じじぃの「未解決ファイル_242_エンドルフィン」

三角絞め 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4gCmnN4qVYk

NHKスペシャル 「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」 2014年9月14日
【出演】立花隆(ジャーナリスト)
『私』という存在は死んだらどうなるのか、死ぬとき『私』は何を見るのだろうか。
20年余り前、臨死体験について徹底的に取材し考察を深めてきたジャーナリスト 評論家立花隆。74歳を迎え、がんや心臓の病を抱えて死を間近に感じる今、再び臨死体験の最新研究の現場を見つめ、“死”について思索しようとしている。
立花隆が、欧米の研究者たちを訪ね最新の研究で分かってきたことに迫る。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0914/
臨死体験 ウィキペディアWikipedia)より
臨死体験は、文字通りに言えば”臨死”、すなわち死に臨んでの体験である。英語ではNear Death Experienceと言い、日本語では訳語が「臨死体験」以外にも「近似死体験」などいくつか存在している。
【エンドルフィン説】
臨死体験は、鎮痛作用と快感作用をもつ脳内麻薬物質であるエンドルフィンの分泌により起こる、という解釈がある。立花隆臨死体験の数ある要素のうち「幸福感」や「恍惚感」についてのみエンドルフィンが関わるのではないか、と推測している。
低酸素症患者を対象にした実験では、血中の酸素濃度が下がるほど、エンドルフィン値が上がる事が明らかになっている。この事は死の間際にエンドルフィン値が上がる事を示唆している。
エンドルフィン ウィキペディアWikipedia)より
エンドルフィン(endorphin)は、脳内で機能する神経伝達物質のひとつである。
内在性オピオイドであり、モルヒネ同様の作用を示す。特に、脳内の報酬系に多く分布する。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。そのため脳内麻薬と呼ばれることもある。
ラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」は、エンドルフィンの分泌によるものとの説がある。二人以上で走ると効果が高い。また、性行為をすると、β-エンドルフィンが分泌される。β-エンドルフィンには鎮痛作用がある。

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『決定版! 悪用禁止! 悪知恵』 日本博識研究所 宝島社 2013年発行
死ぬ瞬間はセックスの200倍気持ちいい
人間が心地いいと感じるときには、必ず脳の中でも幸せホルモンのようなものが分泌されている。
この正体は、ドーパミン、β-エンドルフィン、セロトニンと呼ばれる物質で、「人間が気持ちよい」と感じると分泌される仕組みになっている。セックスの時にはドーパミンというホルモンが分泌されるが、死に至る際には、なんとその100倍から200倍も分泌されるという。まさに天にも昇る気分でこの世を去るというわけだ。

