じじぃの「ボケても車の運転を忘れないわけ・記憶の織物?脳のしくみ」

Memento Trailer 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0vS0E9bBSL0
学習すること①〜生活のための学習〜
●記憶の種類
一言に記憶といっても、さまざまな記憶の種類があります。
ものの名前などの記憶である意味記憶
昨日のできごとや体験したことに関するエピソード記憶
車の運転の仕方やパソコンのキーボードの打ち方などの、体が覚えている手続き記憶。
などに分けることができます。
http://www.direct-commu.com/colums/business/buisness_005_03_study.html
メメント (映画) ウィキペディアWikipedia)より
メメント』(原題: Memento)は、2000年に公開されたアメリカ映画。クリストファー・ノーラン監督作品。監督の弟であるジョナサンが書いた短編『Memento Mori』が元になっている。内容はストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していくという斬新な形式を取っている。
インディペンデント・スピリット賞にて、作品賞、監督賞を受賞した。アカデミー賞ではオリジナル脚本賞編集賞にノミネート。ゴールデングローブ賞では最優秀脚本賞にノミネートされた。

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『最新脳科学で読み解く 脳のしくみ』 サンドラ・アーモット+サム・ワン/著、三橋智子/訳 東洋経済新報社 2009年発行
車のキーは忘れても、運転を忘れないわけ
映画「メメント」の主人公レナードは、脳を損傷して、直前の出来事さえおぼえていられない。この損傷のせいで彼の人生は混乱し、ばらばらになる。でも、車の運転は完璧におぼえている。いったいなぜ?
わたしたちはふつう記憶をひとつの現象として考えているけど、じつを言うと、記憶はたくさんの要素を持っている。たとえば、わたしたちの脳は「事実」(ペルーの首都はどこか)や「出来事」(きのう友だちとお昼になにを食べたか)をおぼえることもできるし、ある特定の感情を危険と結びつけることもできる。街のある場所への行き方、立体パズルの解き方、ダンスのステップの踏み方もおぼえている。こうした能力はすべて、使う脳領域がちがっている。いくつもの糸をより合わせることで、わたしたちが記憶と呼んでいる織物ができあがるんだ。
レナードが新しい事実や出来事を学習できないのは、「陳述記憶」と呼ばれるものが欠けているから。このタイプの記憶には、脳の両側にある側頭葉、海馬、視床(脳の中心にあるフットボールの形をした領域)の一部が必要になる。
記憶のタイプがちがえば、頼る脳領域もちがう。たとえば、興奮したクマに出くわすといった恐ろしい経験が強烈な記憶として残るのは、「扁桃体」のおかげ。でも、テニスのなめらかなストロークなど、ある種の運動の協調を学ぶには「小脳」が必要。車の運転のようなスキルは多くの脳領域を使うけど、側頭葉のシステムは必要としない(レナードはここを損傷した)。こういった側頭葉の脳領域を損傷した人たちは、新しいスキル(逆さまに絵を描くとか)は学習できても、そのスキルを前もって使っている記憶がないことが多い。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少し古い本だが、『最新脳科学で読み解く 脳のしくみ』に「車のキーは忘れても、運転を忘れないわけ」があった。
メメント』は、脳を損傷し10分間しか記憶が出来ない男が、妻を殺した犯人を突き止めるという映画だ。
障害を受ける以前の記憶には問題はなく、障害後からの健忘症だ。
この間、NHK Eテレ地球ドラマチック』で「赤ちゃんのヒミツ」をやっていた。
赤ちゃんが脳障害で脳を半分ぐらい手術で切り取ったが、ほとんど健康な赤ちゃんと同じくらい、脳機能が回復するとか言っていた。大人になってからはそうはいかないとか。
おバカなじじぃでも、安全運転に気をつければ、まだまだ運転できるのかなあ。