じじぃの「未解決ファイル_217_水素」

Cosmic inflation 'Spectacular' discovery hailed | Breaking News 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=XDZPdH_NaDs
13_宇宙論の系譜:第13章: ビッグバン宇宙論 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=fTK99thsZI8
インフレーションとビッグバン

元素周期表

地球ドラマチック 「星の誕生から死まで」 2014年4月12日 NHK Eテレ
【語り】渡辺徹 2010年アメリカ 制作
星の誕生から死まで…宇宙の神秘を大解明!
超新星の威力を再現 ▽太陽の最後の姿とは
星の一生を分かりやすく伝える。太陽など自ら光を発する天体は恒星と呼ばれ、銀河系には1千億個以上、存在すると考えられている。恒星は巨大な水素ガスの塊で、地球などの惑星と比べて温度が高く、大きいのが特徴だ。これまで謎だった恒星の、誕生から消滅までのメカニズムが近年明らかになり、星が死ぬ時の爆発によって、さまざまな元素が作り出されていることも分かってきた。NASAは2004年、スピッツァー宇宙望遠鏡で星の誕生の観測に成功した。星雲の中の一部が周囲のガスを集めながら収縮し、渦巻きを形成。その中心部がやがて熱を持ち、高温高密度の球体となって、光を放つ恒星に変化するのだ。
http://www4.nhk.or.jp/dramatic/2/
『宇宙最大の爆発天体 ガンマ線バースト 村上敏夫/著 ブルーバックス 2014年発行 (一部抜粋しています)
星の進化
星が生まれてから死ぬまでの一生を考えてみます。星やその一生(進化)にはいろいろなタイプがありますが、その違いの原因がおもに星の生まれたときの重さにあるとわかっています。一般的な星である太陽より数倍思い星の一生を例にとって説明してみましょう。このような重さの星は水素でできています。表面の温度は数万度ですが、そのエネルギーは星の中心の高温と高圧の環境を使って、水素をより重い元素であるヘリウムに変換(核融合)することで作られます。ヘリウムは水素より重いのでより星の中心に集まります。水素を短時間で核融合させたのが水爆ですから、太陽がやっていることもある程度は想像ができます。
少し年を取って中心で水素を使い尽くすと、できたヘリウムの中心でこんどはヘリウムを材料に、炭素や酸素などを核融合で合成してエネルギーを取り出して輝き続けます。年齢がさらに進むと、炭素などの中心でもっと重いネオンやマグネシウムなどに炭素を核融合で合成します。太陽のような軽い星はこの過程で終了です。
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最も遠い天体探しの意義
宇宙は真空のエネルギーを使った急激な膨張(インフレーション)で始まり、高温の爆発(ビッグバン)を経験して、最初にたくさんの素粒子を作りました。同時に暗黒物質の候補となる物質も作ったはずです。膨張により冷えはじめると水素や少量のヘリウムの原子核が作られましたが、生まれて38万年までは宇宙は電離していました。電離していたガスが電子と結合して中性子となり宇宙は「晴れ上がった」のです。電離していた原子が中性になって、自由電子がなくなって光子は自由に動けるようになり「晴れ上がった」のですが、まだまだ星は形成されていません。星がまだ生まれていないので、この時代を暗黒時代と呼びます。暗黒時代は、暗黒物質と将来登場する暗黒のエネルギーと並んで、暗黒3兄弟と呼ばれます。
この状態に変化を与えたのは大量につくられた暗黒物質です。暗黒物質は普通の物質に比べて10倍も大量に作られ、星の形成に影響が大きかったはずです。そのため、暗黒物質のわずかな密度の変動で通常の物質は暗黒物質の密度が高い場所に重力で無理矢理に集められたのです。暗黒物質の中で星が生まれ、銀河が生まれたと想像されます。暗黒物質の強い影響のもとで、ほとんど水素だけを原料に星が生まれたのです。ほとんど水素しか原料がない初期宇宙では太陽の数十倍から数百倍の重い星が(種族Ⅲの星)が主に作られました。もうお気づきだと思いますが、この重い星が進化してガンマ線バーストを起こしたと考えるのが普通です。ですから初期宇宙ではたくさんのガンマ線バーストが起きていたはずなので、ブラックホールもたくさんできたはずです。問題は、いつこの重い星が生まれたかです。重い星が生まれると強い紫外線を出しはじめます。この強い紫外線で、宇宙にただよう中性の水素が再び電離されるので、再電離の時期はかぎりなく星が生まれた時期でもあるのです。つまり、ガンマ線バーストの発生と宇宙の再電離の時期は時期はかななっていて、重要なカギなのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
村上敏夫著 『宇宙最大の爆発天体 ガンマ線バースト』を読んでいたら、星とか銀河がどういう状態で生まれたかについて書かれていた。
暗黒物質の中で星が生まれ、銀河が生まれたと想像されます。暗黒物質の強い影響のもとで、ほとんど水素だけを原料に星が生まれたのです」
宇宙は最初ある一点(インフレーション)から始まり、すぐにビッグバンが起こった。そして宇宙が始まってすぐに生まれた物質が水素だった。水素が核融合反応を起こし、星や銀河が生まれていった。
万物を創造したのは水素だった。太陽が死ぬということは、水素を使い果たした時なのだ。いつか全ての星が消える時がくるのである。
元素周期表の初めに出てくる水素。なんじは万物を創った神だったのである。