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『死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム』 毛利孝一/著 菁柿堂 2009年発行
体内モルヒネ様物質 (一部抜粋しています)
7年半前の脳卒中で眠りから覚めたとたん、ありありと追感した、覚める直前の心象――オレンジ色の雲に乗って空に浮かんでいた平安、縹渺(ひょうびょう)の感覚と心境――の体験は、「あのまま死んでいたら死ぬとは楽なことだな」という考えを私の心に深く刻みこんだものでありました。そして30何年むかし心筋梗塞のとき、「生き死にの境にありてかくばかりなごむ心をわれといぶかる」などと辞世めいたものを書きつけた心境も、思い返すと同類だったようです。
つまり人間は、なにか極限状態にさらされたり、生命の危険といった状態――リング氏の言葉を使えばニア・デス経験――に出会ったりすると、ある特殊な精神状態を生じるらしいこと、それも常識的にはそうした緊張非常の状況下ではおこりそうもないような心の状態、すなわち、冷静、平安、開放感などから恍惚、縹渺、蕩漾(とうよう)などといった心境を体験することがめずらしくない、あるいは多いらしいということです。
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では脳の低酸素がおこったらなぜそのような恍惚、平安などの心象を生じるのか――この問題はまた難しそうです。講演までに努力して調べてみること、どうやらとても力が及びそうにないが、そのときは「今後も勉強を続けたい」と頭を下げることと決めました。
次に以前読んだケネス・リングの『いまわのきわに見る死の世界』の中に、ニア・デス経験の解釈について、短いが何ピンときた記事がたしかにあったはずだったと読みなおしてみると、こんな数行がありました。
「もう1つのニア・デス経験に関係を持つ可能性がある神経学的要因は、ある神経伝達装置、とりわけエンドルフィンと呼ばれるものである。この化学成分は、ある種の無痛覚作用と心理的幸福感、つまりわれわれが知っているコア経験の最初の段階で起る状態をともなうものなのだ。おそらく死が近づくと、脳の中でこのエンドルフィンの生産が急増するのではないかと考えられている。そうして、少なくともコア経験が始まる神経学的な基礎が容易されることになるというわけである。おそらく、私が知る限りでは、この問題を調べたものはいない。またしても、われわれはこの可能性が単なる推論以上の何を示すか、今後の研究に待たなければならない」
これでした! これで講演の格好はなんとかついたし、その先とり汲んでいく木賞も決まったようなものだ、と正直なところホッとしました。
私は「エンドルフィン」を知るべく図書館に通いはじめました。まるで泥縄の試験勉強です。ありがたいことに名大医学部の図書館は人、施設とも温かで、寒さが苦手の私にとって、折から真冬の3ヵ月間、オアシスのような最高の勉強室でした。
ちょうどそのころのある日、まったく偶然に、読書家の親友G君が「面白い本です」と1冊を手渡してくれました。柳田尚著『痛みの人間学』(講談社)という表題で、麻酔医の専門医である著者が痛みの医学を一般向けに説いたものです。読んでいくうちに私は「あ、これだな」と思わずつぶやきました。謎を解く鍵にぶつかったような気がしました。久しぶりに偶然の女神の微笑に出会った感じでした。
鍵の正体は、あとでだんだんお話しますが、近年発見されたエンドルフィンと呼ばれる物質です。この物質は脳の神経細胞の中で作られ、神経細胞の軸索(じくさく)や血管などを伝わって運ばれ、おもに脳の中のいろいろなところに存在する受け皿の場所――「受容体」と呼びます――へ届いてはたらく一種のホルモンなのです。それが驚くべきことにモルヒネと同じような強い鎮痛作用をもっていることが明らかになりまして、内因性モルヒネ様物質またはエンドルフィン類と呼ばれています。内因性というのは、注射されたり服(の)まされたりして外から与えられるものでなく、自分の体の中でできるという意味です。「あ、これだな」と私が内心つぶやいたのは、一連の心象体験がこのホルモンと関係しているのではなかろうかという考えがごく自然に浮かんだからです。
さらに読み進みますと、体内のこの物質が、体に痛みの刺激が加わると増えること、さらに痛みばかりでなく病気その他いろいろの状況によって増減することが説明されていまして、そこに1枚の図表が載っていました。柳田先生のご研究で、低酸素症患者とベータ・エンドルフィンとの関係を20名について調べたグラフでした。
横軸に動脈血の酸素分圧を縦軸に血清のベータ・エンドルフィンの量をとってグラフをかきますと、図のように一定の相関関係がみられるというのです。つまり動脈血の中の酸素が少なくなるほどベータ・エンドルフィンが多くなっているという関係なのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で本巡りをしていたら少し古い本だが、『死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム』というタイトルの本があった。
「つまり動脈血の中の酸素が少なくなるほどベータ・エンドルフィンが多くなっているという関係なのです」
柔道の「絞め」による「落ち」は絞められた方の低酸素状態が進み、意識がなくなることをいう。そのとき、首絞めで徐々に意識を失って死亡する時は、その直前に非常に気持ちがよい状態になるのだそうだ。
そういえば去年の9月、NHKスペシャル臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」を観たのを思い出した。
不思議な現象だ。