じじぃの「人間は原罪を持っている・生来の犯罪者はいるのか?犯罪心理学」

Cain & Abel 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RHzTl_WijPY
ロンブローゾの説く生来性犯罪人説について、あなたはどう思う? 2010/11/16 Yahoo!知恵袋
回答
人間が犯罪者になる要因が遺伝的因子のみにあって、成長した環境・生活していた環境がまったく影響しないなんて、そんなわけがありません。
ロンブローゾの説が正しいとするなら、どんなに愛情に包まれて幸せに育った人間でも、その遺伝的因子を持っているとしたら、将来必ず犯罪者になる、ってことになります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1450470579
『面白いほどよくわかる! 犯罪心理学 内山絢子/監修 西東社 2015年発行
犯罪心理学の歴史①――実証的検証の始まり (一部抜粋しています)
犯罪心理学とは、犯罪の実態と、犯罪者と犯罪行為の心理を研究する科学的学問です。犯罪者とはどのような人間なのかということは、古くから語られていましたが、実証的に検討し始めたのは19隻後半のイタリアの精神科医ロンブローゾだといわれています。
ロンブローゾは、大勢の受刑者を実際に診察して彼らの体格や身体的・心理的特徴を調査し、それを一般の人々(兵士など)の身体・心理的特徴と比較し、犯罪者には普通の人にはない変質兆候が高い確率で認められるとしました。
「禁断の果実」という言葉がありますが、旧約聖書の創世記に、エデンの園にある果樹のうち、食べることが金jされている木の実をイブが盗み、アダムに分け与えたことから、アダムとイブは楽園から追放されました。ここから「禁断の果実」は「原罪」のメタファー(暗喩)として使われるようになりました。このように、人間の本性に関する問題は、従来は哲学や宗教で論じられる観念的なものでしたが、ロンブローゾが犯罪心理を実証的な手法で明らかにしようとしたことは、犯罪研究のうえで大きな進歩だったといえます。
ロンブローゾの「生来性犯人説」は、犯罪を行なうのは、生まれながらにして犯罪者だとする考え方です。先に述べた人類学的な調査から、頭の大きさや形の異常、顔の左右対称、大きなあごと大きな頬骨を持つこと、耳が異常に長い、目の欠陥や特異性など身体的異常を挙げ、そうした特徴を持つ者は生まれながらの犯罪者であると考えたのです。この時代に骨相学が隆盛していたことを考えれば納得もいきます。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『面白いほどよくわかる! 犯罪心理学』という本があった。
暇つぶしに本を読んでいるので、特に「犯罪」に興味があるわけではないが借りてきた。
連続殺人としての犯罪では、世界的には、1888年にイギリス・ロンドンで起きた「切り裂きジャック」が有名だ。売春婦を次々に殺した。
日本では、戦後最大の強姦殺人として、「小平義雄連続殺人事件」というのがある。
性犯罪者の再犯率は高いのだそうだ。
性犯罪は、ロンブローゾの「生来性犯人説」とつながっているのだろうか。現在ではこの説の科学的根拠はほぼ否定されているらしい。
世界最初の殺人者といわれる「旧約聖書」のカインを思い出した。