じじぃの「ヒッグス粒子を超えろ・反物質・反粒子・ILC・日本の巨大加速器計画!クローズ」

Building the next collider - by Nature Video 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=qB_-JMruOZY
International Linear Collider (ILC) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=G3mE-AZYaWM
International Linear Collider Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&gs_l=hp....0.0.0.31...........0.&sa=X&oi=image_result_group&ei=nkYTUYjyDsunkQWIuIDYBg&ved=0CDEQsAQ&q=International%20Linear%20Collider&tbm=isch
ILC PROJECT[国際リニアコライダー計画]
http://aaa-sentan.org/ILC/
Kavli IPMU semi-official blog
http://ipmu.exblog.jp/
時論公論 「宇宙の謎 解明の切り札 ”加速器”建設の是非」 (追加) 2013年8月24日 NHK
【解説委員】中村幸司
宇宙誕生の謎を解明するために必要とされる加速器。その加速器の建設を国際協力で進めようという計画があり、日本に建設が誘致された場合の建設地が東北の北上山地にすることが発表された。そこで今日はこの研究の意味、日本に建設する是非について考える。この実験装置は国際リニアコライダーと呼ばれ、全長30km、建設に10年、費用は8300億円となり、2028年の運用開始を目指している。日本の建設予定地は岩手県北上山地、現在では各国研究者は日本での建設を支持している。
日本に誘致する意義は、運営費を超える経済効果があるとの試算、新たな技術開発、日本での国際プロジェクトというものがある。一方、誘致を国から諮問された日本学術会議は、学術的意義はあるが誘致を決めるのは時期尚早としている。今後は国民的理解を得ることが必要、建設候補地は北上山地に一本化され宇宙の謎解明の研究は日本の判断にかかっている。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/
国際リニアコライダー ウィキペディアWikipedia)より
国際リニアコライダー(International Linear Collider、略称ILC)とは、超高エネルギーの電子・陽電子の衝突実験をおこなうため、現在、国際協力によって設計開発が推進されている将来加速器計画。日本では、1990年代はじめより、高エネルギー加速器研究機構を中心として、初期に"Japan Linear Collider"と呼ばれ、アジア各国物理学者の参加を得て"Global Linear Collider"へと名称変更され開発が進められてきた構想があった。同時期より、ヨーロッパ (DESY, CERN)、北米 (SLAC) でも類似の計画が構想され、開発に従事する研究者間で、隔年の研究ワークショップが開催されてきた。国際リニアコライダーは、2004年8月に" 国際技術勧告委員会(ITRP)" が加速器の基本技術を一本化する勧告を行ったのを受け、これらの構想が世界で一つの計画、"International Linear Collider" (ILC) に統合されたものである。
【今後】
・日本:高エネルギー加速器研究機構(通称:KEK)を中心として、加速器本体の開発研究が行われている。また、各地の大学で測定器の開発が進められている。
・ヨーロッパ:CERNを初め、DESYおよび各地の大学で、測定器や加速器本体の開発研究が進められている。
・北米:フェルミ国立加速器研究センターをはじめ、スタンフォード線形加速器研究センター (SLAC) 、トマス・ジェファーソン研究所(Jefferson Lab)、コーネル大学等で開発研究が進められている。
反物質 ウィキペディアWikipedia)より
反物質(英: antimatter)は、質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。例えば、電子はマイナスの電荷を持つが、反電子(陽電子)はプラスの電荷を持つ。中性子反中性子電荷を持たないが、中性子クォーク反中性子は反クォークから構成されている。
【性質】
反物質は自然界には殆ど存在しないので、人工的に作らねば得ることが難しい。非常に高いエネルギーを持つ粒子どうしを衝突させると、多くの粒子が新たに生成されることは既に知られているが、これは、粒子が衝突前に持っていたエネルギーがそれに相当する質量に変わるためである。物質と反物質の衝突とは逆の事が起きていることになるので、それによって生成される粒子の中に反粒子が実際に含まれている。そのため現在では、人工的に高エネルギーの粒子を、粒子加速器という非常に巨大な装置を使って作り出し、それらを衝突させて反粒子を作りだし捕獲することで反粒子を得ている。

