じじぃの「シェールガス・GE、シーメンス、三菱重工・コンプレッサ戦争・シェール革命の衝撃」

Arthur Berman - Learning from US Shale Gas Experience 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1386Jt17myY
池上彰のエネルギーを考えるSP - 11.09.18 動画 Youku
http://v.youku.com/v_show/id_XMzA1NjU0NTUy.html
World Shale Gas Resources

20世紀初頭のテキサス大油田

なぜシェールガスはカベにぶつかっているのか 2014年01月24日 東洋経済オンライン
大阪ガスは、米国で初めて認可された日本へのシェールガス輸出プロジェクトに参画や鉱区開発への直接投資を行うなど中心的な役割を演じてきた。今後も鉱区を閉鎖せずに生産・販売を続ける意向だが、当初期待していた量を確保できず、この先、開発リスク懸念が高まるだろう。
苦境に陥っているのは日本企業ばかりではない。2013年10月には、ロイヤル・ダッチ・シェルが240億ドルを投じた米国のシェールガス事業が失敗に終わったとの観測が高まっている。英ブリティッシュ・ペトロリアムもすでに21億ドルの評価損を計上しており、「不良鉱区」をつかまされた海外のオイルメジャーの間ではシェールガス・ブームは一気に冷え込んでいる。
http://toyokeizai.net/articles/-/28835
米国テキサス州にコンプレッサの生産・サービス拠点を設立 2013年10月30日 三菱重工
三菱重工グループ三菱重工コンプレッサ株式会社(MCO、社長:大崎 裕章、本社:広島市西区)は、米国テキサス州ヒューストン地区(Pearland市)にコンプレッサの生産・サービス拠点「MHI Compressor Manufacturing, LLC」を年内に設立します。
シェール革命を背景に同国では石油化学プラントの新設案件が相次いでおり、1980年代以前に建設されたプラントの更新需要も多く期待できるため、生産から長期保守、緊急修繕、現地工事までを“ワンストップサービス”で提供するのが狙いです。稼働開始は2014年秋の予定です。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1310305437.html
ろーかる直送便 「シェール革命の衝撃〜ものづくりニッポン 問われる戦略〜」 2014年3月7日 NHK
アメリカを再び大エネルギー生産国に押し上げた地下深くの天然ガスシェールガス
その衝撃は、単なるエネルギー革命にとどまらず、アメリカの製造業が復活する原動力になっていることが、今回の取材で明らかになった。歴史的な転換点を迎える中、問われるのが「ニッポンものづくり」。どう戦略を見直し、動き出せるか。広島市に本社を置く三菱重工コンプレッサへの密着取材で、ニッポン、そして広島が何をすべきか見つめていく。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20140307-21-21469
おはよう日本 特集「シェールガスに沸く 米市場をめざせ」 2013年11月13日 NHK
【司会】鈴木奈穂子阿部渉
●“シェール革命” 日本企業の戦略は
テキサス州、ヒューストン。
商談のため訪れた、三菱重工のグループ会社の社長、大崎裕章さんです。
シェール革命により、世界各地から投資が集まり、街の姿は急激に変わりました。
三菱重工コンプレッサ 大崎裕章社長、「ビルの数は増えましたね。プラントが増えて、変わっています。この橋もなかったですしね」
パイプラインを通して、各地からシェールガスが集まるヒューストン。
オイルメジャーや化学メーカーが相次いで参入し、大規模な工場や、プラントの建設ラッシュが続いています。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/11/1113.html
3月7日 NHK ろーかる直送便 「シェール革命の衝撃〜ものづくりニッポン 問われる戦略〜」より
広大な大平原に次々と工場が建設されている映像が出てきた。
世界各地から企業がヒューストンに進出する動きは止まるところをしらない。海沿いの湿地帯は工業地帯に姿を変えた。
エチレンなどを生産するガスプラントが次々と建設されている。今後5年間で世界中で作られるエチレンプラントのほぼ半分がアメリカに集中するとみられている。
旺盛なガスの需要に応えるため、シェールガスの増産にも拍車がかかっている。掘削現場のそばにはパイプライン用の資材がうず高く積まれている。郊外の大平原ではシェールガスを掘り出すヤグラが次々と建てられている。その数は3年で15倍に増えた。
100年前、アメリカを世界一の経済大国に押し上げたあの風景が甦ったのだ。
テキサスの油井戸から、すごい勢いで噴出している石油の映像が出てきた。
20世紀初頭、テキサス大油田の開発で世界一の産油国になったアメリカ。
ガソリンで走る自動車を大量生産。世界の工場として発展を遂げ、経済大国の豊かさを謳歌した。しかし、テキサス大油田の生産がピークを過ぎると、石油生産の主役の座はサウジアラビアなど中東諸国に移っていった。
その中東諸国の安い原油を武器に躍り出たのが日本だった。現在では製造業の中心が日本から中国に移っている。
凋落したアメリカの製造業。そこに救世主として現れたのがシェールガスだ。
ガスが眠るのは従来採掘されていた地層からさらに1000メートル以上深くにあるシェール層と呼ばれる地層。採掘技術の進歩で取り出せるようになった。
アメリカエネルギー情報局によると、全米で採掘可能なシェールガスの埋蔵量は24兆立方メートル。サウジアラビア天然ガスの埋蔵量に匹敵する。
シェール革命と呼ばれるその衝撃はどれほどのものなのか。
オイルメジャー元幹部 ピーター・ラスムッセン氏、
「石油やガスは周期的サイクルを描くビジネスです。生産量が増えると下がる。コストが上がり下がる。ブームが来て終わる。でも、シェールガスは20年後でもブームが終わる兆しがみえません。2030年でも好調なビジネスであり続けるでしょう。もう40年近くこの業界にいますが、こんな現象は初めてです」
じじぃの感想
シェールガスに高い圧力を加え、エチレンを生産する。エチレンの品質を安定したものにできるかどうかは、コンプレッサの性能にかかっているのだそうだ。
このシェールガス用コンプレッサを巡って、GE、シーメンス三菱重工の三つ巴の熾烈な戦争が始まっている。
この戦争に勝つのはアメリカか、日本か、一体、どいつか?