じじぃの「現代に生きるヴァンパイア・ドラキュラ・愛の霊能者?くされ縁の研究」

James Warren Jones Jim Jones final 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=RSBdXhEDthU
映画『ヴァンパイア』予告編 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8cZQ-ilda7g
Jim Jones.

羊たちの沈黙 (映画) ウィキペディアWikipedia)より
羊たちの沈黙』(The Silence of the Lambs)は、1991年公開のアメリカ映画。監督はジョナサン・デミトマス・ハリスの同名小説をテッド・タリーが脚色。主演はジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンス
連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描く。
物語の主役である精神科医レクター博士アンソニー・ホプキンスが演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した。続編である『ハンニバル』でもホプキンスがレクターを演じている。
バグワン・シュリ・ラジニーシ ウィキペディアWikipedia)より
バグワン・シュリ・ラジニーシ(Bhagwan Shree Rajneesh、 和尚/オショウ;Osho)、1931年12月11日 - 1990年1月19日)は、インドの宗教家、神秘思想家。
数々の講話のなかで、禅を含め古今東西の宗教性の源流や注目すべき人物について語りながらも、因習的もしくは組織的な宗教についてはその弊害を強調し、それらを純粋な宗教性の追求と区別した。
ジム・ジョーンズ ウィキペディアWikipedia)より
ジェームス・ウォーレン “ジム” ジョーンズ(James Warren “Jim” Jones、1931年5月13日 - 1978年11月18日)は、アメリカ出身のキリスト教系のカルト教団人民寺院の教祖。
自ら共産主義を信奉する救世主を標榜し、サンフランシスコからガイアナの密林の奥地へ教団を移動、しかしその独裁体制や強制労働などに対する批判が高まるにつれて過激化し、最後は900名を超える信者を集団自殺殺戮に導いて世界に衝撃を与えた。

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『いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究』 バーバラ・E. ホルト/著、鏡リュウジ/訳  講談社 2001年発行
カリスマ的ヴァンパイアはどこにでもいる (一部抜粋しています)
実際のところ、カリスマ的ヴァンパイアは世界中どこにでも存在するのだ。そして、その超人的な魅力が、そのまま超人的な毒になっている。これについて、ヴァンパイア現象に詳しいマスケッティは次のように記述している。
「(ヴァンパイアは)知性的であることが多い。その長大な生命ゆえに、ヴァンパイアは世界のことをよく知っている。文学、芸術、絵画、そして音楽に詳しい……死を乗り越えてしまったヴァンパイアは、極端に現実的である。普通の人間よりも、はるかに『動物的』であるといえるだろう。ヴァンパイアは捕食動物であり、生きるために他者を殺さなければならない。その目的を達成するためには、周囲に注意深く気を配る必要がある。さらに、ヴァンパイアは超自然的な存在である。その力は通常の人間の生存能力をはるかに超えているのだ」
さらに、次のマスケッティの言葉は、ドラキュラやレクターなど心のヴァンパイアの本質をよく言い表している。
「一部のヴァンパイアは舞台の上や社交界でほくそそえんでいることもある。彼らの永遠の生命からすれば、犠牲者やヴァンパイア・ハンターとのかくれんぼは楽しい気晴らしである。その素早い動き、人間界の法則に縛られていないこと、犠牲者を麻痺させる催眠術的な力、そして自分の姿を見えなくする能力など、ヴァンパイアは普通の人間とはまったく異なる存在である。普通の人間とは異なるという刺激と興奮を感じながら、人間たちの間を闊歩するのはヴァンパイアの絶好の気晴らしなのである。もし気づかぬうちにヴァンパイアと出会ったとしたら、その害悪はさらに恐ろしいものとなろう」
私は超個人的な力をもった人間と接するときは、それが女性であれ、男性であれ、その心にヴァンパイアがひそんでいないかどうか注意することにしている。超人的な力とは、経済的な力の場合もあるし、政治的な力の場合もある。知的な力の場合もある。精神的な力の場合もあろう。経済的な成功をなしとげた人物、あるいは大物のスター、宗教家などの周囲に、喜々として自分のすべてのエネルギーを捧げ、その代償として庇護を与えられている人々を私たちはいくらでも見ることができる。
もちろん、世の中には、ヴァンパイアとは無縁なまま、超人的な才能を発揮する人間も存在する。しかし、いかに超人的な人間であっても、ヴァンパイアの元型が働かないまま、長期にわたって超人的なパワーを発揮しつづけるのは非常に難しい。カリスマ的な人間は生命力の消費も激しいのだ。失われた生命力を取り戻すには、心にひそむヴァンパイアを活性化させるのが最も手っ取り早い。
犠牲者の側にも問題を悪化させている部分がある。というのは、私たちは往々にしてヴァンパイアに理解を示したり、場合によっては崇拝してしまったりするからだ。私たちはドラキュラ公爵やレクター博士のようなヴァンパイアを崇拝し、みずから言い寄って、その超人的なパワーの恩恵にあずかろうとするのである。
興味深いのは、ヴァンパイアを崇拝し、その恩恵をあずかろうとする犠牲者自身も、相当な能力の持ち主である場合が多いことだ。人並み以上の能力を持つ人間にしてみれば、超人的な能力をもつヴァンパイアこそ、自分に釣り合う人物に思えるかもしれない。
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たしかにカリスマ的ヴァンパイアはあなたを庇護してくれるだろう。しかし、それはあなたを食い尽くしてしまうまでの話なのである。
もちろん、ドラキュラ公爵やレクター博士ほどのヴァンパイアになるためには、人並み以上のパワーとカリスマが必要である。そう、人並み以上の人間でなければ、カリスマ的ヴァンパイアにはなれないのだ。だがその実例は意外なほど多い。悪名高い新宗教の教祖を思い出していただきたい。バグワン・シュリ・ラジニーシ、ジム・ジョーンズ、「ブランティ・ダビディアン」のデイヴィッド・コレシュ……彼らはみな生来のカリスマで犠牲者を魅惑し、犠牲者に苦痛と死の超越を約束した人物だ。ただし、彼らは思惑が良からぬ方向にいってしまって、その悪行が新聞ダネになってしまったヴァンパイアである。現実には、彼らのほかにも多数のヴァンパイアがいて、崇拝者のエネルギーを食い物にしているのだ。彼らの教義はさまざまであるが、手口はみな同じである。崇拝者から教祖にはあふれんばかりの敬意が払われ、教祖から崇拝者にはちっぱけな施し物が与えられるのだ。
彼らの手口は、まさにカリスマ的ヴァンパイアのものなのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「たしかにカリスマ的ヴァンパイアはあなたを庇護してくれるだろう。しかし、それはあなたを食い尽くしてしまうまでの話なのである」
あなたは一人じゃない・・・。
賛美の嵐。「ラブシャワー」。