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クローズアップ現代 「ヒッグス粒子を超えろ 〜日本の巨大加速器計画〜」 2013年2月6日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター准教授)
いま日本で”ヒッグス粒子に続け”と未知の素粒子を探すための国際共同実験施設を誘致する動きが広がっている。ILC(国際リニアコライダー)と呼ばれるこの施設の特徴は、全長30㎞に及ぶ直線状の巨大加速器。精度良く実験でき、物理学の新たな扉を開くとともに宇宙の謎の解明にもつながると見込まれている。先日、日米欧の国際的な研究チームが詳細な設計を発表、総工費8000億円、経済効果は4兆円を超えるという。建設地には世界中から研究者が集い、新たな知の拠点となる国際都市が誕生。さらに、施設や装置の開発では日本の最先端の技術力を発揮でき、産業振興の起爆剤になると期待されている。日本が新たな「科学技術立国」を目指す契機になるのか、ILC計画の全容と、誘致活動の現状に迫る。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3306.html
どうでもいい、じじぃの日記。
2/6、NHKクローズアップ現代』で「ヒッグス粒子を超えろ 〜日本の巨大加速器計画〜」を観た。
こんなことを言っていた。
スイスにあるCERNで、ヒッグス粒子発見で喜ぶ研究者たちの映像が出てきた。
日本で超巨大プロジェクトが動き始めました。
「ILC」 国際リニアコライダー(International Linear Collider)計画
長さ30キロの巨大実験装置を作るプロジェクトです。建設費は8000億円。
宇宙の始まり ビッグバンを再現し、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子を見つけるのが目的です。この装置があれば宇宙誕生の謎に迫れるといいます。
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多くの外国人がいる中で、黒板に何かを描き説明している村山斉さんの映像が出てきた。
すべての物質の大もととなる小さな小さな粒。素粒子を見つけること。東京大学にある数物連携宇宙研究機構でリーダーを務める村山斉さん。村山さんを始めとする物理学者たちは、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子、いわばポストヒッグス粒子について考え始めています。
村山、「ヒッグス粒子の家族、親戚がたくさんいるはずなんです。ですからその新しいファミリーの最初の一人を見つけたんだ。ここからいわばイモづる式に次のものが出てくるんじゃないかと」
素粒子についてさまざまな仮説があるなかで、有力とされている理論があります。これまで見つかっている素粒子ヒッグス粒子を含めれば17個。これらの素粒子にはまるで鏡に写したかのように、それぞれパートナーとなる素粒子が存在すると考えられているのです。
村山、「いろんな素粒子が見つかってきたわけですけど、ある意味で影の粒子。もう一つ、影武者のようなものが一方にある」
それらを見つけるために欠かせない実験装置。それが巨大加速器です。
ヒッグス粒子を見つけた加速器はスイスのジュネーブ郊外にある研究所、欧州原子核研究機構(CERN)にあります。
CERNの地下にある加速器は世界最大。山手線一周に近い27キロの円形です。この中で粒子を加速し、ぶつけることで未知の素粒子を見つけ出します。
しかし、このCERN加速器には実は限界があるといいます。まず、ぶつける陽子がより小さな素粒子の集まりであることです。
村山、「陽子というのは、いわば大福もちのようなもので、これをぶつけるわけです。大福もちは中にアズキが入っていて、アンコに入っている。ところがバンとぶつけると、ぶちゃぶちゃとアンコが出る。しかし、本当に見たいのは、この大福もちのアズキ同士がコツンとぶつかって出てくるのを見たいのだけれども、周りにアンコがびしゃびしゃと。しかも大福もちをぶっつっけてもアズキ同士がぶつかることはめったにない」
そしてもうひとつの課題が、加速器の円形です。粒子が曲がるとき、光を放ち、エネルギーを失うという性質があります。CERNではいわば粒子にブレーキをかけながら、加速しているようなものなのです。
こうした課題を克服するために考えられたのが「ILC」なのです。
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じじぃの感想
ILCの建設地として、世界各地で4、5ヵ所候補地が挙げられたなかに日本からの振山系(佐賀、福岡)と北上山地(岩手)2ヵ所が有力候補地に挙がっているのだそうだ。
「宇宙の始まり ビッグバンを再現し、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子を見つけるのが目的です」
すごいなあ。ビッグバンの再現だと。
もう少し、長く生きていたいなあ。 (^^;;