じじぃの「人の死にざま_1361_スティーヴン・グールド」

カンブリア紀の古生物動画! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=6QLLBz8Xh90
太古の世界 - 地球の生命史 ナショナルジオグラフィック
現生人類は19万年間地球を歩いてきたが、それは45億年の地球史の中ではほんの一瞬にすぎない。
45億年の間にたくさんのことが起こった。地球が生まれ、先カンブリア時代の中頃に酸素濃度が上昇した。多くの生命が育まれた古生代には、堅い殻の生命体、脊椎動物、両生類、爬虫類が生まれた。“力”の時代となった中世代には、恐竜が地球を支配した。そして恐竜が絶滅した6400万年後の新生代に、現代の人類が登場した
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/prehistoric-world/prehistoric-time-line.html
ティーヴン・ジェイ・グールド

ティーヴン・ジェイ・グールド ウィキペディアWikipedia)より
ティーヴン・ジェイ・グールド(Stephen Jay Gould、1941年9月10日 - 2002年5月20日)はアメリカ合衆国の古生物学者、進化生物学者科学史家。1973年にハーバード大学の比較動物学教授となり、1982年からハーバード大学アリグザンダー・アガシ記念教授職を務めた。ダーウィン主義をベースにした進化論の論客であり、膨大な読書量からくる博学の科学エッセイストとして活躍していた。今日最も広く読まれ、最も影響力の大きな大衆科学作家の一人。
アメリカの科学雑誌ナチュラル・ヒストリー』誌にエッセイを毎月かかさず書いていて、そのエッセイをまとめたものもベストセラーとなっている。ベースボールの熱狂的なファンであり、しばしば野球をテーマにしたエッセイを書いていた。
小惑星(8373)スティーヴン・グールドは彼にちなむ。

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分子からみた生物進化 DNAが明かす生物の歴史 宮田隆/著 ブルーバックス 2014年発行
カンブリア爆発と遺伝子の多様化 (一部抜粋しています)
多細胞動物は、分類学上、動物界に分類されていて、最も原始的な形態をもつカイメンや、より複雑な体制をもったクラゲやイソギンチャクなどの二胚葉性の動物、さらには脊椎動物節足動物など、多数の種類の動物を含む三胚葉性の動物が含まれる。動物界の最大の分類単位は門で、異なる門の間では体の形が全く異なっている。カンブリア爆発によって出現した動物は現在の門に相当する動物たちの祖先なのだ。彼らはすべて数百万年ほどの、地質学的には極めて短い期間に爆発的に出現したといわれている。
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カンブリア爆発は古くから生物学者の関心を引いてきた。ダーウインも強い関心をもった一人で、自然選択の力で徐々に生物が進化すると考えていたダーウインは、カンブリア爆発を深刻に受けとめ、現時点では説明不能とするしかないと認めている。
一方、生物の創造神話を信じている人たちからみれば、カンブリア爆発は謎でもなんでもなく、まさに神が生物を創造した瞬間だったのだ。もちろん現在ではダーウインが正しかったことを化石の証拠が示している。多細胞動物と思われる化石が、カンブリア紀よりずっと古い。9億年前の地層から見つかっている。また、20億年前に生息していた単細胞真核生物の化石もあれば、35億年前に生きたバクテリアと思われる痕跡さえある。今ではカンブリア紀先カンブリア時代の境で突如生物が誕生したのではないことは確かだ。
カンブリア紀先カンブリア時代の境の地層から、およそ数百万年の幅で、急に多細胞動物の化石が顕在化する。ティーヴン・J・グールドに代表されるように、急に化石が見つかることから、少数の祖先種から爆発的に種の多様化がおきたのだとする説がある。一方、最近の分子からの知見を踏まえて、リチャード・フォーティのように、もっと緩やかな爆発を考えることも可能である。
最近の分子系統的解析によると、多細胞動物の主要なグループである三胚葉動物は、脊椎動物を含む僅かなグループからなる新口動物と、多くの三胚葉動物を含む旧口動物にまず分かれ、新口動物、旧口動物それぞれがさらに分岐を繰り返して、現在の多様な動物門が形成された。
ラッセル・ドリトルらの計算によると、新口動物、旧口動物の分岐はおよそ6億8000万年前で、それは化石が顕在化した5億4000万年前のカンブリア爆発よりもはるかに古い。三胚葉動物は6億8000万年前より多様化を繰り返したが、この頃の動物は体が小さく、化石として残りにくく、また発見されにくい。そして最後の数百年前より急速に大型化して、化石として残るようになった、というのがフォーティの考えかたである。すなわち、三胚葉動物の多様化は先カンブリア時代にすでに進んでいて、最後の数百万年で大型化したため、化石として顕在化したというのだ。