じじぃの「未解決ファイル_246_腸と脳の関係(第2の脳)」

NHKスペシャル 腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vAZC88E6wos
サイエンスZERO 「シリーズ細胞の世界② 腸内細菌と免疫の不思議な関係」 動画 Youku
http://www.pideo.net/video/youku/db539161d28ace49/

“腸内のセロトニン”がおよぼす作用と「IBS」の関係 IBSネット
腸は「第2の脳」といわれるように、腸と脳には密接な関係があります。腸と脳は神経によってつながっていて、脳が不安やストレス(必ずしも自覚できるとは限りません)を感じると、その信号が腸に伝わって腸の運動に影響を与えることがわかっています。
IBS」の患者さんは、この信号が伝わりやすくなっているため、腸が過剰に反応してしまうのです。また最近では、このしくみにセロトニンという物質(神経伝達物質※1)が深くかかわっていることや、セロトニンをコントロールすることで、ストレスがあっても症状を抑えられることがわかってきたのです。
http://ibsnet.jp/treatment/serotonin.html
NHKスペシャル 「腸内フローラ解明!驚異の細菌パワー」 2015年2月22日
【司会】井ノ原快彦、久保田祐佳 【ゲスト】宮崎美子、パパイヤ鈴木、服部正平(東京大学教授)、伊藤裕(慶応義塾大学教授)、赤座英之(東京大学教授)
腸内細菌の全貌を解明すれば、医療に大きな変革をもたらすのではないかという期待が高まり、欧米では国家的な研究プロジェクトが動き出しました。“腸内フローラ”を治療に活かす臨床研究も次々と始まっています。
今や“腸内フローラ”は、人類の寿命を劇的に延ばした「ワクチンの開発」や「抗生物質の発見」に匹敵するインパクトがあるとも考えられています。
腸は人の脳にも影響がある。神経ネットワークを電気信号がやり取りしている。脳の外にも繋がり、集中している場所は実は腸。脳に次いで多い。腸管神経系と呼ばれている。腸内細菌が出す物質の中には神経細胞に影響を与えるものがあることが分かってきた。これが感情などに影響を与える。すでにうつ病の治療に使う研究が始まっている。
IgA抗体が腸内細菌の周りにびっしり。抗体は体の中の細菌を殺すもの。しかし、不思議なことに菌は死んでいない。IgA抗体は攻撃するためではなく、助けるために働いている。必要な菌だけを選んで腸に棲み着かせている。IgA抗体に選ばれた細菌だけが粘液層に入れる。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0222/
『からだの中の外界 腸のふしぎ』 上野川修一/著 ブルーバックス 2013年発行
腸はいつも考えている (一部抜粋しています)
腸と脳の関係はふしぎである。たとえば、強いストレスにさらされたときに、多くの人々が便秘や下痢を起こした経験をもっているだろう。あたかも腸が、ストレスを感じ取っているようだ。これは、脳が腸に何かを語りかけた結果であり、両者が互いに影響し合っていることを示唆する現象である。
これとは逆に、セクレチンの発見者であるベイリススターリングは、脳から腸に来ている神経を切断しても腸は独自にぜん動運動を行うこと、また、消化液を分泌することを発見している。こちらの現象は、腸が「自ら考えている」ことを示すものである。
このように脳と腸は、あるときは連絡を取り合い、またあるときは無関心を装うという不即不離の関係にある。このような両者の関係について、腸の、脳に近い動きを説明したのが米国の研究者、マイケル・ガーションである。ガーションは腸に「セカンドブレイン」(第2の脳)という魅力あふれる名前を与えた。セカンドブレインという”セカンドネーム”は、知られざる腸の魅力を世界中に広め、腸の重要性を多くの人に認識させることになった。
ガーションはその著書『セカンドブレイン』のなかで、腸の脳的な役割について「確かに、腸神経系が、三段論法を考え出したり、詩を書いたり、ソクラテス的問答をすることはないが、脳のような働きをすることは確かである」「腸神経系は巨大な化学物質の貯蔵庫でああり、そのなかには脳で発見されるほとんどすべての神経伝達物質のほとんどすべての種類が揃っている」と述べている。
この主張は、まぎれもなく腸のもつ脳神経的働きの本質を言い表している。腸は脳の助けを借りることなく、自前で判断できるよう、あらゆる”道具”をすっかり取り揃えているからだ。腸には、脳がもっている”こころ”や意識、記憶のような超高次機能まで備わっているとはいわないが、「それ以外の働きがありますよ」と主張したのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2/22、テレビで NHKスペシャル 「腸内フローラ解明!驚異の細菌パワー」を観た。
腸にも脳と同じような神経ネットワーク(腸管神経系)があるのだそうだ。
上野川修一著『からだの中の外界 腸のふしぎ』という本にはこんなことが書かれていた。
「腸には、脳がもっている”こころ”や意識、記憶のような超高次機能まで備わっているとはいわないが、『それ以外の働きがありますよ』」
腸は脳と会話をしているのかもしれない。