じじぃの「神話伝説_128_マラキ(預言者)」

The Last Pope! Saint Malachy's Prophecy and REVELATIONS!!!! 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=r5kPQjzw1Wo
預言者 マラキ

マラキ ウィキペディアWikipedia)より
マラキは、旧約聖書のマラキ書を書いた北イスラエル王国預言者
祭司たちへの裁きの宣告と民衆に対して神を恐れるものたちにある報い(マラキ書 3章16節〜18節)と予言者エリヤの再来とされる人物の出現(マラキ書 4章5節)を預言した。後者は、新約聖書のなかでは洗礼者ヨハネイエス・キリストに対する関係を預言したと解釈される。

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ユダヤ教の本―旧約聖書が告げるメシア登場の日』 学習研究社 1995年発行
マラキ (一部抜粋しています)
マラキは「わが使者」を意味するが、人物名ではなく表題だとも考えられるという。著者は紀元前5世紀の中ごろから紀元前4世紀のごく初期に生きた預言者で、預言自体は紀元前5世紀ごろの数年に語られたと思われる。
マラキ書は3部に分けることができ、1〜2章9節は、正しい礼拝の勤めと罪を負う祭司への警告になっている。
「見よ、わたしはあなたたちの子孫を脅かし、あなたたちの顔に汚物を浴びせる。それは祭りの犠牲の捨てられたものだ。あなたたちは、その上に投げ捨てられる」(2・3)
2章10節以降は、異教の神を信仰する人々への激しい指弾と不法の宣告。なお、
「我々は皆、唯一の父を持っているではないか。我々を創造されたのは唯一の神ではないか。なぜ兄弟が互いに裏切り、我々の先祖を汚すのか」(2・10)の部分は、民衆相互の友愛を象徴する言葉としてしばしば引用されるが、これは全人類への言葉ではなくユダヤ教徒のみを指していることに留意しなければならない。
「ゼカリヤ書」には改宗者への寛容と万人救済を窺(うかが)わせる記述があるが、「マラキ書」は徹底した異邦人の排除と共存者への敵視を主張しているのである。
3章では、その正しい宗教的実践の末に救世主(メシア)が到来することが語られている。神に選ばれて残された者にだけ希望の日が訪れるというのである。
「しかし、わが名を畏(おそ)れ敬うあなたたちには、義の太陽が昇る。その翼にはいやす力がある。あなたたちは、牛舎の子牛のように躍(おど)り出て跳(と)び回る」(3・20)
こうして預言者の扉が閉じられるので、この著者は「預言者の封印」とも呼ばれている。唯一神ヤハウェと先祖が交わした契約の厳格な遵守が絶対であり、それが未来の勝利と祝福を招来する必須条件であるというユダヤ教のコンセプトを明確に表していることからも「預言者の封印」という言葉はふさわしいだろう。