じじぃの「国際リニアコライダー(ILC)計画・建設及び運営に必要な予算は?TVシンポジウム」

ILC広報担当者、北上山地の建設候補地などを視察(岩手14/02/03) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3Ua2kuXAIGc
International Linear Collider (ILC) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=G3mE-AZYaWM

International Linear Collider publishes its Technical Design Report

the international linear collider
the ILC would allow us to home in with exquisite precision on the new landscape that the LHC will reveal. It will expand on the discoveries made by the LHC and investigate new laws of nature. Apart from its spinless property, the Higgs boson’s coupling strength to other particles is its second unique feature, which is ultimately responsible for generating these particles’ masses. Measuring the strength with which the Higgs boson interacts with particles having different masses will investigate whether the predicted relative strengths are correct.
http://www.linearcollider.org/from-design-to-reality/
8300億円:国際リニアコライダー(ILC)の建設費 2013年8月29日 THE IHATOV TRIBUNE
先週23日、研究者側(ILC戦略会議)でのILC候補地が「北上山地」で一本化されたことが正式に発表されました。しかし、政府の諮問機関である日本学術会議からは「慎重な意見」が出ており、実際に誘致が実現するかどうかはまだ予断の許されない状況です。
http://ihatovtribune.com/2013/08/29/cost-of-construction-for-ilc/
ロシアはソチ五輪に5兆円を掛けているそうですが施設もショボかったです。どの辺に5兆円も使っているのでしょう? 2014-01-08 OKWave
回答
交通インフラに約2兆円らしいです。で2兆円くらいが使途不明金だとか?
http://okwave.jp/qa/q8420265.html
止まらない八ッ場、止まらないニッポン 2013年6月15日 ビデオニュース・ドットコム
本来必要のないところに堤高131メートル、幅336メートルのコンクリートの壁がそびえ立ち、自然や遺跡など文化遺産も豊かな吾妻渓谷がダム湖の底に沈む時、総額で5000億円超の税金が浪費され、とてつもない生態系の破壊が起きる。しかし、それがわかっていても、八ッ場ダムの工事は今また再開されようとしている。
http://www.videonews.com/on-demand/631640/002817.php
2013年2月6日、NHKクローズアップ現代』「ヒッグス粒子を超えろ 〜日本の巨大加速器計画〜」より
スイスにあるCERNで、ヒッグス粒子発見で喜ぶ研究者たちの映像が出てきた。
日本で超巨大プロジェクトが動き始めました。
「ILC」 国際リニアコライダー(International Linear Collider)計画
長さ30キロの巨大実験装置を作るプロジェクトです。建設費は8000億円。
宇宙の始まり ビッグバンを再現し、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子を見つけるのが目的です。この装置があれば宇宙誕生の謎に迫れるといいます。
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多くの外国人がいる中で、黒板に何かを描き説明している村山斉さんの映像が出てきた。
すべての物質の大もととなる小さな小さな粒。素粒子を見つけること。東京大学にある数物連携宇宙研究機構でリーダーを務める村山斉さん。村山さんを始めとする物理学者たちは、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子、いわばポストヒッグス粒子について考え始めています。
村山、「ヒッグス粒子の家族、親戚がたくさんいるはずなんです。ですからその新しいファミリーの最初の一人を見つけたんだ。ここからいわばイモづる式に次のものが出てくるんじゃないかと」
素粒子についてさまざまな仮説があるなかで、有力とされている理論があります。これまで見つかっている素粒子ヒッグス粒子を含めれば17個。これらの素粒子にはまるで鏡に写したかのように、それぞれパートナーとなる素粒子が存在すると考えられているのです。
村山、「いろんな素粒子が見つかってきたわけですけど、ある意味で影の粒子。もう一つ、影武者のようなものが一方にある」
それらを見つけるために欠かせない実験装置。それが巨大加速器です。
ヒッグス粒子を見つけた加速器はスイスのジュネーブ郊外にある研究所、欧州原子核研究機構(CERN)にあります。
CERNの地下にある加速器は世界最大。山手線一周に近い27キロの円形です。この中で粒子を加速し、ぶつけることで未知の素粒子を見つけ出します。
しかし、このCERN加速器には実は限界があるといいます。まず、ぶつける陽子がより小さな素粒子の集まりであることです。
村山、「陽子というのは、いわば大福もちのようなもので、これをぶつけるわけです。大福もちは中にアズキが入っていて、アンコに入っている。ところがバンとぶつけると、ぶちゃぶちゃとアンコが出る。しかし、本当に見たいのは、この大福もちのアズキ同士がコツンとぶつかって出てくるのを見たいのだけれども、周りにアンコがびしゃびしゃと。しかも大福もちをぶっつっけてもアズキ同士がぶつかることはめったにない」
そしてもうひとつの課題が、加速器の円形です。粒子が曲がるとき、光を放ち、エネルギーを失うという性質があります。CERNではいわば粒子にブレーキをかけながら、加速しているようなものなのです。
こうした課題を克服するために考えられたのが「ILC」なのです。

