じじぃの「人の生きざま_783_エドワード・ボイデン(光遺伝学)」

BS世界のドキュメンタリー 「私の脳を治せますか?」

動画 dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x6li8hb

Can You Fix A Brain Like Mine? (Clip)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?time_continue=25&v=MytHEc2qoWA

オプトジェネティクス(光遺伝学)研究者

2017年ノーベル生理学・医学賞を予想する② 神経科学を変えた!オプトジェネティクス

2017年09月19日 科学コミュニケーターブログ
●オプトジェネティクス(光遺伝学)の確立に対する貢献
(左)
ピーター・ヘーゲマン(Peter Hegemann)博士 1954年生まれ ドイツ フンボルト大学(真ん中)
カール・ダイセロス(Karl Deisseroth)博士 1971年生まれ アメリカ スタンフォード大学

(右)

エドワード・ボイデン(Edward Boyden)博士

1979年生まれ アメリカ マサチューセッツ工科大学
https://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/20170919NobelMed2.html

NHKドキュメンタリー 世界のドキュメンタリー 「私の脳を治せますか?」

2018年6月8日 BS1
イギリス、2017年のドキュメンタリー。
30代で脳卒中にかかり、高次脳機能障害を負った女性ロッチェが、最先端の研究や治療の現場を訪ね歩く。
人それぞれで異なる脳。
パーキンソン病を患うイギリスの女性は、ロボットの精密技術で脳内深くに電極を埋める手術を受け、自分の意志どおりに手足を動かせるようになった。
一方、自閉症アメリカ人男性は、治療の結果他人の感情に過敏になってしまい、家族関係が崩壊。
●オプトジェネティクスの研究
アメリカのマサチューセッツ工科大学エドワード・ボイデン氏。
彼は光で遺伝子の発現を操作する「オプトジェネティクス」の研究をしている。
オプトジェネティクス(optogenetics)はopto(光)とgenetics(遺伝学)を合わせた造語。特定の色の光に反応する光感受性タンパク質オプシン(opsin)を神経細胞に遺伝子導入することでその生物の神経細胞のはたらきを光のオンオフで自由に操作できるようにする技術。
まだマウスレベルの研究だが、光を当てるだけでゴム手袋に怒りを示すマウスも生まれた。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145629/index.html

『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』

理化学研究所 脳科学総合研究センター/編 ブルーバックス 2016年発行

記憶をつなげる脳 より

「記憶」は脳のどこにどのように蓄えられ、どのように思い出されるのでしょうか? そのメカニズムが明らかになりつつあります。なんと、記憶を人為的に想起させたり、経験していない記憶を作ることまで可能になってきているのです。
     ・
ところが、ここ10年の間に、そんな夢のようなことができるようになりました。それが、前述したオプトジェネティクス(光遺伝学)です。簡単にいうと、光でニューロンを操作する実験技術です。
オプトジェネティクスという手法は、米国にあるスタンフォード大学のカール・ダイセロス博士の研究チームが2000年初頭にその汎用技術を開発しました。オプトとは光のこと。ジェネティクスは遺伝学、ここでは光に反応するタンパク質を使った遺伝子操作です。
遺伝子操作の基本は、遺伝子を導入することによって、本来は持っていなかったタンパク質を細胞に発現させることです。オプトジェネティクスでは、光に反応するタンパク質であるロドプシンの遺伝子を使います。ロドプシンは、動物の視細胞で働くタンパク質として知られていて、光に反応して、分子の立体構造を変えます。