍だからなのである。
では、なぜ心筋細胞の腫瘍は悪性になりにくいのだろうか。その理由としては、次のことが考えられている。
第1に、心筋細胞は生後すぐに一時的に分裂するものの、その後は分裂能を失うため、そもそも異常増殖をしないこと。これは横紋筋の特徴なのだが、分裂能を失うことと引き換えに、最終的に心筋の完成品として成熟するに至る過程を順次、進んでいくのである。
第2に、心筋細胞はほかの細胞と異なり、酸素の消費量が非常に多いことから、つねに活性酸素に曝(さら)されているため、その消去システムが高度に発達していること。活性酸素はDNAを傷つけて異常な細胞を生みだすなど、細胞のがん化の原因となるものだが、心筋細胞はその防禦態勢をもっているために、がん化しにくいとも考えられている。
さらには、心臓の内部では非常に速い血流が生じているため、転移性のがん細胞が生着しにくいことから、心臓は各種のがんが転移することも非常に少ないとされている。
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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか』という本があった。
「心筋細胞はその防禦態勢をもっているために、がん化しにくいとも考えられている」
活性酸素は身体の細胞や組織を酸化させ、老化の主な原因ではないかといわれている。
心臓(心筋細胞)は活性酸素からの防禦機能をもっているんですね。不思議なもんです。