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TVシンポジウム 「宇宙の謎に迫れるか! 国際リニアコライダー計画」 2014年2月22日 NHK Eテレ
【司会】池上彰 【パネリスト】村山斉(東京大学 数物連携宇宙研究機構機構長)、山崎直子(宇宙飛行士)、内永ゆか子(J-WIN理事長)、リン・エバンス(LCC ディレクター)、マイク・ハリソン(米国・ブルックヘブン国立研究所教授)
未知の素粒子を見つけて宇宙の謎に迫ろうという究極の素粒子物理学の巨大実験・国際リニアコライダー(ILC)計画が進んでいる。
その建設最有力候補地が日本といわれている。ILCができれば、そこが世界最先端の研究拠点になるだけでなく、関連産業が集積し、世界的なグローバル都市に育つことなど、地域への多大な波及効果も期待されている。ILC計画は日本に何をもたらすのか、新たな日本の「科学技術立国」の道を探る。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20140222-33-14217
どうでもいい、じじぃの日記。
2/22、NHK Eテレ 『TVシンポジウム』で「宇宙の謎に迫れるか! 国際リニアコライダー計画」を観た。
こんなことを言っていた。
【建設及び運営に必要な予算は?】
池上、「加速器の開発はさまざまな分野で役に立っているということです。たとえば、医薬の分野では新薬の開発に役に立っている。インフルエンザの治療薬も加速器の技術を使ってタンパク質の構造を分析して作ったということです。それ以外にも新素材、燃料電池などさまざまな分野に役立つことが期待されています」
内永、「このILCは実装化していろんな形に本当に精度を上げてやったことによって、こういった横展開したビジネスに広げていく可能性が大きい」
池上、「CERNでは基礎技術がいろいろ出てきたと思うが、どんなものが生れていますか?」
ハリソン、「WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)はCERNで生まれた。インターネットのウェブブラザーを利用していると思う。WWWは元々CERNの研究者たちがお互いに情報をやり取りするために開発された」
池上、「ILCでも次々と新しい技術が生まれるかもしれない」
エバンス、「革新的な技術は限界に挑戦するときに生まれます。イギリスのサッチャー首相の有名な言葉があります。もっとも重要な進歩は応用分野の開発からではなく、基礎研究から生まれる、と言っています」
池上、「基礎研究を進めることが発展に役立つということです。でも基礎研究といえばお金がかかります。たとえば今回のILCの場合、建設費用だけで8300億円かかると言われています。それを受け入れる国は通常半分は負担するといわれています。ということは日本の場合ざっと4000億円、場合によっては5000億円を負担するすることになる。日本学術会議ではもう少し2、3年じっくり考えたら、と提言しています。日本のお金というのは限られているわけで、いろんなところに使われなければいけないお金の大半がILCに注ぎ込まれてしまい、他のことが出来なくなるという懸念からだと思うのですが」
村山、「そういう懸念はちゃんと解消しなければいけない。私も研究者ですからILCが日本に出来てほしいと思うが、そのため他の分野が圧迫されりしたら大変です。ホスト国が半分というのであと半分よその国が出してくれるという見込みがなかったら踏み切れない。だから他の国ときちんと話し合いをして、お金や人材、技術を提供してくれるか、その枠組みを作ってからでないと出発できない。すぐ日本でというわけにはいかない」
エバンス、「こういった大掛かりのプロジェクトでは力を合わせて国際的に協力することが必要です。日本はCERN加速器を始め、国際的なプロジェクトに寛大な支援をたくさん行ってきました。今回は日本が逆に海外から協力してもらう番です。もちろん、半分程度、先行投資は日本がやらなければいけないが、ILCの開発が始まると海外からたくさんの科学者がやってくるすばらしい機会になります」
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じじぃの感想
国際リニアコライダー(ILC)の建設費の費用が8300億円。なんだかんだで1兆円ぐらいかかるのか。
ロシアはソチ五輪に5兆円をかけたそうだ。
日本でも、八ッ場ダムに5000億円かけたんだよな。