村山談話の踏襲求める 河野洋平元衆院議長が講演 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cTeVCsSwah4
村山富市
独首相 慰安婦問題「解決したほうがいい」 2015年3月10日 NHKニュース
民主党の岡田代表によりますと、会談の中で岡田氏が、「ことしは戦後70年の年だが、残念ながら日本は、中国や韓国との和解が必ずしも成し遂げられたとは言えない。その根本は、やはり過去の総括ができていないということに行き着くのではないか」と述べました。
これに対しメルケル首相は、「過去について完全に決着をつけるのは不可能だ。時代が変われば新しい見方が出て来るので、常に過去とは向き合っていかなければならない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150310/k10010010401000.html
村山富市 ウィキペディア(Wikipedia)より
村山 富市(むらやま とみいち、1924年(大正13年)3月3日 - )は、日本の政治家。階級は陸軍軍曹。勲等は桐花大綬章。社会民主党名誉党首。
大分県大分市議会議員(2期)、大分県議会議員(3期)、衆議院議員(8期)、日本社会党委員長(第13代)、内閣総理大臣(第81代)、社会民主党党首(初代)などを歴任した。
【村山談話】
1995年8月15日の戦後50周年記念式典において村山は、日本が戦前、戦中に行ったとされるアジア諸国への「侵略」や「植民地支配」について公式に謝罪する「戦後50周年の終戦記念日にあたって」と題する内閣総理大臣談話を閣議決定の上で発表した。
村山以降の歴代内閣も全て歴史認識で談話の踏襲を明言した事で「村山談話」という名称が定着しており、日本政府の公式見解として扱われる。
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プライムニュース 「“首相談話”とは何か 村山元首相に聞く真実 歴史を今にどう生かす」 2015年3月9日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】村山富市(元内閣総理大臣)、東郷和彦(京都産業大学教授・世界問題研究所長)
戦後70年の今年、“首相談話”が内政・外交上の1つの焦点となっている。夏にも発出される“安倍談話”は、戦後50年の「村山談話」、戦後60年の「小泉談話」と、どのような関係性・整合性を持つものとなるのか。首相談話には、首相本人・政権の意向がどのような形で反映されるのか。そしてそのあるべき姿とは。
村山富市元首相と、元外交官の東郷和彦氏に、実体験にもとづく考え方などを聞く。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150309_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150309_1
3月9日 BSフジ プライムニュース 「“首相談話”とは何か 村山元首相に聞く真実 歴史を今にどう生かす」より
村山談話の誕生秘話と戦後70年談話のあるべき姿を聞く。
戦後50年となる1995年8月15日「終戦の日」に村山談話が発表された。
●村山談話(一部抜粋)
「戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます」
村山、「戦後50年の節目にけじめをつける。対外的にも戦争の後始末をすることが大事ということを考えてきた。アジアから信頼されるようになることが大事だと心がけてきた」
村山談話が20年経っても、自民党の中からだめだという声が上がっている。
今の村山談話をめぐる政治の場における評価は今と昔でどう違うか。
村山、「当時はなかった。後継内閣はすべて村山談話を継承すると表現していた。当時の米国大使が談話を聞いていいことを言ったとされた。中国も歓迎。金大中と小渕総理の首脳会談の共同宣言で談話の期日を確認し日韓関係が新しい時代に入るとした。胡錦濤国家主席の早稲田大学の講演では戦後の日本の歩み、経済大国になったおかげで中国の発展があった」
東郷、「冷戦が終わり55年体制が終わり、アジアとの和解が大きなテーマ。当時モスクワの日本大使館次席公使をしていて直接謝る勇気を感じた。次はロシアが北方領土を返す番だと新聞に書いた」
東郷、「良い評価もあったが、世界はこの談話を忘れていくこともある。プリンストン大学で韓国の研究者と日韓関係の外交文書について議論をしたら、村山談話を忘れていた。右と左の議論の難しさは東京裁判に端を発する」
村山、「ドイツと日本は比べられるが、ドイツは連合軍が占領してやってきたので米ソ対立が直接的に刺激してないが、日本は米ソ対立が重石になっていた。中国が建国、朝鮮戦争が起きたが連合軍が日本を占領していた。90年頃強制労働問題、慰安婦問題が起こってきて歴史問題がやかましくなった。近代現代の歴史を教えていない」
反町、「韓国などは何回謝っても、日本に言ってきている。首相が変るたびに謝らなければならないのか」
村山、「そんなことはない。あの談話が出てから一応非難はおさまった。ある意味では定着した。中国が尖閣など言ってきているのは過去の歴史のせいではない」
提言 「70年談話 かくあるべし」
村山 「歴史的事実をはっきりすべきだ」
謝るところは謝る。率直にやったほうがいい。
東郷 「村山談話をひきつぐ。文化大国としての世界へのビジョン」
2020年のオリンピックが決まって、今東京で起きていることは全く逆のことを行なっている。日本の自然と伝統を生かしたことで東京に回廊を作ることだが、国立競技場のある神宮外苑の緑などを壊している。国のビジョンをどこに置くか。もうひとつは中国。中国人が「アジア人のアジア」ということを言い出した。これに対して日本人は何と言うか。こういうことを考えないと、70年談話は過去にとらわれた談話になってしまう。