じじぃの「人の死にざま_1426_JM・ホイッスラー」

James McNeil Whistler Biography 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=NNnadeTGCnM
James Abbot McNeill Whistler 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=igIv6KbYTXk
作品「ノクターン:青と金色」と日本の浮世絵

作品「白のシンフォニー No.2」

ホイッスラー展 京都国立近代美術館
本展は、アメリカ・イギリス・フランスから、ホイッスラーの油彩画・水彩画そして版画の代表作約130点を集めて開催される、国内では約30年ぶりとなる大回顧展です。ホイッスラーに影響を与えた浮世絵などの参考作品・資料をも含む本展で、19世紀後半の欧米画壇を席巻した巨匠の輝きを、是非ご覧下さい。
【会期】 2014年9月13日(土)〜 11月16日(日)
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2014/405.html
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー ウィキペディアWikipedia)より
ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー(James Abbott McNeill Whistler, 1834年7月11日 - 1903年7月17日)は、19世紀後半のアメリカ人の画家、版画家。おもにロンドンで活動した。
印象派の画家たちと同世代であるが、その色調や画面構成などには浮世絵をはじめとする日本美術の影響が濃く、印象派とも伝統的アカデミズムとも一線を画した独自の絵画世界を展開した。
【作風】
イギリスでは1862年ロンドン万国博覧会以来、日本の美術工芸品が紹介されており、上述のようなホイッスラーの作風にも浮世絵などの日本美術の影響が指摘されている。64年にはジャポニスムによる作品を試み、日本の落款のような蝶のサインを使った。68年になると浮世絵の意匠を借用した『肌色(はだいろ)と緑のバリエーション=バルコニー』を制作。
ホイッスラーの代表作の1つである『青と金のノクターン-オールド・バターシー・ブリッジ』は、ロンドンのテムズ川に架かる平凡な橋を描いたものだが、橋全体のごく一部を下から見上げるように描いた風変わりな構図、単色に近い色彩、水墨画のような、にじんだ輪郭線などに日本美術の影響が感じられる。

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日曜美術館 「音楽のように どこまでも自由に 革新の画家・ホイッスラー」 2014年10月19日 NHK Eテレ
【ゲスト】千住明(作曲家)
「白のシンフォニーNo.3」、「灰色のアレンジメント」、「ノクターン:青と金色」・・・、クラシックの曲名ではない。ある画家が名付けた"絵画のタイトル"だ。今回は、絵画を"音楽のように"自由な芸術へと解き放とうとした、一人の画家の物語。
イギリスで絶大な人気を誇るジェームズ・マクニール・ホイッスラー。いま京都国立近代美術館で、日本で27年ぶりとなるホイッスラーの展覧絵が開かれている。ホイッスラーは、19世紀、ロンドンやパリを拠点に活躍。多くの画家たちが、絵画の革新を目指して格闘を続けていた時代、「音楽が音の詩であるように、絵画は視覚の詩である」と語り、色彩と形のハーモニーに"美"を見出そうとした。
いち早くジャポニスムに注目。みずから浮世絵などを収集して、構図や色彩を研究するなど、さまざまな模索を重ねた。アメリカのフリーア美術館に収蔵されている、部屋一面の装飾をホイッスラーが作り上げたという大作も紹介。時に厳しい批判にさらされながら、探求を続けた独自の世界とは。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2014/1019/index.html
10月19日 NHK Eテレ 日曜美術館 「音楽のように どこまでも自由に 革新の画家・ホイッスラー」より
ショパン作曲 「ノクターン 第2番」の曲が流れる。
ショパンが作曲した夜想曲 ノクターン
こうした音楽にロンドン・テムズ川の夜景を重ねた1枚の絵があります。
タイトルはノクターン:青と金色」 オールド・バターシーブリッジ。
こんな言葉を残しています。
「音楽が音の詩であるならば、絵画は視界の詩である」
ホイッスラーが活躍した19世紀西洋絵画に変革の波が押し寄せていました。
ホイッスラーはさまざまな国の芸術に学ぶ中で日本の美術に傾倒。実験を重ね古い伝統を打ち破ろうとしました。
追い求めたのは色や形がハーモニーのように調和する世界。絵画を新たな芸術へと解き放とうとした1人の画家の物語です。
京都国立近代美術館で開催されている「ホイッスラー展」の映像が出てきた。
「白のシンフォニー No.2」
今日はイギリスで人気の画家19世紀後半に活躍したジェームズ・マクニール・ホイッスラー。
ゲストは作曲家の千住明さんです。
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ホイッスラーは見る人を絵が投げかける物語や主題から遠ざけようとしました。ただ、素直に絵の持つ美しさを感じてもらいたかったのです。
タイトルによって色彩や構図といった絵画ならではの要素に注目させようとしたのだと思います。
絵画に音楽のような調和をもたらす。その大きな糸口にしたのが日本の美術「ジャポニスム」でした。
19世紀半ば、日本の開国を機に大量の美術品がヨーロッパに渡り一大ブームとなります。中でも浮世絵は多くの画家たちを魅了しました。
ホイッスラーが強く引かれたのは歌川広重
大胆な構図や色使いは西洋絵画の常識を覆す未知なる世界でした。
ホイッスラーは常にさまざまな表現を探し求め、一つの事を学ぶと自分なりの表現に変えていきました。
それまで学んできた古典的な西洋の伝統と対象をシンプルに捉える日本の芸術を融合させようと考えたのです。