じじぃの「マッコウクジラの脳油・驚異的な潜水能力!ペンギン物理のはなし」

Sperm whale Vs giant squid 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_z2Lfxpi710
マッコウクジラの潜水

マッコウクジラ、大型哺乳類最強の潜水力!ダイオウイカをも食らうその生態に迫る 2014年8月5日 Stone Washer's Journal
何故、マッコウクジラが深海に潜れるようになったのかは議論が絶えないが、主食ははっきりしている。
マッコウクジラの主食はイカである。
巨大な身体と深海を泳ぐ能力により、天敵と呼べるような存在はシャチしかいないものの、食事の95%がイカらしい。マッコウクジラの語源になった抹香の香りがする竜涎香は、マッコウクジライカを食べ過ぎることで偶然生まれるものだ。
http://stonewashersjournal.com/2014/08/05/spermwhale/
『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』 渡辺佑基/著 河出ブックス 2014年発行
マッコウクジラは脳油で潜る? (一部抜粋しています)
マッコウクジラの最大の特徴は、体の3分の1ほどを占める巨頭にある。映画『エイリアン』に出てくる異星生物にも似た、その長大な頭の中には脳油と呼ばれる白濁色のどろりとしてワックスが詰まっている。この脳油の見かけのために、マッコウクジラは英語では「sperm whale(精液クジラ)」というあまりエレガントではない呼びかたがされるのだが、それはさておき、脳油を温めたり冷やしたりして体全体の比重をコントロールし、深い潜水を楽になし遂げているというのが「脳油仮説」である。
つまりこういうことである。マッコウクジラは潜水を始める折、鼻孔から冷たい海水を吸って脳油の周りに巡らせ、脳油を冷やす。冷やされた脳油は体積が縮み、でも重さは変わらないので比重が上がる。脳油の比重が上がれば、その莫大な量ゆえにクジラの体全体の比重もいくらか重くなり、クジラは沈むように楽に潜っていける。浮上の折、今度は鼻孔に吸い込んだ海水を吐き出し、自らの体温を利用して脳油を温める。すると脳油の体積が膨らみ、でも重さは変わらないので比重が下がり、ひいてはクジラの体全体の比重もいくぶん軽くなる。そのためクジラは浮かぶように楽に浮上することができる。
とびきりの仮説だと思う。脳油という謎の物質と傑出した潜水能力の三市テリーを同時かつ巧妙に説明している。それに何より聞いて楽しいアイデアがいい。図鑑に採用されるまで広く浸透したのも、なるほどとうなずける。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、渡辺佑基著『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』という本があった。
あの巨大マッコウクジラがなぜ、3000mも潜るのか。
マッコウクジラが好んで食べるのはダイオウイカである。
食べ物を捕獲するために、生き物は進化したんですねえ。
ところで、人間は何しに宇宙にいくんでしょうか。何か、もっとうまいもの探しなんでしょうか。