じじぃの「ユダヤ教に伝わる自分で動く泥人形・ゴーレムとは何者か!ホラー実話」

Golem: a legendary Jewish clay man and his impact on art | DW Documentary
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=O6KZEUdTGsk

カバラの秘儀

ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅(荒俣宏 講談社BOOK倶楽部
怪談が人気を集めるのは日本だけの現象ではない。世界の多くの国で、その国ならではの怪談が民衆の人気を集めている。例えば博物学者で妖怪評論家でもある荒俣宏の『ヨーロッパホラー&ファンタジーガイド―魔女と妖精の旅』(講談社)は、中欧に古くから伝わる怪奇物を多数収録した1冊。チェコの首都・プラハで、迫害されゲットーの中に閉じ込められたユダヤ人が身の安全を守るために作り出したといわれている泥の怪物「ゴーレム」の伝説をはじめ、実在した魔女狩りや古代信仰などを、荒俣が現地を訪れたエピソードを交えて紹介している。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062566629

カバラの秘儀 mask_of_22
魔法、錬金術、そのほか神秘学のおおもとといわれる古代の知識がカバラである。カバラとは、ヘブライ語で「伝統によって引き継がれてきた智慧」という意味を持つQabol(受け取る)が語源である。
http://blog.goo.ne.jp/maskof22/e/5ea2cb51eb1221777901bbf7c1bb4c96

『世にも不気味なホラー実話―世界中から集めた』 ミステリーゾーン特報班 KAWADE夢文 2008年発行
「ゴーレム」とは何者か
巨人「ゴーレム」の伝説をご存じだろうか。若い時代には、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズなどに、モンスターとして登場する「巨大な土(石)ロボット」といったほうがわかりやすいかもしれない。
ゲームでは、ゴーレムは、城や財宝、重要アイテムを守る役割として登場することが多いが、そのゴーレムも、もとはといえば、チェコプラハに伝わるゴーレム伝説をもとに創作されたものだ。
ゴーレムは、16世紀、プラハユダヤシナゴーグユダヤ教会堂)で生まれたという。そのいきさつはこうだ。ある夜、シナゴーグの筆頭ラビ(司祭のような人)だったレーフが神に祈りを捧げていると、「ユダヤ人を救うために、ゴーレムをつくりなさい」という神のお告げを受けた。
その時期すでにユダヤ人は迫害され、プラハでも迫害の嵐が吹き荒れていた。そのことに心を痛めていたレーフは、神のお告げを受けると、さっそく弟子とともにモルダウ川へ赴き、川底の土を使って泥人形をこしらえた。そして、ユダヤ教に伝わるカバラの秘儀を用いて、泥人形に命を吹き込み、ゴーレムを誕生させたという。
ゴーレムは働きもので、レーフの命令をよくきいた。薪や木を運ぶなど、教会の手伝いをして重宝がられた。しかし、夜になると、ふっと姿を消してしまう。彼はどこへ行っていたのだろうか?
ゴーレムは、ユダヤ人街の外へ偵察に出かけていたという。ユダヤ人らはゲットーに隔離されて外に出られなかったが、ゴーレムは自在に姿を消すことができた。そのため、ユダヤ人に迫害の危機が迫っていないかどうか、ゲットーの外に出て様子を探っていたのだという。
いわばゴーレムは、ユダヤ人の守り神的な存在だったわけだが、後に、運用方法を誤ったために主のいうことを聞かなくなり、暴走をはじめてしまう。ゴーレムは岩をも砕く怪力の持ち主であり、殴られれば人間などひとたまりもない。そこでゴーレムは、ふたたび秘術によって土に戻された、という。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『世にも不気味なホラー実話―世界中から集めた』という本を見ていたら、「『ゴーレム』とは何者か」があった。
「ゴーレム」とは、土塊で造られた泥人形にユダヤ神秘主義カバラの秘儀により生命を吹き込まれた人造人間のことである。
旧約聖書「創世記」に、神が最初の人間アダムを土塊から創られたと書かれている。
1580年、プラハにはユダヤ人虐殺の嵐が吹き荒れた。
このことが直接の原因となり、カバラの秘儀を用いて司祭ラビ・レーフがこの人造人間ゴーレムの創造に成功したといううわさが立った。
ゴーレムは、虐げられるユダヤ人を守るために夜な夜なプラハの街で暴れまわったという。
そして、チェコ皇帝のユダヤ人保護が発令されると同時に、使命を終えたゴーレムはレーフによって再び土塊に戻されたという。
信じるか信じないかはあなた次第です。