じじぃの「天使と悪魔と道化・暴君ネロ・時代によって変る悪魔?史上最強の論理パズル」

The Zoroastrian Journey 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=K83F4URTS9I
Ancient History: Rome If You Want To, Nero Persecutes Christians (EP2) - Drive Thru History 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8J43MoYpCdg
『人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編』 眞淳平/著 岩波ジュニア新書 2012年発行
悪魔の概念 (一部抜粋しています)
じつは、旧約聖書でもっとも重要な「創世記」「出エジプト記」などの「律法」(トーラー)に、悪魔は登場しません。もちろん、エバに「善悪の知識の木」の実を食べるよう誘った蛇も、悪魔ではありません。イスラエルにはもともと、悪魔という概念は存在しなかったのです。これは、『ギリシャ神話』を生み出した古代ギリシャなどでも同様です。
それが変わるきっかけとなったのが、「バビロン捕囚」というできごとでした。この事件によって、多くのイスラエルの民が、新バビロニアという国に連行されます。これを救ったのが、現在のイラン周辺にあったペルシャです。
そのペルシャでは当時、「ゾロアスター教」という宗教が信仰されていました。
ゾロアスター教では、この世の終わりに善と悪の戦いがある、とされています。この悪の概念が、次第に悪魔という存在を生み出していきました。そしてペルシャの支配の下で、ユダヤ教各派の中に、悪魔の概念が少しずつ浸透していったのです。同時に、この世の終わりに善と悪の戦いが起きるという考え方も、徐々に根を下ろしていきました(『神の河 キリスト教起源史』)。
このように、悪魔も、最終戦争である「ハルマゲドン」の概念も、ユダヤ教の初期には存在せず、ゾロアスター教という宗教の影響を受けて、途中から入ってきたものだということは、覚えておいてもよいでしょう。

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『史上最強の論理パズル : ポイントを見抜く力を養う60問』 小野田博一/著 ブルーバックス 2003年発行
天使、悪魔、道化(その1) (一部抜粋しています)
ここにA、B、Cの3人がいます。その正体は、天使と悪魔と道化(順不同)です。
天使はつねに真実を述べ、悪魔はつねにウソを述べますが、道化は真実を述べることもウソを述べることもあり、意味をなさない錯乱状態をすることもあります。
A 「Bは天使です」
B 「Cは天使です」
いったい、だれが何?
●解き方
Aは天使ではない(Aが天使なら、天使てありながらウソを述べていることになってしまう)。
Bも同様。
ゆえにCが天使。
Bの発言は真実なので悪魔ではなく道化。残るAが悪魔。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『史上最強の論理パズル : ポイントを見抜く力を養う60問』という本を見ていたら、天使、悪魔、道化を見抜くパズルがあった。
A 「Bは天使です」
天使はつねに真実を述べるのですから、Aは天使ではありません。
しかし、悪魔は時代によって変るようです。
初期キリスト教徒にとって悪魔は、暴君ネロでした。
ローマ大火の火付け犯をキリスト教徒だと断定して、キリスト教徒を放火の罪で処刑しました。
現在の悪魔は誰でしょうかね。
絶滅動物を語るうえで欠かせないのが、人間だといいます。