じじぃの「人の死にざま_1322_ヨーゼフ・シュンペーター」

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楽天代表:三木谷浩史】『ガラパゴス日本』脱却の必要性訴える 動画 YouTube
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The Silicon Valley Open Innovation Summit 2014

ヨーゼフ・シュンペーター ウィキペディアWikipedia)より
ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter、1883年2月8日 - 1950年1月8日)は、オーストリア・ハンガリー帝国(後のチェコモラヴィア生まれのオーストリアの経済学者である。企業者の行う不断のイノベーション(革新)が経済を変動させるという理論を構築した。また、経済成長の創案者でもある。
【資本主義・社会主義
シュンペーター社会学的アプローチによる研究でも有名である。この分野の主著『資本主義・社会主義・民主主義』は、経済が静止状態にある社会においては独創性あるエリートは官庁化した企業よりは未開拓の社会福祉や公共経済の分野に革新の機会を求めるに至る。持論のイノベーションの理論を軸にして、経済活動における新陳代謝を創造的破壊という言葉で表し、また、資本主義は、成功ゆえに巨大企業を生み出し、それが官僚的になって活力を失い、社会主義へ移行していく、という有名な理論を提示した。マーガレット・サッチャーはイギリスが、つねにこのシュンペーターの理論のとおりにならないよう警戒しながら政権運営をしていたという。

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『競争力』 三木谷浩史、三木谷良一/著 講談社 2013年発行
イノベーション (一部抜粋しています)
三木谷浩史社長(以下、浩史) 今回から毎回テーマを決めて、日本の経済はどうしてこんなに低迷を続けて来たのか日本が再生するためにどのような手を打ったらよいのか、お父さんと大いに議論してみたいと思っています。体調の方はどうですか?
三木谷良一名誉教授(以下、良一) 調子はまあまあやな。気分は割にいいです。浩史とこうやって、日本経済について議論できるのは本当にうれしいことや。楽しみにしていましたよ。
浩史 ぼくはこの半年間、アベノミクスの3つの司令塔のひとつである産業競争力会議のメンバーとして日本の成長戦略について議論してきました。そして、2013年6月に、会議として取りまとめた成長戦略を発表していますが、ぼくも会議の議論のたたき台として、自分なりの考えをまとめた「Japan Again」という提言書を出しています。会社の経営者という視点から、ぼくだったらどういう成長戦略を立てるかを記したものです。
良一 大変やったねえ。ぼくもテレビのニュースを見たり新聞の記事を読んだりして、関心を持って見てきました。
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浩史 ぼくが提案した5つのファクターのうち、最初にイノベーションについて説明したいと思います。イノベーションがどこで起こるかというと、ひとつはアカデミズム、つまり大学や研究機関です。2つ目は大企業、3つ目はベンチャー企業です。ここで重要なのは、インベンション(発明・発見)とイノベーション(技術革新)を分けることです。たとえば、アップルのiPhoneは発明というよりは、既存の技術の組み合わせじゃないですか。
良一 機器そのものに革新的な技術は使われていないけれども、アプリケーションの組み合わせやユーザーインタフェース、デザインが革新的だったわけだからね。
浩史 これはお父さんの専門なので釈迦に説法ですが、そもそもイノベーションが経済成長の主要因であるというのは、ハーバード大学教授だったシュンペーターの理論ですね。シュンペーターは、インベンションはイノベーションではないとはっきり言っています。そこをしっかりと考える必要があるのですが、日本の政治家や官僚、経営者は、インベンションとイノベーションを混同しているように見受けられます。
 20世紀を代表する経済学者であるシュンペーターは、イノベーションは新結合であるとして、新結合の5つのパターンを挙げました。それは①新しい財貨(商品)の生産、②新しい生産方法の導入、③新しい販売先の開発、④新しい仕入れ先の獲得、⑤新しい産業組織の実現の5つです。
 これらのパターンは、インターネットの出現によって、ことごとく変わってきたわけでしょう。にもかかわらず、必ず相手と会って物事を決める対面原則や、決めた内容について必ず書面を交付する書面交付原則に則(のっと)っていたら、新しいイノベーションは起こりにくい。教育にしても医療にしても、あるいはBtoB(企業間取引)にしても、新しいものを複合的に結び付けることで新しいサービスが生れるわけですけれども、それがなかなか起こりにくくなっているのがひとつの問題です。
 もうひとつは、日本の技術や政策がグローバルスタンダード(世界標準)になれないということです。それは、日本国内だけでやっているからです。
 たとえば、サムスンはグローバルスタンダードになるしくみづくりをしています。その1例として、毎年何百年という社員を得界の何十ヵ国に送っていることが挙げられます。社内に「地域専門家制度」というのがあって、「とりあえず、行って来い」という乗りで、1年間社員は外国に滞在します。そこで学校に通ってもいいし、調査をしてもいいし、極端に言えば何もしなくてもいいのです。そうして、サムスンは世界化戦略を展開しているわけです。
 ちなみに、あくまで韓国人主体でやろうとしているサムスン楽天では、アプローチが全く違います。楽天は日本人主体でやろうとしていません。極端な話、経営陣が全員、外国人であっても構わないのです。
 次に、イノベーションがどうやって起こってくるかというと、新しいソリューション(業務上の課題を解決するための策)を提供できる環境を作っていくことです。つまり、規制を撤廃し、今までできなかったことができる環境を作る。そうすれば、新しいマーケットが創造され、新しい技術が出てきて、新しいイノベーションが起こるというのが、基本的なパターンだろうと思います。だから、規制をどうやって撤廃するかがもっとも重要なのです。
 たとえば、ITを使った遠隔教育にしても、今は非対面の教育が正式な単位として認められていません。自由診療を規制する混合診療の問題もそうですが、規制がイノベーションを阻害しているという側面がきわめて大きいということです。
 それから、イノベーションを生み出すベンチャー企業をどうやって増やすかも重要な課題です。ベンチャー企業は、投資家へのアカウンタビリティ(説明責任)の観点からも、スピードの面からもうまく行かなければ廃業に追い込まれるわけで、当然、大企業と違って必死なわけです。
良一 ベンチャーの語源はアドベンチャー(冒険)だね。
浩史 そう。冒険が必要なわけです。それから、イノベーションを起こすには、外国人をどんどん日本に入れる必要がある。楽天が急成長しているのは、外国人技術者を採用しているからです。

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