【KSM】なぜモンゴルは超親日国なのか 危機を救った日本を忘れていない 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qxBvgRKmKYk
草原の国、モンゴルが第二のサウジアラビアになる日 2013/8/25 日本経済新聞
今、世界をみれば東アフリカや北極圏などかつて資源地帯とはみなされていなかった場所が開発フロンティアとなり、世界から投資を集めている。
モンゴルもそのひとつだが、大きな特徴は石油、天然ガス、銅など単一の鉱物に依存するモノカルチャー型資源国ではなく、銅、石炭、鉄鉱石、金、ウラン、レアアースなど多様な資源を持つ「資源のデパート」であることだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO48913460Y2A121C1000015/
プライムニュース 「モンゴル大統領生出演 対中・対ロ・対北朝鮮 独自外交戦略の真意は」 2015年5月22日 BSフジ
【キャスター】松村未央、反町理 【ゲスト】ツァヒャー・エルベグドルジ(モンゴル国大統領)
経済連携に加え、相撲などを通じても日本とつながりを強める一方、中国・ロシア・北朝鮮などとも独自のパイプを持つモンゴル。日本の対アジア外交戦略を切り開く上でカギを握る“アジアの友”は何を思い、今後どう動こうとしているのか。
20日に来日し、首脳会談など多忙な日程の合間を縫って、エルベグドルジ・モンゴル国大統領が2時間生出演。両国のあるべき未来を語る。
●日本との連携で描く未来は
日本の4倍の国土面積がありながら人口はわずか40分の1。
モンゴルと日本は相撲を通じて縁が深い。
幕内優勝回数34回、歴代1位を誇る第69代横綱・白鵬翔をはじめ、横綱・日馬富士、横綱・鶴竜と今や幕内力士の約4人に1人がモンゴル出身。
しかし近年、相撲だけでなく経済、外交、安全保障分野など日本にとって存在感は大きくなりつつある。
モンゴル大統領 ツァヒャー・エルベグドルジ氏の経歴を紹介。
遊牧民から鉱山技師、軍機関新聞記者をへて民主化運動を指導。98年および2004〜06年首相。09年より現職・2期目を務めている。
モンゴルは清から独立して以降、一党独裁の社会主義国としての歩みを続けた。1989年、学生や指導者たちを中心に民主化運動が広がり始めていた。その影響により翌年、一党独裁体制は崩壊。
1990年7月、複数政党制による初めての選挙が行われ、92年には民主主義の産声となるモンゴル国憲法が施行され、新たなモンゴルが誕生。
以来、きょうまで続く民主主義国家の立役者となった指導者の1人が第4代モンゴル国大統領・ツァヒャーエルベグドルジ氏。
就任以来、国内政治の安定や経済の立て直しに取り組み、リーマンショックの影響によりマイナスに落ち込んだGDP成長率はプラスへとV字回復。
豊かな鉱物資源をもとにモンゴル経済は急速な発展を遂げている。
それまで関係の強かった中国、ロシアのみならず日本や欧米諸国とも積極的な外交を展開している。
エルベグドルジ大統領・主な来日スケジュール
20日 首脳会談、夕食会。
21日 アジアの未来に関する国際交流会議で演説、晩餐会。
22日 日本、モンゴル経済委員会、経団連・榊原会長と会談。
23日 東京競馬場「モンゴル大統領賞」授与式。
24日 大相撲観戦。
25日 帰国。
大相撲夏場所13日目(幕内)。優勝争いをしている4人のうち2人がモンゴル勢。
●日本との連携・その真意は
日本とモンゴルの経済連携について聞く。
大統領はおととい安倍首相と首脳会談を行った。
安倍首相とエルベグドルジ大統領の会談:2013年3月・ウランバートル、9月・東京(安倍首相私邸)、2014年1月・電話会談、4月・東京(昼食会)、7月・東京、9月・ニューヨーク(国連総会)、2015年5月・東京、計7回。
日本・モンゴル首脳、閣僚会談・11回。
首脳や閣僚の会談が頻繁に行われており、両国の緊密ぶりが伺える。
日本とモンゴルの関係の現状、日本との貿易において一番期待するものについて聞く。
自由貿易協定、日本・モンゴルEPA(資源、エネルギー分野等における貿易、投資の拡大など目指し今年2月に締結。
反町、「モンゴルにとって初の経済連携協定となった。経団連、国際会議・アジアの未来について」
モンゴル大統領、「日本は北東アジアにおいて最も近い2国間関係にある。先週、両国のEPA(経済連携協定)が日本の国会で承認されたことは非常に嬉しい情報だった」
●AIIB参加の狙いと今後
経済的な面からモンゴルと中国の関係について聞く。
AIIB(アジアインフラ投資銀行)参加国を紹介。日本や米国が参加を見送る中、57ヵ国が参加を表明。モンゴルも創設メンバーとして参加を決めている。
反町、「モンゴルにとってAIIBへの参加はどのような意義を持っているのか。日本のAIIBへの慎重姿勢をどう考えるか」
モンゴル大統領、「モンゴル国は以前はシルクロードの一部が通っていた、アジアとヨーロッパを結ぶインフラだった。現在モンゴル国はロシアと中国の間に位置する。インフラがモンゴルを通るのは近道。モンゴル、ロシア、中国の経済コリドー計画もある。安倍総理大臣と話した時に、2国間関係が主要な話題。日本国は参加してほしいと思っている。中国の首席はモンゴル訪問時に積極的な善隣関係、国益を尊重。習近平国家主席は国会で演説でもモンゴル国を尊重すると発言」
AIIBに関しては番組に出演した中国系の人は、今は米国が強いが30〜40年後に中国は世界で最強の国となっている。日本は米国一辺倒でいいのかという。
日本は米国側に足元を固め中国と対峙する姿勢をとっているがどう感じるか。
南シナ海において中国は係争中の島に埋め立てをして滑走路をつくり接近する米国の偵察機を威嚇。
反町、「モンゴルと中国はフィリピンとのような関係は起きないという信頼の根拠はどこにあるのか」
モンゴル大統領、「モンゴル国は一時期、世界の超大国だった。大きいことは責任を伴う。責任を隣国が担うと信じている。対話において解決してほしい。モンゴルはいかなる領土問題も抱えていない」
●どう見る?安倍外交&安保戦略
国際社会、特に東アジア情勢の安定に向けて日本とモンゴルはどう連携していくべきか。
今回の安倍総理大臣との首脳会談では日本の積極的平和主義が地域の大きな役割を果たすということで一致。
反町、「集団的自衛権公使の一部容認など安倍政権の安全保障政策をどのように感じているか。中国の懸念、日米の連携など対立の構図をどう見ているか」
モンゴル大統領、「安倍総理大臣の積極的平和主義は地域の国々の協力や問題を平和的に解決するための貢献する政策であると考えている。その意味ではこの政策を全面的に支持している。中国は責任ある。国際的秩序を守ることもできる国として出てきている。他の国に互恵的な協力をするという原則を表明し、これに対して信頼した。フォーラムオブアジアについてアジアの国々の枠組みの中で国連のような統合した機構がなければ国によっては不利益を被ることがある」
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150522_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150522_1
どうでもいい、じじいの日記。
「日本は北東アジアにおいて最も近い2国間関係にある。先週、両国のEPA(経済連携協定)が日本の国会で承認されたことは非常に嬉しい情報だった」
モンゴルはロシア、中国に挟まれながらも、日本と同じ民主国家だった。