じじぃの「がん(ガン)のことをいろいろ考える・その4!がん患者力」



医薬品貿易赤字 画像 Google 検索
https://www.google.co.jp/search?espv=210&es_sm=93&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=pv8XU8OvCs3gkgWo0oGABw&ved=0CCcQsAQ&biw=912&bih=592&q=%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81%E8%B2%BF%E6%98%93%E8%B5%A4%E5%AD%97%20%E7%94%BB%E5%83%8F
『がん患者力』 「がんプロジェクト」 NHK取材班/著 主婦と生活社 2013年発行
日本のがん医療−病院格差、専門医不在、ドラックラグ、就労差別等、患者が知っておくべき現実をレポート。
http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-14292-1
つなごう医療 中日メディカルサイト | ペプチドワクチン開発 中村祐輔教授に聞く(下) 日本のがん医療 2013年3月5日 中日新聞
「臨床研究や治験に関する情報が一元的に管理されておらず、患者に必要な情報が届かない。そういう意味では、明らかに医療の発展途上国だ」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130306140436121
2012年4月13日、NHK情報LIVE ただイマ!』特集「がんワクチン 治療最前線」より
【キャスター】原田泰造伊東敏恵 【空中タイムキーパー】仲間リサ 【ゲスト】富司純子中田敦彦オリエンタルラジオ) 【リポーター】黒田信哉  【コメンテーター】鎌田浩毅(京都大学人間環境学研究科教授)、神里達博大阪大学CSCD特任准教)
「医薬品貿易赤字」というタイトルのグラフが出てきた。グラフの線が急上昇している。
伊東さん、「ちょっとこのグラフを見てください。医薬品に限ってみると赤字が急上昇しています。日本はせっかく技術や底力があるのに、どんどん外国から薬を買っているんです。今の金額が1兆3600億円。これは日本の貿易赤字の半分にも上っているそうです」
原田さん、「貿易赤字の半分が医薬品なんだ!」
鎌田さん、「iPS細胞研究の山中教授はノーベル賞の一番近いところにいるわけだが、とにかく日本が勝てる分野で勝つ。できれば、みんな日本で実用化までもっていければいいんだけれども。10、20年の長い目で見て強い分野、日本は基礎研究で、実用化は海外でも早く薬が出来て、患者さんが使えればいいと思う」
中田さん、「ええっ。 でも患者さんの中には、明日でもいいから、という思いがありますよね」
神里さん、「がんワクチンの場合は人種でも効き方が違ったりする。日本人のワクチンを作るためには日本で研究しないといけないということがある。日本では安全を検査する人たちが少ない。これがドラックラグと言って、海外より遅くなる。日本だと検査する人が200人、アメリカだと2200人、フランスなんか人口6000万人で900人いる。ドイツも1100人いる。桁違いに多い。そこにはやっぱり、税金でサポートしないと遅れてしまう」
中田さん、「海外で実用化されても、日本での承認は結局遅れてしまうわけですね」
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『がん患者力』 「がんプロジェクト」 NHK取材班/著 主婦と生活社 2013年発行
臨床試験」に命を託する患者たち 治療の手立てを失った先にある「希望」 (一部抜粋しています)
治療の手立てがなくなった患者にとって生きる”希望”となる臨床試験。日本の場合、そもそも臨床試験の数がアメリカやヨーロッパの先進国に比べて極めて少ない。現在、日本で行われている臨床試験については、大学病院が中心になって作っているインターネットのウェブサイド「UMIN」で、確認できる(http://www.umin.ac.jp/)。医療者用に作られたものなので、極めて読みにくいが、このページで、自分のがんの種類、部位などのデータを入力して検索すれば、どこでどんな臨床試験が行われているのかわかるようになっている。ここで掲載されているがんの新薬の臨床試験と、他の先進国で行われている臨床試験の数を比べてみた。アメリカとは、10倍以上の開きがあった。日本よりも人口が少ないイギリスやドイツよりも少なかった。
新薬の開発に欠かせない臨床試験が少ないことは、そのまま日本発の新薬が開発されていないことにつながっている。
中村祐輔(元東京大学医科学研究所教授・現シカゴ大学医学部教授)さんが拠点を移したシカゴ大学では、がんだけで、常に300種類以上の臨床試験が行われている。私たちは、シカゴ大学病院の臨床試験の様子を取材することにした。まず大学病院に、臨床試験専門のフロアがあることに驚かされる。ガラス張りでふんだんに外光が入り、とても明るい。ソファはホテルのロビーさながらで、患者がリラックスできるよう配慮が行き届いている。フロアには臨床試験だけを専門にする看護師など、スタッフも揃っている。被験者用の診察室がいくつも並び、がんの新薬の臨床試験を希望する患者が連日訪れる。私たちが取材のためお昼に訪問したときも、待合室には20人ほどの患者が待っていた。患者は、自分の順番が来ると診察室に入り、体調の変化を問う看護師の質問に笑顔で答えながら、緊張した様子もなく、臨床試験の薬の投与を受けていた。

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どうでもいい、じじぃの日記。
NHK取材班著 『がん患者力』という本を読んでいたら、「『臨床試験』に命を託する患者たち」という章があった。
2012年4月13日、NHK情報LIVE ただイマ!』で 特集「がんワクチン 治療最前線」を観た。その時放映された、がんの新薬の臨床試験のことが書かれていた。
「がんの新薬の臨床試験と、他の先進国で行われている臨床試験の数を比べてみた。アメリカとは、10倍以上の開きがあった。日本よりも人口が少ないイギリスやドイツよりも少なかった」
テレビで観たときも感じたことだが、なんとかならないものだろうか。