じじぃの「神話伝説_127_エリヤ(預言者)」

Bible Cartoon - Elijah (Full) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=c44hG8HWW4Q
預言者 エリヤ

エリヤ ウィキペディアWikipedia)より
エリヤ( 英語: Elijah)は、旧約聖書に登場する預言者
「エリヤ」とはヘブライ語で「ヤハウェは神なり」の意。 『列王記』に名が見え、バアル崇拝への熱心な反対者、ヤハウェ信仰の守護者として描かれる。新約聖書ヨハネによる福音書』では、旧約聖書を代表する預言者として言及される。

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ユダヤ教の本―旧約聖書が告げるメシア登場の日』 学習研究社 1995年発行
エリヤ (一部抜粋しています)
”劇的な奇蹟”といえば、モーセによる「葦の海の奇蹟」(出エジプト記/14)が最も有名だが、このエリヤが行った奇蹟もユダヤ教史上に光り輝くものとされている。エリヤの名は「主は神」を意味しているが、古典的預言者の先駆としても最大級の栄誉を与えられている。
エリヤの活動の舞台は、紀元前9世紀、北王国オムリ王朝のアハブとアハズヤの治世だった。王国分裂以降、王朝による異教徒との政略結婚などの結果、異教の祭祀や儀礼が国内に入って行き老いを増した。特に、アハブの妻とイゼベルは、自国フェニキアのバアル信仰を導入して、ヤハウェの信奉者を強く圧迫している。
この宗教的な一大危機に敢然と登場するのが預言者エリヤなのである。サムエルの時代から継承された預言集団の指導者と見られるが、出目は明らかではない。
「列王記上」に「ギレアドの住民であるティシュベ人」(17・1)と記されているが、ティシュベが地名であるかどうかも判然としない。
突然出現して、カルメル山の山頂で、ただ一人でカナン人の神バアルの預言者450人と、アシュラの預言者400人と対決した。彼は「本当の神ならば、天から火を降らすことができるはずだ。どちらが本当の神なのか決着をつけよう」と決死の戦いうぃ挑んだのだ。
「すると、主の火が降って、焼き尽くす献(ささ)げ物と薪(たきぎ)を焼き、溝にあった水をもなめ尽くした。これを見たすべての民はひれ伏し「主こそ神です。主こそ神です」と言った。エリヤは「バアルの預言者どもを捕らえよ。一人も逃してはならない」と民に命じた。民が彼らを捕えると、エリヤは彼らをキション川に連れて行って殺した(王記上/18・38〜40)
現在、カルメル山には、エロやがバアルの預言者を力強く踏みつけ、刀を振り上げて殺そうとしている石像が建立されている。まさしく起死回生の奇蹟を起こしたことで、人々に篤(あつ)く崇敬されていることがよくわかる。また、この近くの丘にある洞窟は、エリヤが預言者を育成した聖地であると信じられている。
しかし、このときエリヤは見事な勝利を収めたが、その後もアハブとイゼベルは信仰を改めなかった。当然、エリヤは迫害され、一時ホレブに逃げるが、神の命により再び登場し、アハブとイゼベルには神罰が下って非業の死を遂げることを預言している。
やがて、後継者になるエリシャと出会って道を譲ることになるが、エリヤの名はエリシャによって高められた。そしていつか来る救世主(メシア)再来の日には、先駆者として彼も再来するとまで信じられるようになったのである。
「見よ、わたしは、恐るべき主の日が来る前に預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に、子の心を父に向けさせる」(マラキ書/3・23)
ちなみに『新約聖書』によれば、イエス。キリストやバプテスマのヨハネをエリヤの再来と考える人々もいた。彼の登場とはたらきがいかに強く、印象深かったかということが実感できる。
嵐の中を天に昇っていったエリヤの霊は、その後常にエリシャと共にあり、さまざまな奇蹟を起こして人々を助けたとされている。