じじぃの「幻想の大国を恐れるな・中国男女の出生数に著しい差!文藝春秋」

破滅へ向かう幻想の中国!1900年代を突き進む民族主義の危険なゲーム!古典的手法で内部葛藤の解消を行う危険!【鈴木洋嗣】 動画 YouTube
https://thichxemhai.com/video/JASCyLvlXos/1900.html
中国 男女出生数の推移

エマニュエル・トッド ウィキペディアWikipedia)より
エマニュエル・トッド (Emmanuel Todd, 1951年5月16日 - ) は、フランスの人口学・歴史学・家族人類学者である。人口統計による定量化と家族構造に基づく斬新な分析で知られる。現在、フランス国立人口学研究所 (INED) に所属する。2002年の『帝国以後』は世界的なベストセラーとなった。
『最後の転落』
1976 年、最初の著作である『最後の転落』 (La Chute finale) において、10年から30年以内のソビエト連邦崩壊を人口統計学的な手法で予想し、注目された。
トッドは、ロシア人女性が識字率上昇の後に出産率が下がるという人類の普遍的傾向に従って近代化していることを示し、ソビエト的人間説を否定した。また通常は下がり続ける乳児死亡率が、ソビエトでは 1970年から上がり始めたことを指摘し、体制が最も弱い部分から崩れ始めたと主張した。ソビエト連邦は実際に 1991年に崩壊し、トッドは予言者と見なされることとなった。

