じじぃの「どうしてユダヤ人が一神教を考えついたのか!ユダヤ集中講座」

Did God rest on the 7th day?

How to keep the Sabbath in the 21st Century Illuminati Exposers
http://nwokillers.weebly.com/how-to-keep-the-sabbath-in-the-21st-century.html
筑摩書房 一神教の起源 ─旧約聖書の「神」はどこから来たのか / 山我哲雄 著
筆者は拝一神教である古代イスラエル宗教が変容を遂げて唯一神教であるユダヤ教にいたる道筋を五つの革命をへて成立したと考える。エルとヤーヴェが合一しヤーヴェが優勢となって拝一神教の成立(第一の革命)。北イスラエルにおけるバール信仰の浸透によるヤーヴェ信仰の危機、南ユダにおけるヤーヴェ神の混淆化の危機、背きに対して罰を加える世界神の登場(第二の革命)、北の滅亡を教訓とするヨシヤ王の宗教改革と挫折(第三の改革)、バビロン捕囚によるヤーヴェ神への信頼の動揺、ユダの罪として受容することによるヤーヴェの復権(第四の革命)、ヤーヴェを唯一神とする第二イザヤの逆転の発想(第五の革命)である。ユダヤ教誕生の歴史的整理である。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480015817
ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』 井沢元彦/著 徳間文庫 2006年発行
ユダヤ教はこうして生まれた (一部抜粋しています)
では、どうして彼らが一神教という概念を考えついたのか。宗教学者の間でも定説はありませんし、これはわかりません。ある戦争の真相はどうだったのかというようなこととは全くわけが違いますから、仮にタイムマシンができて過去にさかのぼれるようになったとしても、ひょっとしたらわからないかもしれません。ただ、想像することはできます。
物質の成り立ち、物質は何でできているか。最新の科学では、それは粒子であると考えられています。初めの頃は原子でした。分解していくと、物質は究極には元素というものに還元されます。
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これを最初に考えたのは、紀元前のギリシャ人のデモクリトスという人です。彼は「アトム」という言葉を初めて考え出しました。「アトム」はもともとギリシャ語で、「ア」は「できない」。「トム」は「分割」で、「アトム」は「分割できない」という意味になります。
今では原子という意味で使われている「アトム」は、最初は「これ以上分割できない」という意味だったのです。
それ以前にも、世界は何でできているかと考えた人はたくさんいました。有名なところでは、同じギリシャで、ものは火と水と風と土の「四大元素」に分かれるという考え方がありました。たしかに火と水が同じものだとは、普通我々は考えません。火はつかみどころがなく、まるで気体のようにふわふわしているし、水はもっと安定しているが冷たい。火と水を合せれば火のほうが消えてしまう。世の中には様々な物質があり、様々な形態をしています。水ですら、温度の差によって、気体になり、液体になり、固体になります。
ですから、こうした現象面に気をとられている以上、どうしても四大元素は火とか水とかいった、目に見える、そして形と性質の違うものであるという考え方にとらわれやすくなります。
これは東洋も同じで、東洋では、元素は「五輪」であると考えました。今でも日本のお墓には五輪の塔がありますが、これは下から「地・水・火・風・空」の五大元素を表わしているとされています。東洋では、ギリシャ四大元素の他に、それを総括する存在として「空」を入れています。「空」は仏教の最も難しい概念の一つで、存在はするが存在していないというものです。東洋の人間も、五大元素という目に見える形と性質で物事を考えていました。
ところが、デモクリトスはそういう考え方を全く否定して、ものというのは、どんなものでも細かく分割できるはずだ。どんどん分割していけば、火であろうが水であろうが、最終的には同じ粒のようなもの、つまりアトムになると考えました。デモクリトスの考え方は、長らく否定されていました。こういう考え方はおかしいというのが中世の世界では常識だったのです。見直されたのは、近代になって科学が発達し、水であろうが火であろうが、ものの根源は原子であるということが再確認されてからです。
デモクリトスの言ったことは、実験は不可能でしたが、一応科学の範疇に入るものです。この考え方を宗教に応用したのがユダヤ人ではないかと私は考えています。
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宇宙の成り立ちは、今はビッグバンというものだと考えられています。今宇宙は膨張しているそうです。実際の観測によって、外の星ほど、どんどん速いスピードで離れていくことでわかるのです。
では最初はどうだったのか。惑星どころか太陽系も銀河もなく、何か一つの固まりのようなものでした。そこに突然大爆発が起こって広がっていき、それが銀河を形成し、銀河の中で太陽の光に照らされることによって惑星の上に生物が誕生し、進化していったと考えることができます。
ビッグバンは、最新の科学理論で宇宙の成り立ちとして認められていることです。
ただ、問題は、ビッグバンがなぜ起こったのか、なぜ生物が突然誕生したのかということです。これはわかりません。ひょっとして将来、そのメカニズムが解明されることがあるかもしれませんが、現在の段階では、ただ偶然に起こったとしか言いようがありません。
しかし、これが偶然ではなく、すべてのものが存在する以前に唯一全体の存在があってそれがすべてをつくった、これが「造物主」あるいは「創造神」という考え方だと私は思います。

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どうでもいい、じじぃの日記。
9月に入り、あと1ヵ月もすればノーベル賞の季節になる。
ノーベル賞受賞者の5人に1人はユダヤ人らしい。キリスト教圏の国のノーベル賞受賞者を加えると、ノーベル賞受賞者は圧倒的に一神教の人たちだ。(イスラム教はさておき)
井沢元彦著『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』という本の「ユダヤ教はこうして生まれた」に、こんなことが書かれていた。
デモクリトスの言ったことは、実験は不可能でしたが、一応科学の範疇に入るものです。この考え方を宗教に応用したのがユダヤ人ではないかと私は考えています」
彼ら一神教の人たちは、神に近づこうという意識を持っているらしい。
神に近づこうという意識がノーベル賞につながるのだろうか。