歯周ポケットを実際に測ってみる 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3fGPmZP7FJE
口腔ケアで肺炎予防(高齢者の口腔ケア) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=GOB-PM916zA
誤嚥性肺炎
歯周病が及ぼす全身への影響 日本歯科衛生士会
●誤嚥性肺炎
気管に入った唾液中の細菌などが肺に感染して起こる肺炎が「誤嚥性肺炎」。高齢者に多く見られる病気の一つです。特に、要介護の高齢者などは飲み込む力や咳反射が低下しているため、唾液やプラークなどが気管に入りやすく誤嚥を起こします。
そのように入り込んだ歯周病原性細菌などのお口の中の細菌が肺炎を起こしやすくすると考えられています。
実際、この病気の多くの患者さんから歯周病原性細菌が見つかっているのです。そのため、高齢者に口腔ケアを行い、歯周病原性細菌等の口内細菌が減少すると肺炎の発症率が下がることが報告されています。
https://www.jdha.or.jp/health/topics1-1.html
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)予防 デンタルケアサポート
65歳以上の高齢者の死亡原因は、「がん(悪性新生物)」、「心疾患」、「脳血管疾患」についで第4位が「肺炎」です。
その肺炎の死亡率の中で高齢者の割合は非常に高く、肺炎死亡者の9割以上が65歳以上の高齢者です。
http://well-a.co.jp/aboutoralcare/goenseihaien.html
団塊スタイル 「老化防止は口と歯から」 2014年5月23日 NHK Eテレ
【司会】風吹ジュン、国井雅比古 【ゲスト】安藤和津 【解説】斎藤一郎(鶴見大学歯学部教授)
「口が乾く」「口臭」「かめない」など、シニアになると増える口の悩み。そんな悩みを解消しようと「口の老化度」検査を受けた女性を紹介。
そこから見えてきたこととは? さらに中高年に増えているドライマウスの症状とは? かむ力を鍛える体操や、最新の研究も交えながら、今からでも遅くない口を健康に保つ方法を伝える。
口の中の老化が進むと・・・
唾液量・・・・・口臭、感染症、誤えん性肺炎
かむ力・・・・・そしゃく困難、がく関節症
飲み込む能力・誤えん性肺炎
歯の本数・・・・そしゃく困難、消化不良、栄養障害
歯周ポケット・歯の喪失、糖尿病、動脈硬化
http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num108/index.html
遠藤周作 ウィキペディア(Wikipedia)より
遠藤 周作(1923年3月27日 - 1996年9月29日)は、日本の小説家、批評家、劇作家。
【死の床で】
1993年5月に腹膜透析の手術を行った。一時は危篤状態までに陥ったが、奇跡的に回復する。最初はなかなか苦痛に耐えられず、愚痴や泣き言を繰り返していたが、自分とヨブの境遇を重ね合わせ、「ヨブ記の評論を書く」と決心してからはそれがなくなった。
1996年9月28日、昼食を喉に詰まらせ、肺に誤嚥し呼吸停止に陥った。それはすぐに取り除かれたが、そこから黴菌が広がり、肺炎を併発した。それは肺を片方しか持たない人間には致命的な事態だった。翌9月29日午後6時36分、肺炎による呼吸不全で死去。
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『生物を科学する辞典』 市石博、早崎博之、早山明彦、降幡高志、その他著 東京堂出版 2007年発行
歯周病は全身病? (一部抜粋しています)
私たちの口の中には、500種類以上の細菌が生息している。その中には、虫歯や歯周病を起こす細菌がいる。最近、歯周病菌は心臓病や糖尿病などの原因となることがわかってきた。これはどんな仕組みによるものだろうか。
歯は磨かないと、表面がヌルヌルしてくる。これを歯垢(プラーグ)という。歯垢は食べかすではなく、細菌の塊である。つまり楊枝(ようじ)で歯垢を1mg取ると、その中には1億個の細菌がいる。歯の表面の異なる種類からなる細菌の集合体は、「バイオフィルム」と呼ばれる膜をつくる。バイオフィルムは、抗生物質や白血球などの免疫細胞から細菌たちを守る。バイオフィルムは、うがいでは取り除くことはできない。これを取り去るには、歯をていねいに磨くしかない。
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歯周病は大人に多い。歯周病は歯ぐき(歯肉)や歯を支える歯槽骨などに炎症が起きる病気で、しだいに鳩と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)が深くなり、歯槽骨が溶けて歯が抜ける。歯周病を起こす細菌(歯周病菌)にはグラム陰性桿菌・スペロヘータなどがあり、多くは酸素がないところで生きる嫌気性細菌である。歯周病菌の奥は、彼らの絶好のすみかとなる。
歯周病になるしくみを、もう少し詳しく説明しよう。歯周病を最初に迎え撃つのは白血球(好中球)である。昔は、歯周病のことを「歯槽膿漏(しそうのうろう)」といったが、歯周病菌と戦った白血球の死骸が膿(うみ)となって出てくるので名づけられた。好中球が歯周病菌を退治できないと、マクロファージやリンパ球が出動する。マクロファージたちはサイトカインという物質を出して戦うが、この物質が歯のまわりの組織や歯槽骨を壊してしまう。こうして、歯が抜けてしまう。
この歯周病と他の関係であるが、たとえば高血糖になると、血液中の各種タンパク質やブドウ糖(グルコース)と結合してマクロファージを刺激する。マクロファージはサイトカインを放出して歯の周囲の組織を壊す。一方、歯周病になると、マクロファージから放出されたサイトカインが、細胞にブドウ糖を取り込ませるインスリンのはたらきを妨害するため、血糖値が下がりにくくなる。
歯周病菌が心臓の弁膜で増えると、心内膜炎を引き起こす。歯周病患者には心臓の冠状動脈が詰まって心筋梗塞になる人が多いが、冠状動脈から歯周病菌が見つかった。歯周病菌のために増えたマクロファージが放出するサイトカインが、冠状動脈の動脈硬化に関係していると考えられている。高齢者では、飲み込んだものが肺の方に入る「嚥下(えんか)障害」が多くみられるが、これも、歯周病菌がだ液とともに気管に入り誤嚥性肺炎を起こしている可能性がある。歯周病の妊婦では、サイトカインが子宮を収縮させるため、早産で低体重児が生まれやすくなる。
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どうでもいい、じじぃの日記。
『生物を科学する辞典』という本に「歯周病は全身病?」が載っていた。
「高齢者では、飲み込んだものが肺の方に入る『嚥下(えんか)障害』が多くみられるが、これも、歯周病菌がだ液とともに気管に入り誤嚥性肺炎を起こしている可能性がある」
この歯周病菌は体のいたるところで見つかっているのだそうだ。
よく、お年寄りが肺炎で亡くなると聞くが、何とそのうちの9割は誤嚥性肺炎で亡くなっているのだ。
若いうちは歯周病など気にしなかったが、「老化防止は口と歯から」なのである。