じじぃの「記憶の穴埋め・もっともらしい説明をでっちあげる?脳のしくみ」


記憶のメカニズム (kiotech HPより)

脳の新しい利用法、記憶の科学 高山メソッド
さて、ここでは記憶の科学にスポットを当てながら、記憶術に関係したことを説明していきます。まずは、忘却のお話です。「覚えたことは忘れる運命にある」 という法則を知っておきましょう。
http://kiotech.net/science.html
『最新脳科学で読み解く 脳のしくみ』 サンドラ・アーモット+サム・ワン/著、三橋智子/訳 東洋経済新報社 2009年発行
記憶はよみがえる (一部抜粋しています)
記録はテープみたいに、あるいはコンピューターのハードディスクからファイルを呼びだすみたいに再生できない。記憶は簡略化された形で貯蔵されると考えられている。いくつかの塊に分解され、そのなかでどうでもいい断片は捨てられて、脳が重要だとみなす細部だけが残るんだ。脳はできるだけ一貫したストーリーをつくるため「細部をでっちあげる」。これがときとして、忘れられない悲劇を生んできた。
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こういう「記憶の穴埋め」はじゅうぶんに立証された現象だ。こんな研究もある。スペースシャトルの「チャレンジャー」が爆発したと知ったとき、どこにいたのかを人びとにたずねる。すると、爆発直後と数年後でちがう答えが返ってきた。わたしたちはなにが起きたかを思い出せないと、「もっともらしい説明をでっちあげる」という証拠だね。
「偽りの記憶」を引き出す実験も行われている。たとえば、似た含みを持つ言葉(アイスクリーム、はちみつ、ロリポップ(ぺろぺろキャンディー)、甘い、キャンディー、チョコレート)のリストを被験者に見せ、あとで砂糖という単語がリストにあったかどうかをたずねると、たいていの被験者は自信を持って「あった」と答える。これが「穴埋め」の例。じっさい起きていない出来事でも、「起きただろう」と合理的に推論してしまうんだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『最新脳科学で読み解く 脳のしくみ』という本を読んでいたら、「記憶はよみがえる」があった。
過去に経験した膨大な出来事を、脳はどうやって記憶しているんだろう。
脳はできるだけ一貫したストーリーをつくるため「細部をでっちあげる」。
甘い言葉をいくつか並べてテストし、後で聞くと、テストに入っていない「砂糖」が挙がるという。
私が中学生のとき、こんなことがあった。
先生が生徒全員に、突然「友だち一人を紙に書け」、と言った。
私は友だちがいなく、机の隣の男に「オレ、オレ」、と合図した。
後で、私は教員室に呼ばれた。そして紙を見せられた。大きな輪が2つ書かれ、その接点に私の名前があったのだ。
この事件?だけは鮮明に覚えている。