じじぃの「人の死にざま_1335_ヨーゼフ・ゲッベルス」

Dr.Joseph Paul Goebbels - (1897-1945) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=r9zZtASrXLM
The Power of Nazi Propaganda 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Af44Slin7lg
ヨーゼフ・ゲッベルス ウィキペディアWikipedia)より
パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(Paul Joseph Goebbels、1897年10月29日 - 1945年5月1日)は、ドイツの政治家。国家社会主義ドイツ労働者党第3代宣伝全国指導者、初代国民啓蒙・宣伝大臣。「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と称され、アドルフ・ヒトラーの政権掌握とナチス党政権下のドイツの体制維持に辣腕を発揮した。敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、直後に家族とともに自殺した。

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昭和 僕の芸能私史 永六輔/著 朝日新聞社 1999年発行
昭和9(1934)年 ゲッベルスの「宣伝省」 (一部抜粋しています)
1歳の記憶は全くないが、ドイツの「宣伝省」については書いておきたい。
なんといっても大臣がゲッベルス
宣伝、情報操作の天才といわれた男で、今日のCM界でもひそかに尊敬されているという困った存在でもある。
もちろん、同じこの年に日本にも宣伝の名人はいた。
渋谷駅前で屋台から出る餌を目当てにしていたらしい犬が、亡き主人を待ち続ける名犬として銅像になった。
美談忠犬、ハチ公。
犬ですら主人に尽くすのだと、「忠犬愛国」という言葉も残っている。
今でも恋人とを待つ若者でいっぱいなのだから大変な宣伝効果である。
この年の出来事と宣伝を重ねあわせて考えてみる。
満州国、皇帝溥儀、帝政実地。
・満鉄特急あじあ号運転開始。
・吉本興行、上方漫才の上京。
藤原歌劇団第1回公演。
・米大リーグ来日、18戦全勝。
大日本東京野球倶楽部結成。
東京宝塚劇場開場。
などなど。
このなかで国が宣伝したのは満州国あじあ号であろう。
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ヒトラーの宣伝省の前置きはこのへんにして、彼の情報活動と、それをゲッベルスがどう生かしたかを『わが闘争』からピックアップする。
・宣伝は武器である。
・宣伝は大衆に対してのみ行う。
・大衆の付和雷同性をつかむ。
・大衆の英雄崇拝を利用する。
・宣伝は重要らしくみせる。
・大衆とは女性だ。
・大衆は感情と情緒で動く。
・宣伝は繰り返すことが重要。
こうして要約してみると、広告代理店とヒトラーがあまり違いのないことがわかる。
企業の宣伝部がゲッベルスに学んでいるとの噂は本当に違いない。
ゲッベルスが強調していることに、大衆は宣伝で動かし、そして知識階級には暴力で命令するというのがある。
こうした考え方でナチスは破滅に向かってゆくのだが、この考え方の「暴力」を「大金」に置き換えると、広告代理店の論理にそのまま通用してしまうのである。

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