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プライムニュース 「日中韓3記者が熱論! 中韓蜜月の本音と建前」 2015年9月11日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理 【ゲスト】古森義久産経新聞ワシントン支局駐在客員特派員)、韓暁清(民日報日本語版代表)、ホンヒョン(統一日報論説主幹)
先週、中国の北京で開催された、抗日戦勝70年記念パレードに出席した韓国の朴大統領は、中国の習近平国家主席と首脳会談を行い、日本、中国、韓国3ヵ国の首脳会談を来月末から11月初めをめどに韓国で開くことで一致した。
課題が山積する中、北東アジア安定のために、三ヵ国はどのように行動していくべきなのか? 日中韓関係の現状と展望を3ヵ国のジャーナリストに聞く。
●中国「100年マラソン」戦略
1970年代のニクソン政権から現オバマ政権まで一貫して国防総省の中国軍事動向を調べる要職にあったピルズベリー氏の自著「100年のマラソン=米国と交代してグローバル超大国になろうとする中国の秘密戦略」。
2049まで100年かけての世界戦略を組んでいるのでは。中国は何を目指しているのか、どこまで広がりたいのか。
韓暁清、「始皇帝時代は非常に強い国だった。強い国を目指したい。国内の戦争以外に近隣諸国の騎馬民族モンゴル族が中国を侵略した。チャイナドレスはモンゴル族の衣装だが中国の国民服。中国人民は世界一の国を目指すというスローガンが毛沢東時代にあった」
古森義久、「何世紀も前の偉大な帝国や王朝、人権なんてつゆほどもなかった時代の政治システムを再現したいというのは悪夢だ」
ホンヒョン、「中国は軍事的にも世界一になりたいが永遠に不可能。漢族の国として最大の帝国を作ったのは中国共産党だが、国際ルールの国境線すら守らないのは大問題」
提言 「日中韓3ヵ国関係のあるべき姿」
ホンヒョン 「3国のFTAくらい?」
 違いが大きすぎる。3ヵ国のFTAくらいから。今、大国間で戦争が起きないのは経済的結びつきがあるからだ。
韓暁清 「和」
 日本の国は大和の和ですから、日本、韓国、中国が和に向かって、進めるべきだ。
古森義久 「ぶれるな 日本!」
 日中、日韓の関係は1、2年前よりも良くなってきた。アメリカが日本寄りの言動が多くなってきたのは日本の行動が一貫していたからだ。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150911_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150911_1
文藝春秋 2015年10月号
幻想の大国を恐れるな 歴史人口学者 エマニュエル・トッド (一部抜粋しています)
次に、現在の中国が抱えている大きな問題点を見ていきましょう。まず1つは、私の専門分野である人口の問題です。中国では現在、猛スピードで少子高齢化が進んでいます。まだ国家全体が豊かになっていないために、年金をはじめとする社会保障制度の整備もできないまま、高齢化を迎えてしまった。これが近い将来、社会不安を増大させることは間違いありません。
それに加えて、中国では、男女の出生数に著しい差があります。国連の統計によれば、中国では女子の出生を100とすると、男子の出生は117。世界の平均は女子の出生100に対して男子の出生は105か106。107を超えると不均衡とみなされますから、この数字がいかに歪かということがよくわかります。
これだけ男女の差が生じているのは、女子を妊娠したことがわかると選択的に堕胎を行なっているか、出生しても当局に申告していないのか、どちらかの理由が考えられます。
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私は、人口学的見地からソビエトの崩壊を予想して以来、「予言者」のように言われることがありますそんな人生を望んでいませんでしたが、多岐にわたる問題について、人口学的、家族構造的、社会学的な観点から20年先を「予言」することを結果としてしばしば求められてきました。しかし、現時点で中国の今後に関して確定的なことは何も言えません。数えきれないほどのシナリオが考えられるからです。ただひとつ断言できるとすれば、最良のシナリオだけは想像ができないということです。最良のシナリオとは、安定成長を持続し、国内消費が増え、権力は安定し、腐敗も減っていく――こういう素晴らしい未来だけは考えられないのです。したがって、中国の未来の姿は、この最良のシナリオを除外して、それに次いで良いシナリオとカタストロフィーのシナリオの間にある。逆に言えば、カタストロフィーも考えられるということです。
ですから我々は、中国が抱える矛盾について、今まで以上に関心を払う必要があります。
恐るべき速さで進んだ経済成長がもたらしたアンバランスの最たるもの、それが富裕層と貧困層の間の非常に大きな格差です。ここで協調しておきたいのは、中国における格差は、他の国以上に深刻な社会問題になるということです。その理由は、中国の伝統的な家族制度に関係があります。
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ですから、そうした平等主義が意識の根底にある中国人にとって現在の格差は、他の国の人々が感じるよりも一層、受け入れがたいものになっているのです。そしてこの人民の気持ちとマッチしない現状が、社会全体に大きな緊張感をもたらしています。
そこで中国の指導者たちが採用したのが、ナショナリズムを高揚させるという古典的な解決法でした。外敵を見つけて、ナショナリズムで国内を引き締めようとする。これは非常に危険なことです。ひと口に危険と言っても、私が感じているのは漠然とした危うさではありません。中国が歴史の現段階においてナショナリズムを使わなければいけない状況に追い込まれていることが、とりわけ危険なのです。
というのも、歴史的、文化的な観点から見ると、中国はいま、1900年ごろのヨーロッパくらいの段階にあると考えられます。その時代の欧州との共通点は、たとえば教育水準です。中国の現在の高等教育への進学率は1900年ごろの欧州の数字とほぼ同じ。つまり、一定の教育を受けたけれども高等教育には進まない層が、マジョリティーを占めている。この状態は、どこの国でもナショナリズムが激しく燃え上がる危険性を秘めているのです。実際に1900年ごろの欧州では、まさに人々がナショナリズムに没頭していきました。だから、いまの中国は危険なのです。
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長い日本の歴史の中で、日本が侵略的で危険な国であったのはほんの短い期間にすぎません。しかも日本が帝国主義的で軍事主義的だった20世紀の前半は、ヨーロッパの大国も同じことをやっていました。当時の欧州は今とは比べ物にならないくらい帝国主義的、膨張主義的だったのです。当時の情勢を俯瞰してみれば、日本はそういった世界の趨勢に追随したようにしか見えません。ですから、当時の日本緒攻撃的な性格はもともとあったもので、日本という国家の決定的な本質であるかのような議論は、まったく非現実的だと思うのです。
いまの日本は平和的な国家であり、一定の軍事力をもって、世界の安定化に積極的に貢献することができる資質を持っています。日本がフランスなどのようないわゆる「普通の国」になって、何がおかしいというのでしょうか。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2015年10月号 『文藝春秋』に「幻想の大国を恐れるな 歴史人口学者 エマニュエル・トッド」の記事が載っている。
エマニュエル・トッド氏は、ソビエトで乳児死亡率が1970年から上がり始めたことを指摘し、体制が最も弱い部分から崩れ始めたと主張した。結果的にソビエト連邦の崩壊を言い当てた。
この『文藝春秋』の記事には中国での男子の出生と女子の出生の比率が著しく異なることが書かれている。女子の出生が低いのは堕胎が行われているのではないかと推測している。
共産党中国の崩壊を予言したものなのだろうか。