じじぃの「人の生きざま_378_ニキータ・ミハルコフ」

ニキータ・ミハルコフ - あのひと検索 SPYSEE
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EXTRAIT "LES YEUX NOIRS" 動画 YouTube
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黒い瞳  ポール・モーリア Les yeux noirs Dark eyes Paul Mauriat 動画 YouTube
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ニーキタ・ミハイルコフとチェーホフ〜映画「黒い瞳 野鳥に食われる本の虫の読書日記
この映画は、チェーホフの短編「子犬を連れた奥さん」の映画化のようだ。監督は「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」(原作:プラトーノフ)で30年前くらいにチェーホフ文学を映像化したご存知ミハイルコフ監督。黒澤明を心から尊敬しているという。
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ニキータ・ミハルコフ ウィキペディアWikipedia)より
ニキータ・セルゲーヴィチ・ミハルコフ(Nikita Sergeyevich Mikhalkov、1945年 - )はロシア・モスクワ出身の映画監督・脚本家・俳優である。
1968年にはじめての短編映画を監督。1976年の『愛の奴隷』はアメリカでも上映されて高い評価を得た。
また、黒澤明ソ連で『デルス・ウザーラ』を監督した際にも、支援を行った。
2008年、第21回東京国際映画祭で、チェン・カイコーとともに黒澤明賞を受賞している。
【受賞歴】
・1987年『黒い瞳カンヌ国際映画祭主演男優賞(マルチェロ・マストロヤンニ
・1991年『ウルガヴェネツィア国際映画祭金獅子賞
・1994年『太陽に灼かれてカンヌ国際映画祭最高賞グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞

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『ル・パスタン』 池波正太郎/著 文藝春秋 1989年発行
黒い瞳 (一部抜粋しています)
定期航路の汽船のウエーターをしている初老の男が、これまでの自分の人生をかえりみて、
「私は、すべてを手に入れたとおもったが。実は何も得てはいなかった。自分が思い出すのは3つだけだ。ママが歌う子守歌と、初夜のときの妻の顔。そして、ロシアの霧だけだ」
と、つぶやくイタリア人の、この男ロマーノの顔は泪(なみだ)で濡れている。
ロマーノは湯治場で出会ったロシア女に一目惚れをし、、恋仲となる。ローマでも有名な銀行家だった妻の実家で、怠惰な毎日を送っていたロマーノは、帰国した女アンナを追い、革命前のロシアへわたる。
革命前のロシアは、こんなだったかと、おもわず嘆息を洩らしたほど、ロシアの風物が、たっぷりと描かれる。
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近く封切られる「ラストエンペラー」は、イタリアの監督ベルナルド・ベルトルッチの請(こ)いをいれ現中国が協力し、すばらしい映画をつくらせたが、この「黒い瞳」は、ソ連の監督ニキータ・ミハルコフがイタリアにおもむいて、チェホフの原作をもとにつくりあげたものだ。時代は大きく変りつつある。
マルチェロ・マストロヤンニという大物俳優、イタリアでのロケーション、フランシス・レイの音楽など、映画をエレガントにするための素材を得て、イタリアへ乗り込んだミハルコフ監督のよろこびがスクリーンにあふれているようなおもいがする。そして、イタリア人がつくったイタリア映画とは一味ちがう趣きがスクリーンから立ちのぼってくる。
ロマーノが語り合っていた老ロシア人の客がデッキに出て、若い妻に声をかける。立ちあがって顔を見せる女こそ、アンナだ。
この映画にはまぎれもなく、男のほろ苦い人生がある。アンナのストップ・モーションで終わる、その苦味は、地中海の上をすべって行く船の上でのむビールのように、こたえられない。

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